さてここで、人間の目的行動を論じる準備段階として、哺乳動物が使う目的行動を調べてみましょう。
たとえば、ケニヤの草原でライオンがシマウマを襲う、という場面がある。
ライオンとしては、自分がシマウマに飛びかかっていく運動のシミュレーションを身体の中に持っています。
シマウマを見つける→追う→シマウマの尻が目前に見えるまで追いつく→思いっきり飛びつく→背中に飛び乗る→頚動脈を噛み切る→倒れたシマウマを食べる
ライオンの仕事はざっとこのような流れになる。これらの各プロセスでどの筋肉をどの順序で使うかというシミュレーションがあらかじめライオンの身体の内部にインストールされているはずです。
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