村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

語尽山雲海月情

2015-11-26 22:25:08 | お勉強
今日は月に一度の研究会

語尽山雲海月情
ハナシツクス サンウン カイゲツノ ジョウ 

野鴨子ヤオウズ、
何許イズコなるを知らん。
馬祖バソ、見来たって相共に語る。
話尽す山雲海月の情。
依前として会せず、
還飛び去る。



出典: 『碧巌録(へきがんろく)』第五十三則 「百丈野鴨子」の条

碧巌録とは
中国、宋の禅僧・圜悟克勤エンゴコクゴンの講義録。
10巻。
雪竇重顕セッチョウジュウケンが
公案100則を選んで頌をつけたものに、
圜悟克勤が
垂示(序論的批評)・
評唱(注釈を加えた批評)・
著語(じゃくご)(短い諷刺を含めた批評)を付したもの。
臨済宗で宗門第一の書として重用する。
碧巌集とも。


雪竇重顕セッチョウジュウケンは
980年 - 1052年
中国の北宋の禅僧。
儒門を業とする家に生まれた、
24歳の時に父母が相次いで世を去り、
人生の無常を感じて出家する。
詩歌文章にも優れて、
翰林の才ありと称された。
雪竇山に入り、中興の祖といわれた。
住山30余年、70余人の門弟を養成した。
諡号は「明覚大師」。



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