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OPUS ~ALL TIME BEST 1975 - 2012~

2012年10月26日 | 山下達郎

個人サイトに『OPUS ~ALL TIME BEST 1975 - 2012~』のレビューをアップしました。
よろしくお願いします。

9月2日に放送されたNHK-FM「Sound Creators File」(山下達郎)で、
第一回ゲストのクリス松村さんの話を聞いてると、
どうも年齢が近そうな気がした。
ウイキペディアで調べると年齢不詳ということだった。
でも弟さんが秋篠宮と同級生ということなので(僕は秋篠宮と同い年)、
クリス松村さんのほうが年上だと判明した。
世代的には近いみたいですね。

クリス松村さんの1979年の話を聞いてて思い出したことがある。
小学校の頃、1977年か78年、父に連れられて近所の喫茶店に入った。
クリーム・ソーダかなんか飲みながら、
店内のマガジン・ラックから少年ジャンプを読んで、
江口寿史の「すすめ!! パイレーツ」と運命的な出合いをした。
以後、コミックが出たら買うようになった。
その中で、まっ、当時から江口寿史は楽屋落ちがあって(苦笑)、
達郎さんの『Circus Town』とか『Spacy』を聴いてると言ってた(描いてた)。

コミックは大体連載から一年とか二年とか遅れるわけだから、
1979年頃には僕は山下達郎という名前に触れてたんだなということを思い出した。
1979年の景色がサァーっと広がってきて、
その中で「Funky Flushin'」を聴いてると、なんかとても懐かしく感じた。

それ以前の自らの音楽体験に思いを馳せると。
小学生の頃は歌謡曲しか聴いてなかったように思う。

シュガーベイブがデビューした1975年、昭和50年のヒット曲って何だったのだろうと、
ふと気になり検索してみると以下のサイトがヒットした。
http://showa.pj39.com/00/1975.html

上位の曲をざっと挙げてみると
「昭和枯れすすき」、「シクラメンのかほり」、「時の過ぎゆくままに」、
「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」、「ロマンス」、「心のこり」、、、
意外に今でも覚えてるものだなぁ。僕は小学校四年生だった。
この時代に「Down Town」を聴いていたらどんなふうに思ったのだろう。

山下達郎シアター・ライヴ「PERFORMANCE 1984 - 2012」

2012年09月28日 | 山下達郎

8月25日(土)から一週間の予定で全国13ヶ所のシネコンにてプレミアム上映した
山下達郎シアター・ライヴ「PERFORMANCE 1984 - 2012」が
10月6日(土)から12日(金)まで一週間限定の予定で再映されることになったようです。
上映劇場、劇場鑑賞券等、詳細は下記サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/movie.html

シアター・ライヴ、僕は梅田ブルク7で観ました。
個人サイトにレビューをアップしています。
ネタバレしてますのでご注意をよろしくお願いします。
ライヴに関する質問(PERFORMANCE 2011 - 2012編)の下に掲載してます。






山下達郎 Performance 2011 - 2012 大阪公演(3.2)

2012年03月09日 | 山下達郎

3月2日にグランキューブ大阪で行われた達郎さんのコンサートを聴きに行きました。
個人サイトにレビューをアップしてます。
ネタばれしてますので自己責任において読む、読まないを選択してください。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/

今回のツアー、この日が関西での最終公演。
僕もこれで見納めとなりました。
まぁ、追加公演が来週の東京、NHKホール公演の頃に発表されるかもしれません。
日程次第ではどこかに行きたいという気持ちはあるんですけれど。。


山下達郎 Performance 2011 - 2012 大阪公演(1.27)

2012年02月11日 | 山下達郎

1月27日にグランキューブ大阪で行われた達郎さんのコンサートを聴きに行きました。
個人サイトにレビューをアップしてます。
ネタばれしてますので自己責任において読む、読まないを選択してください。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/

大阪フェスティバルホールが建て替えのため閉館したのが2008年の年末。
2010年のツアーは関西では神戸国際会館とびわ湖ホールでしか行われなかったため実に3年ぶり。
今回のツアーでは1月26日と27日、3月1日と2日の全4公演がグランキューブで行われます。

