観世流初心謡本の「吉野天人」
昨年お稽古を始め
二曲目に習ったもの
たいそう難しかったが
言葉が美しく
天女が登場するので
少し嬉しくもあった
「花の雲路をしるべにて
花の雲路をしるべにて
吉野の奥を尋ねん」
あちこちお花見に出掛けているという
都人がともを連れて
吉野にやって来た
「この春は
ことに桜の花心
ことに桜の花心
色香に染むや深緑
糸撚りかけて青柳の
露も乱るる春雨の
夜降りけるか花色の
朝じめりして景色立つ
吉野の山に着きにけり
吉野の山に着きにけり」
と続く文字を見るだけでも
美しい桜の山を思い
謡をきくと
まるで桜の山にいるかのようだ
このあと天女が登場し
舞いおどりやがて虚空に消える
というもの
不思議な世界も桜には似合う
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昨年お稽古を始め
二曲目に習ったもの
たいそう難しかったが
言葉が美しく
天女が登場するので
少し嬉しくもあった
「花の雲路をしるべにて
花の雲路をしるべにて
吉野の奥を尋ねん」
あちこちお花見に出掛けているという
都人がともを連れて
吉野にやって来た
「この春は
ことに桜の花心
ことに桜の花心
色香に染むや深緑
糸撚りかけて青柳の
露も乱るる春雨の
夜降りけるか花色の
朝じめりして景色立つ
吉野の山に着きにけり
吉野の山に着きにけり」
と続く文字を見るだけでも
美しい桜の山を思い
謡をきくと
まるで桜の山にいるかのようだ
このあと天女が登場し
舞いおどりやがて虚空に消える
というもの
不思議な世界も桜には似合う
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