村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

茶カブキ之式・千古千今截断舌頭始可知真味

2010-06-27 23:58:10 | 村雨庵 稽古 
六月の月々会
今日は茶カブキ之式をする
一回行う事を一席というとある

無学宗衍ムガクソウエンの偈頌にあるは
千古千今截断舌頭始可知真味
いにしえに
いまに
ぜっとうをせつだんして
はじめてしんみをしるべし

日常、甘い、熱い、冷たいと舌先の味覚で判断しているが
これは仮の判断である
真実の味は舌頭を截断したところにあるのだぞ
ということか

二種の試み茶に本茶は三種
本茶の順番を当てるわけだ
点前はかつどので
濃茶を四人分づつ四服練る
主菓子はひとつなのに四服では
飲む方も大変だ
真剣な時間が過ぎ
結果は飛び姫ひとりだけが当たった
当たると誠に気分が良い
見事 飛び姫



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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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羨ましい・・・ (通りすがり)
2010-06-28 14:27:58
茶カブキ之式など普通お稽古ではやってくれません。羨ましい・・・。当てるとやっぱりかっこいいなあなんて思っちゃいます。ミーハーですかね。
それにしても七事式はすべてやるんでしょうか?生徒さんがいないとできないものもありますから大変ですね。
花はガクアジサイですね。雨に濡れると一段と風情が・・・。それでは



そうなんです (村雨庵)
2010-06-28 23:46:31
お稽古は水曜日と木曜日
それぞれ昼と夜とで違うお弟子さんが見えるので
時間帯によっては五人揃わない事があります
花月のお稽古も、お茶事もお茶会も
条件が揃ってからしようなどと思うと
結局いつまでたってもできません
人数が足りなくとも部屋が整わずとも
決めたら体調さえ良ければ何でもします
つまり
決める事が大事なのだと
私は思っています 
決めると私はいつも自分にも無理するし
生徒にも強引なので反省してます
でも人生は短い、茶の湯は広く深い・・・

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