2013/05/21 OnAir - 3rd. Week - ロックの歴史~5月のできごと~
01.The Strypes:Blue Collar Jane
02.Kate Nash:OMYGOD!
03.Allen Stone:Your Eyes
04.Richard Thompson:Good Things Happen To Bad People
05.佐野元春:シュガータイム
06.Buddy Holly & The Crickets:That'll Be the Day
07.The Rolling Stones:(I Can't Get No) Satisfaction
08.Buffalo Springfield:For What It's Worth
09.The Beatles:Get Back
10.George Harrison:What Is Life
11.The Band:Don't Do It (Live)
12.Carole King & James Taylor:Will You Love Me Tomorrow (Live)
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■内容の一部を抜粋
・ロックの歴史~5月のできごと~
「特集はロックの歴史の中で5月に起こった出来事を集めてみます」と元春。
・Blue Collar Jane
ザ・ストライプスの「Blue Collar Jane」。「現在、英国で話題なっています。バンド・メンバー、平均16歳のバンド。初期のヤードバーズやローリング・ストーンズを思い出すような、ごきげんなブルース・ロックを演奏しています」と元春。
・OMYGOD!
英国からユニークな女性シンガー、ケイト・ナッシュ。二十代の才能あるミュージシャン。
・Your Eyes
米国で最も注目されてるソウルフルなソング・ライター、アレン・ストーン。二十代の才能あるミュージシャン。
「海外で活躍する十代、二十代のミュージシャンから3組。ザ・ストライプス、ケイト・ナッシュ、そしてアレン・ストーン。聴いてみました。いいですね。日本でも彼らと同じ質を持った十代、二十代のアーティストがいたら、是非、紹介してください。僕のレーベルでやらしてもらいたいと思います」と元春。
・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月5月の「3PICKS!」はステレオフォニックス『Graffiti On The Train』、アイアン&ワイン『Ghost On Ghost』、そしてリチャード・トンプソン『Electric』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はリチャード・トンプソン『Electric』。
・リチャード・トンプソン
英国を代表するソングライター。現在64歳。そして偉大なギタリストのひとりでもある。ローリング・ストーン・マガジンが選んだ「100人の偉大なギタリスト」という特集でリチャード・トンプソンは19位に選ばれている。レコーディング・アーティストとしては1967年、ブリティッシュ・フォーク・ロックのバンド、フェアポート・コンベンションでデビューしている。
「リチャード・トンプソンといえばブリティッシュ・トラッドのミュージシャンとして知られていますよね。英国の伝統的なフォーク・ソングをロック音楽のフォーマットで演奏するというスタイルです」と元春。
リチャード・トンプソンの新しいアルバム『Electric』が出た。レコーディングは米国、ナッシュビルで行われた。今回のアルバムではドラム、ベース、ギターという3人のバンド・サウンドにこだわっている。ギター、ヴォーカルにリチャード・トンプソン。ベースにタラス・プロドヌーク、そしてドラムスにマイケル・ジェローム。この3人によるとても引き締まったバンド・アンサンブルが素晴らしい。レコーディング・プロデューサーはバディ・ミラー。最近ではロバート・プラントの『Band Of Joy』をプロデュースして高い評価を得た。現代のアメリカン・カントリー・ミュージックを引っぱる大事なアーティストのひとりでもある。彼のプロデュースで作られたリチャード・トンプソンの新作、アップ・テンポ、スロー・テンポ、そしてお馴染みのブリティッシュ・トラッドの演奏、聴いていて楽しくなるような素晴らしいアルバムに仕上がっている。40年以上のキャリアがあって今でもクリエイティブな音楽を続けている。このアーティストとして前向きな姿勢というのはリスペクトに値する。新しいレコード『Electric』から「Good Things Happen To Bad People」。
シュガータイム
佐野元春 : この曲は1982年5月21日に出したアルバム『SOMEDAY』に入っている曲です。今日は5月21日だから、正にちょうど31年前の今日、アルバム『SOMEDAY』がリリースされたことになります。そこで今夜のMotoharu Radio Showでは、ロックの歴史の中でこの5月に起こった出来事を集めてみました。例えば1955年の5月、チャック・ベリーがデビュー曲「Maybellene」をレコーディングしています。ロックンロールの歴史の幕開けですね。そして1957年の5月にはバディ・ホリー、最初のヒットとなったこの曲が発売されました。バディ・ホリー&ザ・クリケッツ、曲は「That'll Be the Day」。
That'll Be the Day
・トゥイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるトゥイッターを公開しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。www.moto.co.jp/MRS/ 番組からトゥイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/
今週はNPO法人「よこはま里山研究所NORA」。神奈川県横浜市内に残る農地や里山の保全を行っている。
・(I Can't Get No) Satisfaction
1965年の5月、キース・リチャーズがミック・ジャガーと一緒にツアー先のモーテルで作曲したのが「(I Can't Get No) Satisfaction」。
・For What It's Worth
バッファロー・スプリングフィールドは1969年の5月に解散コンサートを行っている。スティーヴン・スティルスとニール・ヤングはクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングに。リッチー・フューレーとジム・メッシーナはポコに、それぞれ分かれていった。
・Get Back
1970年5月、ビートルズの最後になったアルバム『Let It Be』が英国で発売になった。このアルバムはビートルズが制作の途中でレコーディングを投げ出してしまい、しかたなく後をまとめたのがプロデューサーのフィル・スペクター。何とも後味の悪い結果となった。このフィル・スペクターの仕事に今でも怒ってるのがポール・マッカートニー。のちにフィル・スペクターの要素をなくして『Let It Be NAKED』というアルバムが発売される。ポール・マッカートニーは「これが本当に聴きたかったサウンドさ」とそんなふうに語ったとのこと。その『Let It Be NAKED』から「Get Back」。
・What Is Life
アルバム『Let It Be』が英国で発売になった1970年5月、ビートルズは解散しようとしていた。この月にジョージ・ハリスンがソロ・アルバムのレコーディングをはじめている。『All Things Must Pass』。エリック・クラプトン、デイヴ・メイソンなどをゲストに迎えたアナログ盤3枚組の大作になった。プロデューサーはフィル・スペクター。ジョン・レノンも1970年にソロ・アルバム『John Lennon / Plastic Ono Band』(邦題は『ジョンの魂』)を出しているが、アルバムのプロデューサーはこちらもフィル・スペクター。
ジョージ・ハリスンのソロ・アルバム『All Things Must Pass』から「What Is Life」、「人生ってどうなってんの」。
・Don't Do It (Live)
1971年5月。ザ・バンドは初めてのヨーロッパ・ツアーを行っている。ドイツからはじまってコペンハーゲン、ストックホルム、ロンドン、そしてアムステルダム、計12回のコンサートを一ヶ月かけて行った。ザ・バンドの1972年のアルバム『Rock Of Ages』から「Don't Do It」。
・Will You Love Me Tomorrow (Live)
1973年5月。キャロル・キングがニューヨーク、セントラルパークでフリー・コンサートを開催した。観客は10万人も集まったという話。1971年、アルバム『Tapestry』を出してヒット、翌年にはグラミー賞を授賞し、波に乗ってるときのライヴ。
2010年、ロサンゼルス、トルバドールでのライヴからジェームス・テイラーとのデュエット「Will You Love Me Tomorrow」。
・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・次回放送
6月4日火曜日、夜11時。