しかし遠くを気にする必要はありません。徒歩圏内であれば、ラクラクと歩いていられます。見通せる距離ですから、安全かどうかは見れば分かる。安心できるとき進めばよい。間違ったら引き返せばよいだけです。いずれにしろ、通過するのに大した時間はかかりません。
拝読ブログ:
東京から小諸まで電車で日帰り観光してきた旅記録
拝読ブログ:
ダラットの中心を歩いて散策。穏やかな時間を楽しもう
そういう遠距離空間に比べて徒歩圏宇宙の構造は、何もかも明確ではありません。まず紙に描いたマップがない、というよりいらない。体感でわかる。間近の部分は鮮明に見えています。遠いところは、ぼやっとは見えるが体感に響かない。であるから徒歩圏境界のあたりは存在感が薄い。イメージはあるが、ぼやけています。

拝読ブログ:
生体反応を介してデータとクリエイティブの統合を
拝読ブログ:
[深層学習]webカメラで顔認識して、LINEbotで報告するシステムをつくった。
遠い空間は構造がはっきりしている。詳細な地図ができている幾何学的な空間です。そうでなくては、人間は遠方へ出かける計画など立てられません。数万年前の狩猟採集の時代、ある部族長は数十キロ先へ行く遠征計画を立てたでしょう。たとえば縄文時代、大阪から奈良への大遠征。地図無しで行く。それは彼が英雄的な知力と胆力の持ち主だったからです。
拝読ブログ:
2019 弥生雑記 2
拝読ブログ:
田沢湖~乳頭温泉郷~八幡平~陸中海岸/三陸大津波の教訓
一方、徒歩圏宇宙の外部空間、つまり遠い空間の構造はマップの構造です。地図を広げて一点を指差し、ここに行くのだ、と思う。自分がその地図上のどの地点に今いるか、よく自覚しています。そういう空間は幾何学的空間です。外国に行く場合など、地球に沿った球面幾何学の世界です。飛行機航路や鉄道路線図に沿った構造を持っています。東京から新大阪まで何時間何分かかるかが重要。切符代も気になります。

拝読ブログ:
黙祷】3・11東日本大震災で亡くなられた皆様のご冥福をお祈りします。被災された皆様の心の復興をお祈りしてます。
拝読ブログ:
ヴァチカン美術館「現代宗教美術館」現代アートコレクション Collezione Arte Contemporanea キリコ