村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

主人公

2011-04-24 23:08:21 | 茶事 茶会 
日曜日
いつもの茶会に行く
待合は
大綱和尚と旦入の画賛

静かなる
世を楽しみて
天が下
何国にても
宇治の若草
という 大綱和尚の和歌に
楽旦入の茶碗の画

大綱宗彦タイコウソウゲンは玄々斎の参禅の師
大徳寺435世
1780-1869 89歳

本席の軸は一行で主人公
無門関の第十二則
瑞厳和尚は毎日自分におい主人公と呼びかけ、ハイと返事をし
惺惺着ハッキリ目を覚ましているか、ハイといい、
他時異日、人の瞞を受くること莫れ(ダマサレルナ)ハイと返事したという
自分の中の本来の自分

すぐにどこかへ消えてしまうから
呼びかけたり
探したり
自分には自分がいる 
人とは違う自分がいるはず

花は山芍薬
花入は織部
花は爽やかで気持ちが良い
いつも見事に入っている
釜は与斎の住吉地紋、
池田瓢阿の炭斗、
火箸は象嵌
カンは釘カン、
灰匙は南鐐か綺麗だ
香合は白井半七の都鳥
香を焚くと良い香りがパッとひろがる

濃茶は
瀬戸一重口である底に五代常叟の直書
箱は十代認得斎外箱は鵬雲斎大宗匠だ
茶入はイエズス会の蒔絵中次 仕覆は角倉金襴
茶杓の銘は遠雷 鵬雲斎大宗匠
茶碗は黒楽 金井紫晴造、
それと朝日焼の銘 葉桜 
円能斎の花押が朱で腰に直書、箱
薄茶の茶碗は 久世久宝の兜と菖蒲の色絵茶碗
飛び姫はその茶碗の絵を 
菖蒲とネギ?と言っていた
なるほどね そう見えるか

早起きして茶会へ行き、
10時からは和菓子を作る
一日、充実していた 満足
ところが早起きゆえ、帰ったらすぐ昼寝・・・
目覚めたら
yosie先生がお作りのわらび餅と
母上が作られたという先生のお昼のお弁当の太巻きの味
まぶたの裏とわが舌に
それらがしっかりと残っている

今日、得た知識はスッカリ忘れてしまったが



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