村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

泊り船

2017-09-16 01:16:30 | 茶道具、古美術、骨董
我のみと思ひしものを泊まり船
同じ浮き寝の友も我あれ 涌蓮

寂しい歌だ
しかし川の葦陰にある舟を
温かく見つめている
作者の姿が浮かんでくる
季節は秋としておく


涌蓮ヨウレン
江戸中期の真宗高田派の僧。
伊勢黒田生。
浄光寺誓海の弟。
諱は慧亮、
字は達空、嵯峨居士と号する。
初め江戸桜田の澄泉寺に住むが、
のち京都に上り、
冷泉為村に和歌を学ぶ。
安永3年(1774)寂、享年未詳。
(美術人名辞典ヨリ)



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