goo blog サービス終了のお知らせ 

哲学はなぜ間違うのか

why philosophy fails?

侵略する側と侵略される側の格差

2016年07月13日 | yyy51侵略する人々


結局、歴史の経験から見ると、武力による侵略の影響力は、最低限には、支配民族を置き換えることだけです。そこから先、その国の経済構造、社会構造が根本から変わるのか、あるいは文化、言語が支配民族のそれに置換されるのか、さらには(交配により)遺伝子まで置き換えられるのか、それらいわば支配の深さ、は他の条件で決まる。これらは、侵略する側の文化と侵略される側の文化との力関係、つまり格差に依存する、といえそうです。







拝読ブログ:

民主主義政治家には向かない政策Comments



拝読ブログ:

新モンゴル紀行



コメント

エリート層の共通語として英語

2016年07月12日 | yyy51侵略する人々


例えばインド、パキスタン、ミャンマー、マレーシアなどを征服したイギリスは現地エリート層の共通語として英語をかなり普及させることができたものの現地語に置換することはできませんでした。インドネシアを征服したオランダは現地にオランダ語を普及させることには全く成功していません。インドシナを征服したフランスも同様の結果になっています。







拝読ブログ:

生涯教育計画論 第12回 講義ノート



拝読ブログ:

井出幸男『宮本常一と土佐源氏の真実』を読む



コメント

新大陸と旧大陸の植民地化

2016年07月11日 | yyy51侵略する人々


近世ヨーロッパ文明による新大陸(およびオセアニア)の植民地化は、このローマ帝国式侵略の最大規模でしょう。
十九世紀以降、イギリス、フランスなど近代のヨーロッパ列強は旧大陸でも植民地化を進めましたが、新大陸と違い、現地人の文化との格差が小さかったので、現地の宗教、言語まで駆逐することはできませんでした。








拝読ブログ:

『ウォークラフト』日本人には楽しむことが難しい?(映画ネタバレなし感想)



拝読ブログ:

スペインを行く25 2015年ツアー7日目 雨模様のセビリアでスペイン広場、コロンブス記念碑、サンタ・クルス街を経てアルカサルへ。



コメント

文明の格差が大きい場合

2016年07月10日 | yyy51侵略する人々


一方、初期のローマ帝国の拡大のように、自分たちが開発した栄養補給システムに被征服者を取り込み、宗教も言語も自分たちのものを埋め込むような侵略が成功するためには、よほど文明の格差が大きくないと無理です。世界最高の高度文明であるローマ文明、イスラム文明あるいは中華文明による蛮族の文明化、あるいは植民地化がこれにあたります。







拝読ブログ:

『ウォークラフト』日本人には楽しむことが難しい?(映画ネタバレなし感想)



拝読ブログ:

アーサー王はローマがブリテン島から撤退した後の混迷の時代の概念。



コメント

侵略後の支配の持続性

2016年07月09日 | yyy51侵略する人々


フン族、ゲルマン諸族、フランク族、イベリアアラブ、ノルマンバイキング、などの中世の侵略はこれに当たります。侵略後の支配の持続性は、被征服者の旧来の栄養補給システムにうまく乗り込めるかどうかによります。たとえば、被征服者の農耕牧畜システムの維持に協力する、彼らの言語、宗教に乗り換える、あるいは共存する、などです。







拝読ブログ:

イギリス支配体制による更なる掩蔽



拝読ブログ:

2016年も半年が過ぎ去り、新たな1日を迎え思うこと



コメント