■山下久美子のラジオから愛をこめて
2010年7月3日(土) FM COCOLO 19:00 - 20:00(再・水 26:00-27:00)
http://www.cocolo.co.jp/contpgm2/w_main.php?oya_id=262
DJ : 山下久美子
Playlist
手をつなごう / 山下久美子
バスルームから愛をこめて / 山下久美子
I Need to be In Love / THE CARPENTERS
A Silver Girl(ずっと昔から) / 山下久美子&佐野元春
彼女 / 佐野元春
終わらないSun Set / 吉川晃司
スローバラード / RCサクセション
星になった嘘 / 山下久美子
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■内容の一部を抜粋
・山下久美子のラジオから愛をこめて
この春からFM802の支援を受けているFM COCOLOは"WHOLE EARTH STATION"をキャッチ・フレーズにして45歳以上の世代を対象にした大人のためのラジオ局として生まれ変わった。
土曜日の午後7時からのこの枠は月代わりでミュージシャンがDJを担当する。今月7月は山下久美子。
・手をつなごう
先月6月23日にリリースした山下久美子デビュー30周年記念のセルフ・カヴァー・アルバム『手をつなごう』に収録されている新曲。作詞、山下久美子、作曲は現在活動を共にしているKUMIKO-BANDのベーシスト、西山史晃。
・バスルームから愛をこめて
山下久美子のデビュー・シングル。デビュー30周年記念のセルフ・カヴァー・アルバム『手をつなごう』から。
・I Need to be In Love
邦題「青春の輝き」。カーペンターズは音楽の初期衝動を与えてくれたと山下久美子。
・A Silver Girl(ずっと昔から)
「2005年のアルバム『Duets』から佐野元春さんとのデュエットでA Silver Girl(ずっと昔から)。さあ、この番組『山下久美子のラジオから愛をこめて』は私のアーティスト生活30年の中で出会った人、影響を受けた人たちの話をしながら、いろんな曲をかけていきたいと思っています。ではここでは今『Duets』の曲をお送りしました佐野元春さんについて語ってみよっかなぁ(笑)。あの本当に私は佐野くんと呼んどるんですけど(笑)。佐野くんとはデビューがほとんど同じ1980年だったと思うんですけど(笑)。その当時ライヴハウスをずっとやってまして、私もあの新宿のほうにひとつ、ルイードっていう、今はもうね、ないんですけれど、ライヴハウスがありまして。そこで月に一度ライヴをやってまして。最初は本当に私のことなんて誰も知らないし、もうあのテレビゲームが流行ってて、インベーダーゲームが流行ってた時代なので(笑)、後ろのほうでゲームをやってる人がいたりする中で歌っていたりしたんですけど、そんなスタートだったんですが徐々に徐々に人々が少しずつ増えてきて、そのうち入りきれなくなって床が抜けるんじゃないかっていう感じに盛り上がっていったという時代があったんですが。そのとき同じ現象を佐野くんも歩んでいたということで、なんかとても私たち似てるというか、あの同じような本当に状態を互いに互いのスタンスで味わっていたというようなことで、すごいシンパシーを感じて。とても仲良くなりまして。で私は佐野くんにさっきかけましたがSilver GirlとかあとSo Youngとか曲を書いてもらって。So Youngという曲が最初だったんですけれど。[すごくいい曲ができたよ、久美子]って言って持ってきてくれて。それでレコーディングの日にスタジオに入ったら、もうばっちり、ちゃんとミュージシャンの方もみんなよく知ってるミュージシャン方なんですけれど、ハートランドの方々から、いつでもOKみたいな感じなんですが。佐野くんが私に[じゃあ久美子、僕が歌ってみるから、それを聴いてそれから歌うといいよ]って言ってくれてね(笑)。[わかった。じゃあ待ってるね]って言って、佐野くんがスタジオに入って歌いはじめたんですけれど、ずっーと歌ってて終わらないんです(笑)。ふふふ。[もう佐野くん、私わかったから。もういいんだけどな。もう大変そうなんだけどな](笑)。って思うのに、佐野くんはもうずっーとノリノリでね、歌ってて。それもレコーディングしておきたいくらいな感じでしたけれど。でもその後に私がちゃんと歌える番がやっと来まして(笑)。で歌を歌って佐野くんと一緒に、佐野くんはコーラスという感じじゃないですけれど、一緒に本当にデュエットしてるような、そんな感じですけれどスタジオの狭いブースの中に二本マイクスタンドを立てて隣り合わせで歌ったんですけれど、もう本当にライヴをやってるような、そんな感覚でしたね。本当に素敵な人ですよね。佐野くんの話をすると、まだまだ全然長くて終わらないんですけれど(笑)。その後もニューヨークでお散歩してたらばったり会ったりとか。今思うとあの1980年代のあの初期の頃っていうのは、いろいろ素敵なドラマティックな出来事がたくさんあったなというふうに思います。そんな佐野元春さん、とても尊敬してる佐野くんのナンバーをここで聴いてください。私が選んだ曲ですがとても素敵な曲です。彼女、佐野元春」と山下久美子。
・終わらないSun Set
「佐野くんと本当にこう'80年代の頃にいろんな素敵な時間を過ごして、あの頃の曲っていうのは本当に私にとっても忘れられないと言いますか、なんかとても心に残ってる曲ばかりで、それで『Duets』という5年前の25周年のときに作ったアルバムですが、そのときにやっぱりカヴァーをしたんですけれど、佐野くんの曲をSOMEDAY。この曲も名曲ですね。このSOMEDAYを吉川晃司くんと一緒に歌ったことがあるんですけれど。吉川くんもね、実は私は驚いちゃったんですけれど、吉川くんも吉川って、ごめんなさい呼び捨てにしちゃってるんですが(笑)。[吉川、今回デュエットしたいんだけどお願いできますか?]とお話してて、[曲は佐野くんのね、SOMEDAYだよ]って言ったら[いいよ]って言ってくれたんですけど。なんかね、歌ってみたらすごくね、はまってるんですね。吉川くん、声もなんかいい感じに佐野くん的と言いますか(笑)。[えっ? なんで歌ってたの?]って訊いたら[うん、実はね]とか言って。デビューの前にSOMEDAYとかガラスのジェネレーションは何度もディレクターやらプロデューサーの方々の前で歌わされたことがあるんだって(笑)。それでもうほとんどモノマネ状態に近いぐらい完コピみたいなね、そんな感じで歌っていたんですって。[それは知らなかったよ]みたいな。びっくりしちゃったんですけれど。[また意外な才能を発見したね]なんて話しながら吉川くんとSOMEDAYを歌ってすごく楽しかったことがあるんですけれど。吉川くんもがんばっております。四十代になってなんか大人な感じになってきたし。なんかいろんな幅広くただのやんちゃな感じだけじゃなくて、いろいろと自分が世界を本当に広げてがんばってるんだなぁって言うふうに思ったりなんかしてます。それでは吉川くんの曲をお送りしたいと思います。私が選ばせていただいたのは終わらないSun Set です。吉川晃司」と山下久美子。
・スローバラード
30周年アルバム『手をつなごう』のレコーディングに入る前、モヤモヤした気持ちのとき、生まれて初めてキヨシローが夢の中に現れたそうだ。背中を押してくれた感じがしたと山下久美子。
・インストアライヴ
今週7月10日(土)にタワーレコードNU茶屋町でインストアライヴを行うそうだ。