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5.2 ローカルとグローバル 1/10

ローカルとグローバル、「考え」と「行動」で分類した分析手法をメーカーと販売店の関係に当てはめて、課題を整理している。

5.2.1 ローカルで考え

 これは、販売店本社の立場です。ローカルの核になる。

 システム担当者のスタンスはあいまいです。

 社長から「メール爆弾」に対応しなさいと指示で、ライブラリと「お知らせ」に切り替えた。その後は、維持中心で、問題を先延ばしにして、「お知らせ爆弾」になった。システム担当者の意志で動くのは難しい。

 メーカー作成の掲示板システムに対して、「これが欲しかった」と言ってもらった。欲しいものが分かっていた。ポータルとライブラリの合体については合意し、シナリオを作り上げることが出来た。

 コンセプトが明確な販売店では、カネを使わずに、コンパクトなシステムで、知恵を使って、本社・店舗の人と一緒になって作り上げる仕組みを作っていた。


 販売店はライブラリ一つとっても、姿勢が異なります。

 自分たちが作り上げたシステムはかわいいものです。メーカーからのシステムは邪魔くさい。支援しようとしても、押しつけと感じる。全体効率とコストから考えて欲しい。ローカルでの開発はやめたほうがいい。

 自分たちで開発することが無益であることを認識した販売店はツールとして素直に活用してもらえる。グローバルのツールであることを認識してもらう努力を繰り返す。

 そして、何も考えていない販売店があります。先のことも、情報共有も考えていない。相変わらず、紙の世界でやっている。そういう販売店に考えてもらうのは難しい。隣の販売店の成功事例が一番の刺激です。考えないとうまく回らないのは確かです。

 (つづく)
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