村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

高麗茶碗 絵高麗

2010-06-11 23:26:34 | 茶道具、古美術、骨董
新宿の茶道具屋の青松園へ

売り出しなので
モリーナさんと二人で行く

待ち合わせが12時少し前 
新宿に着いたらすぐ食事だと勝手に思っていたら
モリーナさん何と一日二食だそうだ
残念だが昼抜きを覚悟せねば
「でも朝が少しなのでご一緒してもよいですよ」と
優しくおっしゃては下さり少し安心
しかし着いたらすぐ昼食
は無理のようだ
展示会場へは車で送ってもらい
あれこれと見る
モリーナさんも買い物する
何となくお腹がすいた
途中でお薄を一服頂いたが・・・
もう四時になっている
どうりで お腹がすいたはずだ

小田急の地下でイタリアンのランチを食べる
ここは何と5時までランチがある
鶏のひき肉と筍のトマトソースのスパゲッティに
パンが一切れ
これにスープとサラダが付く 
ランチで880円か980円 
コーヒーを付けたら1,080円 
買い物も済んだし
お腹も満足

私めは 必ずもう一食は間違いなく食べる
が・・・
モリーナさんは今日の食事は終わりでしょう
この差は
二人の体型に如実に表れて・・・

今日モリーナさんが買ったものの中に絵高麗茶碗の写しがあった

絵高麗茶碗は
高麗とあるが中国の茶碗だ
中国明時代の 磁州窯の茶碗
灰色の土に白泥で化粧して
鉄釉で模様を描き
透明釉を掛ける
梅鉢の文様がよくある

中国製なのに高麗とは面白い
唐津なのに奥高麗とかもある
陶器の名称はその真実を言っているのではないから
ひとつ一つ覚えねば

茶の湯の茶碗は
桃山時代には
唐物の天目や青磁に代わり
高麗ものが主役になる

古雲鶴、三島、刷毛目、粉引、堅手、井戸は見立
魚屋、伊羅保、御所丸、蕎麦などは注文したもの
御本茶碗は
正保元年1644享保二年1717に倭館で焼いた
寛永年間には遠州の綺麗さびの世界が広がる
半使、金海、呉器、
ほかのは御本、玄悦、茂山、弥平太
これらの名前を聞いてすぐ思い浮かぶように

何だかわからないものは自分で買うと良く分かるようになるが
本物はそうそう簡単に買えない
まあ写し物でもいい
良く見て
よく使えば・・・
益々
茶の湯がたのしくなる




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コメント (2)
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