フェスティバルタワー。1月29日に撮影。



肥後橋側からの撮影です。角がカーブしています。
レリーフはまだ公開されてません。設置場所はグレーのシート部分ですね。



渡辺橋側。



こちらは一部ガラス張りですね。
新装フェスティバルホールは来年の春にオープン。楽しみです。

Performance 2011 - 2012 神戸公演

2011年12月28日 | 山下達郎

11月16日に神戸国際会館で行われた達郎さんのコンサートを聴きに行きました。
個人サイトにレビューをアップしてます。
ネタばれしてますので自己責任において読む、読まないを選択してください。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/

まだツアーのほうは続いていますが東京公演が開催されて一段落というところでしょうか。
今回はレビューなんて言っちゃってますがあっさりとした内容です。
ツアーを再開してから毎年ライヴが見られるようになると、
毎回毎回詳しく書かなくてもいいかな~という感じです。
それに聴きに行ったのはツアー5本目のステージで、
さすがにその時点ではネタばれ配慮しなくてはいけない雰囲気で、
しばらく自重してましたら、すっかり記憶が飛んでるところも出てきて。。
また次の機会があれば何か書いてみたいと思ってます。



神戸公演開演前に神戸大丸7階のゆとりの空間で揚げ鶏のプレートを食べました。
ここは栗原はるみさんのカフェだと聞きました。
とてもヘルシーで美味しかったです。



今日は一日"山下達郎"三昧 第二部

2011年10月01日 | 山下達郎

■今日は一日"山下達郎"三昧 第二部
2011年9月19日(月・祝)
NHK-FM 19:20-22:45
http://www.nhk.or.jp/zanmai/past/20110919tatsuro/index.html

出演:山下達郎 黒崎めぐみアナウンサー 平田毅(NHKアナウンス室 専任局長)
ゲスト:松尾 潔

[第二部]19:20-22:45
67 Plastic Love(Live)[1986.7.30 中野サンプラザ]
68 Last Step(Live)[1998.2.26 福岡サンパレス]
69 What's Going On(Live)[2003.3.21 TOKYO FM ホール]
70 Nights In White Satin(Live)[2001.11.21 ON AIR EAST]
71 Guilty(Demo Version)
72 Hey, Reporter
73 いつも通り(Live)[1974.?.? 池袋シアターグリーン] / Sugar Babe
74 ジェット・コースター・ロマンス / kinki kids
75 ハイティーン・ブギ / 近藤真彦
76 Guilty / 鈴木雅之
77 夏の恋人 / 竹内まりや
78 酔いしれてDeja Vu / 円道一成
79 Woman / フランク永井
80 プロポーズ
81 俺の空
82 いのちの最後のひとしずく
83 あしあと(Live)[1984.1. 大阪フェスティバルホール]
84 ポケット・ミュージック(Live)[1986.7.30 中野サンプラザ]
85 Stand By Me(Studio Live)
86 さよなら夏の日(Live)[2010.8.14 RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO SUN STAGE]
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■内容の一部を抜粋
・Joyじゃないやつ
達郎さんのライヴ・アルバム『Joy』から22年。続編となる『Joy 2』を出したいがなかなか思うに任せないという。『Joy』にはいろいろな曲が入ってるが、入ってないヴァージョンを俗に「Joyじゃないやつ」と呼んでるそうだ。

・Plastic Love(Live)
「Joyじゃないやつ」から1986年7月30日に中野サンプラザで行われたライヴから。このヴァージョンは『Joy 2』が発売されても収録されることはないそうだ。『Joy』収録ヴァージョンのほうが出来がいいという。まだ仮ミックスの段階だが自分の番組でかけたときからリマスタリングしてるので更に音がよくなってるとか。オリジナルはまりやさんの1984年の作品だが、その後育児のためまりやさんが表に出られないときに、1986年のアルバム『ポケット・ミュージック』のツアーで「まりやの代わりに歌います」と言って披露していたそうだ。

・Last Step(Live)
1998年2月26日に某放送局の名物ディレクターの還暦祝いとして福岡サンパレスで行われたライヴから。ライヴ・アルバム『Joy』にはアンコールで歌ったギターの弾き語りヴァージョンが収録されている。ラストに歌った曲がライヴ・アルバムの冒頭を飾るという趣向が凝らされている。今回のヴァージョンはレアな演奏入りのライヴ・ヴァージョン。'90年代以降、フル・バンドで演奏した「Last Step」のライヴ・ヴァージョンはこのときと、1994年の「山下達郎 Sings Sugar Babe」だけだという。この日が達郎さんのバンドにはじめてギタリストとして佐橋佳幸さんが加わった日になるとか。いわゆるPAアウトの音源。

