村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

五器に盛ばや草枕

2023-06-19 23:33:06 | 茶道具、古美術、骨董

あぢさゐを五器に盛ばや草枕 嵐雪

五器ゴキと高麗茶碗の一種の呉器のこと

呉器は
形が椀形で、
禅院で用いる飲食用の木椀の
御器に似ていることに
由来する
といわれます。

一般に、
大振りで、
見込みが深く、
丈が高く木椀形で、
高台が高く外に開いた
「撥高台(ばちこうだい)」が特色

素地は、堅く白茶色。
釉薬は薄青みがかった
半透明の白釉がかかります。
呉器茶碗には、
「大徳寺呉器」、
「紅葉 呉器」、
「錐呉器」、
「番匠呉器」、
「尼呉器」などがあります。

「大徳寺呉器」は、
室町時代に来日した朝鮮の使臣が
大徳寺を宿舎として、
帰国の折りに置いていったものを本歌とし、
その同類をいいます。

形は大振りで、
風格があり、
高台はあまり高くありませんが、
胴は伸びやかで雄大。
口辺は端反っていません。

「紅葉呉器」は、
胴の窯変が赤味の窯変を見せている
ことからその名があり、
呉器茶碗中の最上手とされています。

「錐呉器」は、
見込みが錐でえぐったように深く掘られて、
高台の中にも反対に
錐の先のように尖った兜巾が
見られるので
この名があります。

「番匠呉器」は、
形が粗野で釉調に潤いがなく
番匠(大工)の使う木椀のようだ
ということでこの名があります。

「尼呉器」は、
呉器の中では小ぶりで丈が低く、
ややかかえ口なのを
尼に譬えたもの
といいます。


今日は月曜日
早めに目が覚めた
片付けの手伝いを頼んでいるのだが
昨日急に
明日行きますけど
とメールがあった

片付けてくれると言っても
その前に少しは
片付けておかないと
恥ずかしい
こっちの手提げ袋には
懐紙の束やら古袱紗の箱

小さな布の袋に赤い帛紗
古袱紗が三枚、扇子に懐紙が入ってる
また別の小物入れにも
茶道具セット
捨てられては困るので、あらかじめ避けておく
新しいソックス
新しい足袋も出てきた
良かった

写真は
鎌倉長谷寺のアジサイ
日曜日に出かけてきたのでと
若いお友達が写真を

たくさん送ってくれた

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 梅雨霽ツユバレの川 | トップ | ひらひらと »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

茶道具、古美術、骨董」カテゴリの最新記事