「~する」という言語の図式では、時空間に連続的に広がる物質の時間的空間的に連続な変化を正確に予測することはできません。この図式では、特に際立つ変化だけを取り上げて表現することしかできないからです。たとえば「地球の周りを回る」という言葉になる。
科学の描く物質世界は時空間に隙間なく連続に広がっているにもかかわらず、私たち人間が現実の物質現象として身体で物質変化を感じ取る場合には、「あるものがあることをする」という言語の図式を使って、特に際立つ変化だけを、ピンポイントで感じ取ることしかできません。もっと正確に言えば、私たちが感覚器官を使って仲間どうしの運動共鳴を作り出すことによって共通に感じ取ることができるような物質変化しか言語では表現できません。「~する」という言語の図式にあてはめられるような変化現象。それだけが私たちにとっての現実、ということになります。
拝読ブログ:OGLE-2006-BLG-109L系の地球型惑星
拝読ブログ:クローズアップ現代「さよなら冥王星」