Motoharu Radio Show #103

2012年02月08日 | Motoharu Radio Show

2012/02/07 OnAir - 1st. Week - オリジナルを超えたカバー曲特集
Los Lonely Boys:Fly Away
Ani DiFranco:Mariachi
Paul McCartney:My Valentine
Foster the People:Waste
Best Coast:Our Deal
The Isley Brothers:Twist and Shout
The Beatles:Twist and Shout
Bobby Fuller Four:I Fought the Law
The Clash:I Fought the Law
Bob Dylan:All Along the Watchtower
The Jimi Hendrix Experience:All Along the Watchtower
Oasis:Wonderwall
Ryan Adams:Wonderwall
Fleetwood Mac:Black Magic Woman
Santana:Black Magic Woman
佐野元春:君が気高い孤独なら
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■内容の一部を抜粋
・Fly Away
米国、テキサスからのロス・ロンリー・ボーイズは現在来日中。2月7日は東京のライヴハウスで演奏を行ったそうだ。

・Mariachi
ニューヨークの女性ソングライター、アーニー・ディフランコ。自分で運営するインディ・レーベルからの新しいレコード。
「詞曲ともに素晴らしい、とてもクリエイティブなソングライターです」と元春。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月2月の「3PICKS!」はポール・マッカートニー『Kisses On The Bottom』、『Chimes of Freedom: Songs of Bob Dylan』、そしてレナード・コーエン『Old Ideas』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はポール・マッカートニー『Kisses On The Bottom』。

・ポール・マッカートニー
ビートルズのメンバーの一人。現在69歳。今も現役で音楽活動を続けている。ポピュラー音楽史上最も成功した音楽家。ポールは昨年三度目の結婚をした。相手はアメリカ人で会社役員をしている。
「まっ、余計なお世話かもしれませんけれども、いつまでも仲良く、互いに支えあってほしいですね」と元春。
ポールの新しいレコードは自分の気に入りのスタンダード・ナンバーのカヴァー曲を歌っている。コール・ポーターやファッツ・ワーラー、そうした初期のティン・パン・アレーの名曲をカヴァーしている。そこはポールらしくありふれたカヴァー集にしないということ。ヴァッキング・ミュージシャンにダイアナ・クラールのピアノ・トリオが参加している。ポールはこのアルバムについてこんなふうに語っている。
「とても繊細で、親密感がある作品。仕事のあと家でワイングラスやティーカップを手にしながら聴くアルバムだ」
アルバム『Kisses On The Bottom』から「My Valentine」。

・Waste
・Our Deal
「ポピュラー音楽ということでいうとアイディアの楽しさ、新しさというのはポップ音楽でとても大事な要素だと思うんですけれども、それに加えてどのように時代と共鳴しあうか、これも大事なことだと思います。次に聴いてみたい二組のバンド、今この時代と上手に響き合ってるようです。アメリカ西海岸で人気のあるバンド二組、フォスター・ザ・ピープル、そしてベスト・コースト。エコーのかかり具合が'60年代フィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドを思わせます」と元春。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週は「市民ZOOネットワーク」。動物園を通して人と動物の関係を考えるをテーマに2001年から活動している。

・特集「オリジナルを超えたカヴァー・ソングス」
「よくカヴァー・レコードという言葉を聞きます。これはほかのシンガーが録音した曲を違うシンガーが歌ったレコードのことです。音楽好きの人たちの会話を聞いてるとこのカヴァー・レコードという言葉をこんなふうに使ってます。例えば『今回コール・ポーターの曲をカヴァーしたポール・マッカートニーのレコード、いいよね』そんな感じです。あるいは『このジミ・ヘンドリックスがやったカヴァー、オリジナルのディランを超えてるんじゃない?』そんな感じですよね。それとか『ちょっとこのエルヴィス・コステロのカヴァー・レコード、原曲と全然違うんだけれど、どうかな?』そんな使いかたもします。まっ、僕もミュージシャンなのでわかるんですけれども、人の曲をカヴァーするとき、いちばん望むことは、オリジナルを超えてるよね、そのように思われたらうれしいということです。そこでMotoharu Radio Show。番組後半は特集『オリジナルを超えたカヴァー・ソングス』。何曲かレコードを選んできました。まずはこの曲。'60年代、アイズレー・ブラザーズのヒット・レコード『Twist and Shout』。まずオリジナルを聴いて、そのあとカヴァー・レコードを聴いてみます」と元春。

・Twist and Shout
オリジナル、アイズレー・ブラザーズの曲をビートルズがカヴァーした。

・I Fought the Law
'80年代のUKバンド、クラッシュがシングル・レコードで出したカヴァー・レコード。バディ・ホリーのバンド、クリケッツの曲。その後、ボビー・フラー・フォーが歌ってヒットした。クラッシュのカヴァー・レコードは1979年にリリースしたが、もはやクラッシュの持ち歌といっていいくらい、ファンのあいだでは馴染み深い曲となっている。

・All Along the Watchtower
オリジナルはボブ・ディランの曲。ジミ・ヘンドリックスが演奏してヒットした。

・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・Oasis
・Black Magic Woman
「カヴァー・レコードでいうと多くの人にカヴァーされてるソングライターの一人にボブ・ディランがいます。個人的に僕いつも思うんですがディランのレコードで聴いたかぎりではピンとこなかった曲でも、ほかのアーティストがカヴァーしたレコードで聴くと、あっこんないい曲だったんだとびっくりすることがあります。ディランの曲は音楽的には比較的シンプルな作りの曲が多いです。そこに的を得た言葉が乗ると、たちまち強いイメージが浮かんできます。思わず自分も歌ってみたくなるような曲ということですよね。次に聴いてみたいこの曲はどうでしょうか? オリジナルはUKバンド、オアシスの曲。ライアン・アダムスがカヴァーしています。そして続くもう一曲はサンタナのヒット・レコード、『Black Magic Woman』。この曲はサンタナのオリジナルだと思ってる人多いんじゃないかと思います。実はカヴァー・レコードです。オリジナルはフリートウッド・マック」と元春。

・リクエスト
「番組ではみなさんからの曲のリクエストを待ってます。ほかのリスナーに紹介したい曲などがあったら、是非番組専用のウェブサイトを使って送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・君が気高い孤独なら
リスナーから「この曲をラジオで聴きたくてリクエストしました」というコメントを読んで。
「CDや携帯ガジェットで聴くのと感じかたが違うということですよね。これはよくわかりますね。たぶんラジオで聴くと見知らぬ仲間とこの曲をみんなで一緒に聴いてるんだ、そういうようなちょっと楽しい気持ちがあるんだと思います。そこがラジオならではのいいところですよね」と元春。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
コメント
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