夜半の秋

甲賀衆のしのびの賭や夜半の秋　芭蕉

今日は木曜稽古
棚の点前
きのうは荒磯棚を出してあったが
今日は円能斎好みの寒雲卓

水指は運び出すこの棚を今まで
九月には使ったことがないでも
点前畳の感じは良い

初炭は羽を飾り
羽先の香合は具利
濃茶の水指は
愛知県のやきもの東雲焼ｼﾉﾉﾒﾔｷ
仕覆のついた時代の棗を使い
茶碗は黒楽
茶杓は松長剛山の清寂
中棚には水滴

九月はこれから
参加する茶事や茶会の予定が待っている
そして今日のように
稽古のお弟子様の取り合わせで
濃茶を味わうのだが
それが結構嬉しい
茶の湯はいいね



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