<08月26日プレイリスト>
[納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)]
チャンスの前髪/竹内まりや 8月8日発売ニュー・シングル
GIRLS ON THE BEACH/山下達郎 "BIG WAVE" '84
象牙海岸/竹内まりや "LOVE SONGS" '80
愛を描いて~LET'S KISS THE SUN/山下達郎 "MOONGLOW" '79
砂に消えた涙/竹内まりや "LONGTIME FAVORITES" '03
恋のかけひき/杉真理 "SONG WRITER" '80
THEME FROM BIG WAVE/山下達郎 "BIG WAVE" '84
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
この一週間は一歩も外に出ず、エアコンの設定温度をあまり上げず、29度から30度のあいだで、だらだら汗をかきながら曲を書いているそうだ。
・777回目
この番組、今回で通算777回目となるそうだ。
・納涼夫婦放談
10年以上続いている。今回はタツローさんが曲書きの最中なので、まりやさんが選曲、ハガキの選り分けを行った。
・チャンスの前髪
8月8日発売、まりやさんのニュー・シングル。
チャンスの神様はギリシャ神話のゼウスの末っ子で名前はカイロスという。このカイロスは身近に何度も走ってくるそうだ。
・緒形拳が書いた題字
シングルの題字は緒形拳さんが書いてる。
秋元康監督作品『グッバイママ』にまりやさんがエキストラで友情出演したときが初対面。まりやさんは旅人の役で、成田空港で緒形拳さんとぶつかるというシーンを撮影したそうだ。その撮影のときに控え室で記念にお互いのサインを交換したのだという。まりやさんはその時、台本にサインをもらったそうだが、書かれた文字が風情があったので尋ねると、書をやっているという話だった。緒形拳さんは竹早高校出身でタツローさんの先輩になるので、そういう縁もあって、今回のシングルの題字を依頼したそうだ。
「[人生の扉]という字をね、書くにあたって、ただの印刷の文字だったら味気ないじゃない。でも、あれだけ年輪を重ねた人が書かれる文字というのは美しいんですよね」とまりやさん。
「要するにコネじゃん(笑)」とタツローさん。
ちなみにまりやさんは映画『人間の証明』にも出演しているらしい。
・GIRLS ON THE BEACH
竹内まりやの選曲。「行く夏を惜しんで」とのこと。ビーチボーイズのカヴァー。
・象牙海岸
この時期にリクエストの多い曲。1980年のまりやさんのアルバム『LOVE SONGS』に収録されている。松本隆作詞、林哲司作編曲。
「この当時、私忙しくて、ツアーがあったり、テレビやったりでリズム録りに立ち会えなかったのね。それでたまたまそこにエポちゃんがいてくれて、仮歌を彼女が歌ったのを聴いて、[ああ、こういうメロディーなんだ]っていうふうに(笑)、それで練習したのを覚えてる」とまりやさん。
・ハラハラする
リスナーからの質問。「お互いに、あなたを見てるとハラハラする、というような出来事はありますか?」
タツロー「すぐ唐突な質問を人にする癖」
まりや「ああ~。話の脈絡ないって言うんでしょう? 私もお返ししますけれど(笑)。話がループになる(笑)」
タツロー「それは酔っ払うとだろ?」
まりや「そうなの(笑)。その頃からハラハラするのね。で、みんなは優しいからタツローの話が[あっ、今日これで4回目だ]とわかっていても、何にも言わないけど...」
タツロー「それ、大体酔っ払い、一般でしょ? 俺だけじゃないよ。もっとひどいやつたくさんいるもん」
まりや「ああ、そうなの。でも[今日、これで4回目だよ]っていうとき、足をキュッとやりたくなるんだけど(笑)」
タツロー「クックックッ」
まりや「ハラハラするわ、あれは」
タツロー「ウチ帰ってからのほうがね...」
まりや「いちばん不思議なのは(笑)、酔っ払って帰ってきて、それで[今日、こんな話しがあってさ]って話してくれるじゃない。で、次の日の朝、[実は昨日さ...]って言って、一字一句、寸分違わずもう1回同じこと話すじゃない?」
タツロー「そうだってね(笑)」
まりや「あれ、すごいよね。内容は一字一句言えるのに、私に話したことだけは記憶から...」
タツロー「前の晩にね。何十回となくあるんだけどね。でも、その寸分違わずっていうのがすごいよね。我ながら」
まりや「だから[次、こうだったでしょ]って言ったら、[話したっけ?]ってことになって」
タツロー「最近、そういう具合に...」
まりや「とても多いです。ハラハラします」
タツロー「自分でしかし、わからないっていうのがすごいよね。それがね。だんだん、でも、褒められてるんだか貶されてるんだか、わからなくなってきた(笑)」
まりや「記憶力がいいんだか、悪いんだかわからない(笑)」
タツロー「はははは。酔っ払い、一般だけど、でもウソは言ってないちゅうことだよ、要するに」
まりや「そうだよね」
・愛を描いて~LET'S KISS THE SUN
リスナーから曲のあたまは何度聴いても「カメレオン」に聞こえるというお便り。
「あれは"Come along!"っていってるんです」とタツローさん。
この曲は完成まで時間がかかったので、タツローさんは聴いてると、その記憶がフラッシュバックするのだという。
・プレゼント
「チャンスの前髪」のプロモーション・グッズで「チャンスの手鏡」。10センチ四方の携帯手鏡で「チャンスの前髪」のジャケットが表裏にプリントされていて、開くと立てかけられるようになってる手鏡。まりやさんも愛用してるとか。30名にプレゼント。9月9日に当選者の発表を行う。「納涼夫婦放談」の感想を紙面に書いて欲しいとのこと。
・だろ?
リスナーからのお便り。「最近、まりやさんがタツローさんに向かって、巻き舌で[だろ?]と言わなくなり残念に思う」とのこと。
もともとはまりやさんのコンサート・スタッフの運送のスタッフが、打ち上げで酔って「だろ?」って言ってたのを聞いて、家で麻雀をやってるときに面白半分で使ったのが内輪ウケしたものだとか。最近、麻雀をやらなくなったので使ってないのだそうだ。
・砂に消えた涙
まりやさんがこの季節になると聴きたくなる曲。アルバム『LONGTIME FAVORITES』収録曲でミーナのカヴァー。
・数原晋
「チャンスの前髪」に参加したトランペット・プレーヤー数原晋さんは、タツローさんのソロ・デビュー当時から付き合いがあるという。もう還暦になる。実はタツローさんの「バラ色の人生(LA VIE EN ROSE)」の口笛ソロも吹いてる。口笛の名手。
・恋のかけひき
杉真理さんが今年デビュー30周年で、ソニー時代のアルバムが6枚、紙ジャケでリイシューされた。この曲はまりやさんがコーラスで参加している。作詞作曲杉真理さん、編曲松任谷正隆さん。1980年のアルバム『SONG WRITER』収録曲。
・THEME FROM BIG WAVE
まりやさんの選曲。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
09月02日は、「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」