「栂尾切」は
万葉集最古写本の『桂本万葉集』
巻四の断簡。
伝称筆者は源順ミナモトノシタゴウ(911~983)とされ。
料紙は、
茶染紙に金銀泥で
草花・鳥・流水の下絵の
装飾料紙を用いる。
華麗な装飾料紙と、
漢字・仮名とも優麗典雅、
気品の高い書風は、
王朝貴族の美意識を反映。
書道史上に重要な作品であり、
併せて平安時代中期の書写になる
『万葉集』の現存最古 写本の断簡として
国文学上にも貴重なものである。
五島美術館では
明日から
十一月二十九日まで
開館六十周年記念名品展Ⅴ
「平安の書画」
古筆・絵巻・歌仙絵
写真は友人が送ってくれたもの
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