・What's Going On(Live)
2003年3月21日にTOKYO FM ホールで行われたアコースティック・ライヴから。達郎さんとベースの伊藤広規さんとピアノの難波弘之さんの3人だけの演奏。達郎さんのファンクラブ10周年を記念したツアー。その初日はレギュラー番組の「Sunday Song Book」10周年記念としてスタートしたが、アメリカのイラク侵攻が前日に起こり、急遽この曲をセットに加えることになったそうだ。オリジナルはマーヴィン・ゲイの「What's Going On」で1971年に発表された曲が、それから30年以上経ってもそのメッセージ性はまだ有効だという証明になったとか。ドラムはドラムのループをテープでかけながらの演奏で「難波くんのキーボードが素晴らしい」と達郎さん。

・Nights In White Satin(Live)
2001年11月21日にON AIR EASTで行われた難波弘之さんのデビュー25周年記念ライヴから。オリジナルはムーディー・ブルース。達郎さんの中学、高校時代はブリティッシュ・ロックを聴いていたとか。難波さんも同世代でキース・エマーソンとかを聴いていたので、せっかくの機会だからブリティッシュ・ロックのカヴァーを演奏することになったそうだ。「僕は一回人前で歌って見たかっただけなんだけど(笑)」と達郎さん。いわゆるPAアウトの音源。

・達郎という泥沼
松尾さんは達郎さんのことを熱く語るあまり暴言を吐いてしまった(笑)。
松尾「音が雄弁であれば実生活は饒舌でなくても大丈夫という人が少しずつ増えてきてるのかもしれませんけれども、僕も含めて今の例えば四十代ぐらいのリスナーの方々は、達郎さんの音楽と、あと達郎さんのお話、この二つが互いを裏打ちし合うような関係で、どんどん達郎という泥沼に...」
達郎「何を言ってるんですか(笑)、あなた」
松尾「ごめんなさい。なんか褒めてるつもりなのに表現がラフで(笑)。達郎という泥沼(笑)。失礼しました(笑)。」
達郎「ミドルネームを"泥沼"にしよう」
松尾「すいません、あとで誤ります(笑)」

・Guilty(Demo Version)
ここから先の企画は達郎さんが提供した曲にコメントをもらうコーナーになるのでそれに先駆けて。鈴木雅之さんに提供した3曲の中で達郎さん自身が気に入ってる曲が「Guilty」。このヴァージョンはデモ・ヴァージョンなのでミックスが若干違うそうだ。メロディーを変えたいので仮歌をもう一回歌ったのがこのヴァージョンなのだとか。

・平田毅さん
午後8時代は達郎さんがNHKの中で最も仲のいいアナウンサーの平田毅さんをゲストに迎えて。現在、平田さんはNHKアナウンサー室のNO.2なのだとか。平田さんが1980年にNHKに入局し、初任地の青森で「FMリクエスト・アワー」と毎週月金の帯番組のレギュラーをFMでやっていて、そこにある日キャンペーンで達郎さんがやってきたのが最初の出会いなのだとか。調べたところ1981年3月20日のことだそうだ。この日のために平田さんは「山下達郎・竹内まりや年表」を作って持ってきたという。それによると平田さんが青森にいた1980年から1984年にかけての4年間は「山下達郎活動期」だったとか。オリジナル作品が3枚に企画ものが3枚と6枚のレコードを発表している。これは山下達郎史上最大のアルバム発表枚数になるという。アルバムは『Ride On Time』、『On The Street Corner』、『For You』、『Greatest Hits』、『Melodies』、『Big Wave』の6枚。その度にキャンぺーンで会って達郎さんにインタビューしたりしたそうだ。

