そうしていつの間にか、その中に自分が置かれている世界というものが身の回りに広がっている、と私たちは思い込むようになっている。それは厳然として存在し、整然とした法則に従って動いていると思えます。幼児が成長して幼稚園に入るころにはこのような現実世界を身体で感じとる能力を身につけ、大人と通じ合って生活できるようになります。成長の過程で存在の理論を身につけていくこの仕組みによって、人間は世界を共有し、その中で互いに協力して上手に世界を利用することで、地球上もっとも繁栄した動物となりました。
拝読ブログ:エルヴィン・シュレーディンガー『生命とは何か』
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