これは(拙稿の見解では)人間特有の身体の仕組みであるようで、人間以外の動物はこれができないようです。動物は明日の自分という想像をしませんから、これができないのは当然でしょう。ふつう動物はそんなことをする必要がありません。動物のおかれたふつうの事情としては、現在の身体が置かれた周辺状況にすばやく対応することのほうがずっと大事です。おいしそうなものがあれば、一秒でも早くそれに食いつくべきです。今感じ取っている匂いとか、目に映る光景に瞬時に反応して身体が動いています。人間の赤ちゃんも同じですね。明日のことを考えて準備したり、目の前のものをすぐ取らないで取っておいたりするようなことはしません。
ところが、私たち大人の人間は(動物あるいは赤ちゃんと違って)、想像できる明日の予想に対応して身体が動く場合が多い。明日、お客さんが来ると思えば、トイレの掃除などします。
拝読ブログ:初孫誕生、女の子でした 五島たいらのデイリー・ほっとレポート/ウェブリブログ
拝読ブログ:今日よりよい明日はない 物事の変化を受け入れ、揺らぎながらしなやかに生きていく