風吹けば

風吹けば尾ｵ細ﾎｿうなる犬桜ｲﾇｻﾞｸﾗ 芭蕉

今日は古筆の研究会
近所の桜は満開
散り始めた花びらが舞いはじめる
一番良いときだ
先生の茶室へと向かう露地の足元には
春の野草が芽を出し始めた
二輪草
菫
立浪草
仏の座
藤もニセンチほどの小さな房を
天に向けて伸ばしている
これからも月に一度伺う毎に
緑の分量がどんどん膨らんで
初夏へと向かうのだ
植物の成長は速い
が
何でこうも頭の回転は
ゆったりとのどかなのか


写真はピンクと水色を二枚重ねたウイロウ製の衣
金箔が振ってありキラキラと美しい
食べるのが惜しいが
三口で消える