そのような理論を使ったシミュレーションにより予測し計画して動いた結果うまくいった。あるいはうまくいかなかった。うまくいかなかったのはこういう理由だった。その理由は言葉で語られます。言葉で仲間に語ることができる。そういう経験を記憶します(エピソード記憶 という)。そういうデータと理論が記憶されて次の機会に使われます。
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そのような理論を使ったシミュレーションにより予測し計画して動いた結果うまくいった。あるいはうまくいかなかった。うまくいかなかったのはこういう理由だった。その理由は言葉で語られます。言葉で仲間に語ることができる。そういう経験を記憶します(エピソード記憶 という)。そういうデータと理論が記憶されて次の機会に使われます。
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予測は計画に結びついています。こうすればこうなる。こうしなければこうなる。私がこう動くとことで相手はこう動く。周りはこう変化する。予測はシミュレーションでもあります。その場に私の身体があってそれが動いていくシミュレーションが必要です。状況の場面に応じて、その人の経験からその人が信頼している理論があります。その理論に基づいたシミュレーションが使われます。
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長期予測は、時間の経過による大きな変化をいくつかの仮定のもとに想定して、その架空の状況に当てはまる過去の経験の記憶あるいは理論からの推測に頼って状況を判断し、その状況がここでまた繰り返されるだろうという直感を持たなければできません。
こういう仮定条件が起これば、こうなる。そうでなくて違う仮定条件が起こればああなる、という複数の場面を次々に想像してどれが実現しそうかを比較検討することになります。
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動物が身の周りの状況を感知して数秒後数分後の予測を行う場合は、身体が機械的、反射的に動いていくことで予測が行われます。捕食者が襲ってくると反射的に逃げ出します。逃げるという行動がそのまま危険状況の表現になっています。人間も、雨が降りだすとかけ足になるなど、動物と同じ仕方で無意識に数分後の予測をしている場合が多いですが、ときには計算したり、他人の心を読んだり、学習した知識を適用したりして、意識的に数分後の予測を行うこともあります。人間が数日先あるいは数カ月先のことを予測する場合は、もう動物のような身体反射を使うのではなく、計算や他人の言動や学習した知識などだけによって、意識的に、予測しています。意識的である証拠に人間はその場合の自分の予測内容をよく記憶しています。
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このことは、動物の生活環境において数秒後数分後を予測するシステムと、数か月後を予測するシステムとは根本的に違う原理で作られる必要があることを示唆している、と考えることができます。人間は、数秒後数分後を予測する能力もありますが、数日後、数カ月後あるいはずっと先のことをも予測することができます。
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