こうでも言わないと、私たちが現実の中を生きているということが自明なこととならない。一方、これが自明でないと大変困ります。まず私たちはたがいに相手が現実を感じ取っているかどうか分からない。現実というようなものを感じ取っているとしても、それが人によって違うかもしれない。というようなことになったら、互に心が通じ合わない。会話もできない。協力もできないことになります。問題がないどころか問題だらけです。社会は崩壊する。そのまえに、人に何か言うということがむなしい。まあ言語も崩壊する。というか、始めから成り立たないので発生しない。そういう状況になりますね。