今、北里と鷗外の本を読んでいます。そこに出てきた文章が秀逸でした。
「父上は『さふらんと読むんだ。皇漢医の秘薬だよ』と教えてくれた。『さ・ふ・ら・ん』という音の繋がりを、ぼくの標本箱に納めた。それは宝貝の貝殻のように、きれいな光を放った」。著者・海堂尊さんの美しい文章に足止めです。
そして唐突にサフランが残っているのでパエリアを作ろう····と思い立ちました。
ピーマンと白ワインが材料不足。これは赤ワインを日本酒で薄めて・・・、我ながらムチャですが。
外はぐんぐん気温が下がっていますが、シャッターを下ろせば別世界です。
ピーマンの代わりにサヤインゲン。トマトは缶詰め。レモンはくし型にして冷凍しているもの。出番の少ないオリーブも今日は大切な役目です。
最後に少し火を強めて焦げ目をつけました。とっても美味しくできました。もともと好きなメニューですが、エビの頭のみそをうまく使って更に味が深まりました。
今晩はお風呂なしです。玄関の戸外の柱にぶら下げている温度計は0℃でした。