私たちは、目で見えるこの客観的現実世界が間違いなく存在している、と信じている。そうとしか感じられません。無意識のうちに身体全体でそう感じています。そしてまた、この世界で起こることは言語で正確に語ることができる、と思っています。自分たちの言語で正確に語り合い互いの認識を正確に理解し合える、と思っています。しかも結局は、この客観的現実世界の変化は科学で正確に予測することができる。科学が発達することで、私たちの身体自身を含め、物事がこれからどう変化していくのかを正確に知ることが可能だ、と思っています。
しかしこの世界は一方では、ここで拙稿が述べているように、私たち人間の身体がこう動くからこう存在している、としかいえない現象でもあります。
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