村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

曇りもはてぬ春の夜の

2022-04-03 21:41:26 | 短歌・俳句の事

 大江千里 オオエノチサト
照りもせず
曇りもはてぬ春の夜の
おぼろ月夜に
しくものはなし

大江千里
(850ころ―905ころ)
平安前期の歌人。
参議従三位音人オトンドの三男。
父の音人は阿保親王の落胤と考えられ、
在原業平・行平は千里の叔父にあたる。
大江家は菅原家と並ぶ
学問の家であり、
彼自身大学学生の出身であるが、
千古チフル(弟)や朝綱アサツナ、維時コレトキ(甥)に比して
詩人としての評価は劣り、
不遇な官途に甘んじた。
903年(延喜3)兵部大丞を極官とする。
反面、「是貞親王家歌合」
「寛平御時后宮歌合」に出詠し、
宇多帝からは古今の歌の類聚を委嘱されて
『句題和歌』を献上するなど、
歌人としての声望は高いものがあった。
(コトバンク)

写真の
掛け物の和歌である
筆者は不明


今日は雨
春の雨
木戸の前のイロハ紅葉が
芽吹いてきた
ひと雨毎にむくむくと葉柄や
枝を伸ばしはじめた
時間の流れる早さを見せつける
まだ春は始まったばかり
これから
ぐんぐん伸びる伸びる
それを楽しみに
生きよう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする