このことは、逆に言えば、人間の身体が生まれつき物事の変化をそう感じとるようにできているからだと(拙稿の見解では)思われます。奪ったり奪われたり、害を与えたり、利益を受けたり、物事のとらえ方として、(主体概念とその目的との関係の)そういう感覚を、身体で感じとるような仕組みが、人間に限らず、多くの群棲哺乳動物にはあると思われます。
社会集団を作る群棲動物の進化の過程で、そのような仕組みの身体を持つことが有利に働いたのでしょう。その身体の仕組みからきて、私たち人間では、目的概念が社会的な意味合いを多く持つようになったと(拙稿の見解では)考えられます。
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