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哲学はなぜ間違うのか

why philosophy fails?

長期の予測は不必要

2012年01月29日 | xx8私はなぜ明日を語るのか

ほとんどの動物の生活形態においては、数秒後あるいは数分後の変化を予測することの必要性が極めて高いのに対して数カ月後など長期の予測はあまり必要でない、ということからくるのでしょう。もしそうであれば、動物の身体の仕組みとしては、簡単な(たぶんにアナログ的な)計算で数秒後あるいは数分後を正確に予測して行動に反映するするシステムが作られていて、数か月後の予測などのために必要な大量の記憶装置と演算装置を備えた大きな脳は非効率なので発達していないはずです。

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動物の予測能力

2012年01月28日 | xx8私はなぜ明日を語るのか

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人類以外の動物も、予測の能力はあります。昆虫や鳥類などが、天候の変化に備えて行動を変えることが知られていますが、これらの種のいくつかは人間よりもすぐれた予測能力を持っているようです。しかし、一般には、人間以外の動物は数秒後あるいは数分後の変化を予測することはすぐれていても、数日後、あるいは数カ月後に起こりうることを予測する能力には乏しいと思われます。

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人類特有の予測能力

2012年01月27日 | xx8私はなぜ明日を語るのか

明日のことをはっきりと想像する能力がなくては、明日を語ることはできません。それは自然の変化を予測し、仲間の動きを予測し、そのときのその空間での自分の姿を想像することで、初めて可能となります。これらの、人類特有と思われる予測能力が、明日を思い煩うことができるための前提となっているはずです。

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脳と将来予測

2012年01月26日 | xx8私はなぜ明日を語るのか

Khnopff_l_024f66ca5db8402198feee364 このような人類の生態学的生物学的な特徴から推測すれば、明日以降の将来を予測して集団行動をとる人類の生活形態は、おそらく数百万年前からあったものと思われます。もちろん人類のこの生活形態は、他の動物に比べて異常に大きい大脳皮質の働きと深い関係があると考えるべきでしょう。

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狩猟採集の原始生活

2012年01月25日 | xx8私はなぜ明日を語るのか

人類は、農耕牧畜を始めたころから、明日のことを考えていたはずです。明日どころか、何カ月も先の収穫を考えて種をまきます。あるいは数年後の肉を期待して家畜を飼育します。農耕牧畜を始める前、狩猟採集の原始生活でも、人類はドングリを穴に貯蔵したりして明日以降に備えています。そもそも、家族の将来についての長期的な見通しを持たなければ異常に成長が遅い人類の子供は育てられません。明日ばかりでなく何日も何か月も先のことを予測して行動するからこそ、人類は地球上いたるところに広がって繁殖していくことができたといえます。

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