新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

パティオのある保養所

2019年02月26日 | 国内旅行記

パティオ。四方が壁に囲まれていても空の見える空間は開放的で閉塞感がありません。この感覚が何ともいえなく大好きで、このパティオを目指して何度となく訪れている会社の保養所です。2泊3日で別府温泉に休養に来ました。
  
スペイン風の建物で保養所の名前もスペイン語。回廊と噴水を見ていると中世の小説の世界に引き込まれます。

 
ライトに照らされる世界は昼間とはまた違った様相を呈し、パティオの物語はさらに広がっていきます。

 
図書室もなかなかゴージャスで書棚には読みたい本が何冊かありましたが、宿泊が2泊と限定されているのでなかなか読書時間がとれません。結局は出歩く時間が多くなってしまいました。

 
キッズ用の温泉プールは年中使えますが、ウィークデイはがらんとしていてもったいないくらいです。大人用16mのプールは若い人たちが使っていました。
 
幼児には格好の遊び場もあります。以前来た時はアスレチックルームにマシンがたくさん並んでいましたが、今は取り払われて卓球台のみに変わっていました。経費節減の昨今、使用頻度の少ないものは無駄でしょう。

もう一つの楽しみは夕食です。保養所といっても料理長のプライドは手抜きを許しません。この誠実さが嬉しいのです。
 
前菜、早椀、お造り。すべて大分産の食材で、これだけでも満足がいきます。
 
焼き物。煮物のサトイモ饅頭。煮物の饅頭は旅館でもよく供され私のお気に入りです。
 
和牛ロースの赤ワインソース。
 
揚げ物。酢物は茶ぶりナマコ。
留め碗は赤出汁で、海藻「クロメ」のどろっとした食感が特徴。私はサラリとした赤出汁の方が好みです。

ここの温泉は大浴場とサウナのみで露天風呂はありません。旅館と違って客が少ないし、お客も従業員も同じ社員、そのファミリー感覚が安心できるところです。
   

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