goo blog サービス終了のお知らせ 

哲学はなぜ間違うのか

why philosophy fails?

人間は無意識に予測する

2011年02月02日 | xx4世界の構造と起源

「お客が少ないレストランに私が入ってあげると、なぜか客が集まってくるんだ」と妻に言ったところ、「食事の時間が人より早いからじゃない?」と笑われてしまいました。人間は人間の動きをみると、その動きの意図を同時に感じとっています。逆に言えば、人間の意図を感じとれるからその人が動いたことが感じとれる、といえる。その人の意図を感じとれるからその人の存在が感じられる、ともいえる。その人が動くことと私自身とはどう関係するのか?私たちは無意識に予測してしまいます。私たちの脳神経系は、人間の意図を感じとりその動きを予想するときに最も活発に働くようです。

拝読ブログ:より有利になるために・・・

拝読ブログ:未来は予測するものではなく作り上げるものである

コメント

狭鼻猿類の意図推測→言語

2011年02月01日 | xx4世界の構造と起源

Gustav_klimt_011 特に社会性の高い狭鼻猿類(ニホンザルや類人猿など)などでは、仲間や他の動物(運動物体)の動きを目と耳で見聞きして、それ(運動物体)が次の瞬間に目玉や顔や手足の筋肉をどう動かしてどのような姿勢を取ってどのような運動を行い、またどの位置に移動していくかを正確に予測できるようです(二〇〇八年 ジャスティン・ウッドル、マーク・ハウザー『人類以外の霊長類における行為把握:運動シミュレーションか推測法か』既出)。脳神経系のこの機構がさらに発展して、他の動物の意図を推測するシステムを作り出し、それが(拙稿の見解では)人類では言語の基礎になっている(拙稿18章「私はなぜ言葉が分かるのか」)、と思われます。

拝読ブログ:ヒトと類人猿を分けるもの

拝読ブログ:『たまたま 日常に潜む「偶然」を科学する』

コメント

肉食動物の運動体予測能力

2011年01月31日 | xx4世界の構造と起源

肉食系の哺乳類や鳥類は、覚醒時には体温が高くなっていて、いつでもすばやく運動できます。その分、体温を維持するための餌食をいつも探しだして獲得しなければなりません。このような生態をとる動物は、その結果、身の回りの物事の変化を瞬間瞬間に察知してそれに対応して身体の神経・筋肉・内分泌系をすばやく変化させる機構を備えるようになりました。

これらの動物は、獲物や外敵など身体の周りに出現する変化に対応して、すばやく体勢を変化させることが必要です。これらのうち、高度な情報処理機能を持つ脳神経系を特に発達させた動物種は(霊長類が典型的ですが)、他の動物が動くときにその動きを予測して先回りする機能を持っています(拙稿21章「私はなぜ自分の気持ちが分かるのか?」)。

拝読ブログ:人類の獣性とは? シベリアの極寒に暮らす狩猟民族 チュクチの肉食性

拝読ブログ:線形な保存量の分の次元を減らす

コメント

猫に意志概念はあるか?

2011年01月30日 | xx4世界の構造と起源

Gustav_klimt_010 この現実世界の中にA君がいる。A君はA君の意志によってA君の身体を動かしている。言い換えれば、A君はA君の意志によって動いている。A君の身体の動きを見て私たちはそう思います。しかしなぜ、私たちはそう思うのでしょうか? そう思うのは人間だけではないでしょうか? それともチンパンジーもそう思うのか? チンパンジーも仲間のチンパンジーが自分の意志によってその身体を動かしていると思うのでしょうか?

それでは猫もそう思うのか? カラスもそう思うのでしょうか?

拝読ブログ:否定されるべきカント

拝読ブログ:Crows

コメント

故に我あり

2011年01月29日 | xx4世界の構造と起源

他の動物たちとは違って、私たち人間は(拙稿の見解では)このような(意志を持つ人間が存在する現実世界という認識を共有する)仕組みで互いに協力する。その仕組みをうまく働かすために、私というものがこの世界に存在する、といえるでしょう。

昔の大哲学者の言葉をもじっていえば、「『ここに机がある』と私は思う」とA君に語る必要があるが故にはある

拝読ブログ:今はどこにあるのか

拝読ブログ:野田又夫の『デカルト』を読んで・・

コメント