20年前の今日、1989年11月9日の衝撃的なニュースを忘れることができません。
ベルリンの壁の事実上の崩壊。10日の未明には壁の上に乗った市民が、ハンマーでそれを打ち砕いている映像を、全世界の人たちが歴史の生き証人として見守りました。東独の市民が独裁政権を恐れずに民主化を求めた・・・、この崇高な戦いは20世紀の終わりに素晴らしい歴史的な出来事だったと思います。
あれから20年。ドイツにはもう壁のことすら知らない人も増えてきたようですが、「冷戦」や「壁」の言葉を、政治の仔細はわからないまでも耳にし続けた私は、その映像を胸が熱くなる思いで見ていました。あの強固な壁を崩すことはできないだろうと想像していただけに、ハンマーの一振りに自由を求める人間の心情が痛いほど伝わってきました。
5年前に訪れたベルリンは、ちょうど壁崩壊から15年経ったときでした。この壁のかけらは壁博物館・チェックポイントチャーリーハウスで買ったものです。悲劇の記憶として、歴史の証拠として価値あるものです。博物館にはベルリン封鎖当時の様子や壁を乗り越えた失敗、成功談など、目を覆いたくなるような悲劇にみんな声を少なくして見入っていました。
上段の写真は、「イーストサイドギャリー」と呼ばれ、残された1300mの壁の一部です。旧ソ連と旧東独のトップ、ブレジネフとホーネッカーの情熱的なキスシーンを描いた人気の壁画です。
壁崩壊後の1990年に、世界の118人の画家が思い思いに描いたもので、私が5年前に訪れた時にはかなり痛んでいました。20周年を前にきれいに修復されているそうです。
特に壁崩壊の前にチェックポイントチャーリーを通過して東ベルリンに入ったことのある夫は、民主化されたドイツにその感慨もひとしおのようでした。
ドイツは悲願の統一を果たしましたが、もとの東ドイツは失業率も高く東西ドイツの格差が問題になっています。
東西冷戦終結の後に登場したグローバル化。この中で貧富の差や環境問題が深刻化していることも歴史の事実です。
することしかできませんでしたが、民主化を望む姿勢はよく理解できました。
今のドイツにはそれを過去のものとしてしか知らない人たちも増えてきました。
今日のニュースによれば、旧東西ドイツの格差は深刻なもので、東ドイツのままのほうが良かった…という声には深く考えさせられました。
(せっかくだから、アイロニーも込めて壁の写真も添えました)
人の思いってものすごいエネルギーなんですね。ついにつきくずしたんですから
でもドイツにしてもロシアにしても社会主義体制しかしらない方たちが
いきなり自由競争の世界に放りだされたら。
当然の結果として今のロシア・ドイツのような貧富の差が・・・・・。
生きてゆくすべを持たない人たちにとって旧体制では生きてこれた。
そう思っても仕方のないことだと思います。
今息子は仕事でよくロシアに行っていますが、貧富の差は想像以上だそうです。
街中を走る車は日本の高級車が博多の街以上にいっぱい走ってるそうで
方や裏町では・・・・・・
これを是正するには、時間が(二世代位のサイクル)が必要なんでしょうね。
それと話はまるで違いますが
タジン鍋・・・じーじは興味深々です。(多分いいやきっと購入すると思います。)
菜園で作った野菜を温野菜で・・たまりませんね。
お肉は、鳥でも豚でもなんでもいけるでしょうね。
ましてや、いきなり明日から自由市場にとは、かなりの葛藤が
あったことでしょう。
初めて西ベルリンを訪れて、店頭に並んだバナナに
びっくりしたとか・・・。体制とは怖いものです。
ドイツばかりでなく、スロバキアなどまだまだ低迷の中にありました。
タジン鍋。とてもいいですよ。
電子レンジの場合肉類は薄切りのほうがいいですが、直火だと肉の煮込みも出来そうですよ。
野菜は飽きることがないので毎回でもOK。産地直送をお楽しみください!
生野菜だと食べる量が限られてきますが、蒸し野菜ならたくさん食べても大丈夫。畑の野菜が余ることはないと思います。
共産圏の人々が不幸だったか???自由権の人々が幸せだったか???う・うーん・・・・・???
「どうして冬でもバナナがあるの?」と言っていました。
これに驚く日本人はやっぱり恵まれています。
そういえば、ず‐‐‐‐と昔バナナは貴重品で、デパートの「食堂」のフルーツ
ポンチに少しだけ入っていましたっけ。
一時期バナナは見向きもされなかったけど、最近ぐんと見直されてきました。
我が家も毎朝、バナナヨーグルトです。
すごい肩書きのガイドさんでラッキーでしたね~。
現地ガイドさんの説明はとても重宝し、旅を充実させてくれます。
こちらの質問にちゃんと答えてくれる時は、堪能な日本語に加えて
そのプロ意識に脱帽です。
パックツアーの良さですね。
ですね。
そのドイツへ行かれたのですね。ベルリンの壁のかけらもお持ち帰りに
なったのですね。
そうですかーー、社会主義のままがよかったーーと言う人もいるんですねーー。
複雑な思いです。
地球儀が役に立たなくなったのを覚えています。
民主化の名のもとに失ったものも大きかったと思います。
真の民主化っていったい何だろうと思ってしまうこともあります。
+1 まだ思案中ですが、初夏に東欧かバルト三国のいずれかの都市に行く予定です。またいろいろ教えてください。
「路上」でその姿を見かけたときは、(◎_◎;) おっ!でした。
ほんとうにラッキー!でした。
ベルリン旅行の写真はさすが。構図もよくくっきりと撮れていますね。
ベルリンはもう一度行きたいところです。
nottieさんのように一人で動きまわると、煮用も充実していて、十分に
旅をした感じになるでしょうね。
次の旅行のこともまた、そばで想像するだけでもわくわくしますよ。