日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

岡山県・玉野市 日本共産党の前市議会議員 松田達雄の活動ニュース

新型コロナ感染爆発、救える命が救えなくなる━医療崩壊へ

2021年08月13日 | 政治 経済
 新型コロナウイルス感染症の第5波の感染拡大が爆発的に広がっている。国内の感染者数は8月12日に新たに1万8,888人確認され、過去最多を更新している。東京都のモリタリング会議は、「制御不能な状況、災害レベルの非常事態」と指摘し、「自分の身は自分で守る感染防止のための行動が必要な段階」と呼びかけている。13日付の毎日新聞は「都医療体制『機能不全』」との見出しで、「重症者初の200人超え」を報じ、医療崩壊に陥っている深刻な状況を報道している。
 岡山県でも8月12日、新たに217人が新型コロナウイルスに感染し、1日当たりの感染者は初の200人超えで過去最多となった。8月4日夜から岡山市の飲食店等に「時短要請」、倉敷市にも14日から時短要請を拡大することになった。
 緊急事態宣言発令の中でオリンピック開催を強行したことが、人心の感染への危機意識を緩める方向に働き、結果として感染急拡大につながった。菅首相は「安全安心な五輪」を強調したが、大会関係者の感染者数は400人を超え、東京都など緊急事態宣言が出ている都府県で感染が急拡大している。
 「救える命が救えなくなる」(12日、政府の有識者会議 尾身茂会長の発言)。 まさに東京都などは医療逼迫の危機的状況に陥っている。菅政権と小池知事の失政、対策の遅れは明らかである。24日から始まる東京パラリンピックも中止せざるを得ないのではないか。
 人口10万人当たり週間新規感染者数では~8月3日、~8月10日までの場合、岡山県は25.45人から35.98人に対して、広島県は14.19人から23.61人となっている。広島県は「大規模抗体調査」を実施し、「抗体検査、PCR検査で無症状感染者を含む感染実態を補足することが有効」であることが、広島大学と広島県の共同調査で科学的に明らかになった。(しんぶん赤旗8月13日付 「焦点・論点」より)。「━広島県では、来県前や、県内の駅や空港などでの無症状者へのPCR検査を提供しており、調査結果が現在の施策につながっています。」(赤旗記事より)
岡山県では、このような取り組みは弱く、自粛要請ばかりが強調されているように思うが、広島県と岡山県のこの違いが、今後の推移にどう影響していくのか、見守り、検証していく必要があると考えている。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。