XXも○○も、それが表現する物事に関して人々が集団で共鳴運動を繰り返す場合に、言葉になる。原初的な言葉の作られ方は、たぶん、実際に仲間の動きに追従して自分の身体を動かす直接的な共鳴運動から始まったのでしょう。目の前の物質現象を指しながら、人々が互いに身体を動かして共鳴運動をすることで、物質現象に対応する身体運動‐感覚受容シミュレーションを共有することができる。それを発声に対応させて、言葉が作られる。
次の段階では、目の前に見えない遠くの物質現象、あるいは過去や未来の物質現象を表現する仮想の共鳴運動が作られるようになる。これは、仮想運動ができるようになるからです。この場合、ジェスチャーなどでもいくらかはできますが、言葉を使うと飛躍的に便利になる。こうなると、共鳴運動に対応する言葉を発声することで、実際に身体を動かさずに脳内で身体運動‐感覚受容シミュレーションの想起、連想、連鎖などの操作ができるようになる。こうして、言語は、目の前の物質現象から離れて、自由に想像の世界を表現できるようになった。
拝読ブログ:もーきちの空想世界旅行
拝読ブログ:あっかんべぇ、ジェスチャー♪