村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

茶入のはなし

2010-06-08 23:34:50 | 紫廼茶話会
今日のお稽古
茶入荘の点前に先生がお出し下さるは写真の茶入

瀬戸茶入
形は肩衝
六閑斎の箱で
銘は五月雨
仕服は苺錦ともうひとつある

さてお稽古での
茶入のご由緒はとの問いに
「昨年、御殿山に小間の茶室を作りそれの披露のおりに
お祝いにと紫兎先生より頂戴いたしました」
などと
妄想する 


茶入の話
・唐物茶入 13世紀末から14世紀に舶載される
14世紀中ごろには茶入として高価な存在となった
永正八年1511年 君台観左右帳記に唐物茶入が分類される、
武野紹鴎の頃は唐物茶入が全盛、
・瀬戸茶入 唐物の輸入された頃から作られた
利休の頃より登場
・国焼茶入とは瀬戸茶入以外の地方の窯 
瀬戸陶器濫觴にあるは
高取、薩摩、肥後、膳所、唐津、備前
高取以外は
江戸前期のみ茶入を焼いた
・島物茶入  東南アジアの島々の窯

また
瀬戸茶入は
加藤四郎左衛門景正いわゆる藤四郎・・・古瀬戸フルセト
隠居して・・・春慶
二代目藤四郎・・・真中古
隠居して・・・藤四春慶又は藤四郎
三代目藤四郎・・・中古
隠居して・・・金華山
四代目藤四郎・・・破風窯
四代目以降・・・後窯
遠州の茶入の手分けも知らなくてはならず

茶入は
ほんと難しい



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