・Hey, Reporter
平田さんが知ってる達郎伝説は1982年にテレビのレポーターがライヴの楽屋に来て「山下達郎さんはどこですか?」と訊いたことがあり、そのエピソードを基に「Hey, Reporter」という曲を書いたというもの。達郎さんとまりやさんが付き合いはじめた頃にレポーターに追いかけられて、それを題材にして曲を書いたのは本当だが、実際「山下達郎さんはどこですか?」というのは1982年7月26日に西武球場で行われたイベントがあり、その前日に達郎さんとまりやさんのことが新聞に出たので、放送局のスタッフが気を遣い、達郎さんをハイエースに乗せて球場の裏口から楽屋に入れた(姿を隠すために毛布をかけられて荷物扱いにされたそうだ)。バンドのメンバーは普通に楽屋入りしたが、そのことを知らないテレビのレポーターがそこら中で「山下さんはどこ?」と訊きまわっていたとか。レポーターは達郎さんがテレビの歌番組に出ないので顔を知らなかった。それ以来、いわゆる芸能界に、テレビの歌番組に進出してはいけないと思ったという。

・テレビ出演
マクセルのCMに出演したのはスタッフがコマーシャル音楽のスタッフだったので、言い含められてサイパンに連れて行かれたと、簡単に15秒で言えばそういうことだったとか。
1980年にまつわるエピソードとしては、その年末の12月31日に『Moongrow』が日本レコード大賞のベスト・アルバム賞を獲得して達郎さんはテレビに出た。それは達郎さんのスタッフが地方出身者ばかりで、「自分たちが手掛けたアーティストがベスト・アルバム賞を獲った、故郷に錦が飾れるのでお願いだから出てくれ」と懇願されたのでしかたなく出演したのだと達郎さん。イエロー・マジック・オーケストラと長渕剛さんもベスト・アルバム賞を獲得したが、出演したのはYMOの3人と達郎さんだけ。残念ながらそのときの映像はないそうだ。平田さんはカセットテープ(マクセルのCM)のはネットに出てるのを見たと話していた。

・RISING SUN ROCK FESTIVAL
リスナーから寄せられた達郎伝説。
昨年の「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO」で達郎さんの出番のとき、出演したアーティストやスタッフが全員観に来たので、SUN STAGEの前方は業界人ばかりだったという話。
楽屋が空っぽになったというのは本当だとか。関係者によると楽屋が空っぽになったのは初めてのことだったそうだ。

・中古レコード店をまるごと買った
リスナーから寄せられた達郎伝説。
達郎さんが中古レコード店をまるごと買ったという話。
達郎さんの友人で中古レコード店に行って「これ全部でいくら?」と言った人が何人かいるそうだが、達郎さんはそんなことは絶対にしないそうだ。レコードはそこで待ってるものだから、全部見て、ほしいものだけ買うことにしてるとか。
「そういうような尾ヒレ背ヒレがつくんですよ」と達郎さん。

・放送局のレコード
リスナーから寄せられた達郎伝説。
ある放送局でレコードを処分することになり、達郎さんに連絡したらトラック2台分ほど自ら選んで持って帰ったという伝説。
これも嘘。放送曲のレコードは資産なので勝手に処分できないそうだ。1980年以前には放送局のレコードが100円以下でバザーなどに出されたこともあったが、今は絶対ありえない話だと達郎さん。

・ゴジラ
リスナーから寄せられた達郎伝説。
ライヴのときステージにゴジラのフィギュアを置いてるというもの。
本当。達郎さんはゴジラが好きなのでフィギュアをアンプの横に置いてるそうだ。ラジコンのゴジラで、30センチくらいの本当によくできたゴジラで、尻尾は動くし、首は回るし、吠えて歩いたのだそうだが、今はすべての機能が退化して置物になってるとか。

・神奈川県民ホールで声の調子が悪くて中断
リスナーから寄せられた達郎伝説。
神奈川県民ホールでのコンサートが声の調子が悪くて中断して振替公演が行われたというもの。
むかしは死のロードでときどき声の調子が悪くなったそうだ。神奈川県民ホールのときは、コーラスの女性から飲みつけない中国製か台湾製の水薬を飲まされて、それでコンサートに臨んだが、声が嗄れて出ないんじゃなく水薬を飲んだせいでGから上が全然出なくなり、一時間七転八倒したが、結局その日はやめて振替にしたそうだ。普通は「がんばって~」とか「しっかり~」と声援があるものだが、その日の客は「今日は会社休んで来てんだから、ちゃんとやれ!」と血も涙もない客だったので中止にしたという。何日か後で振替公演にしたら、小さな子どもがたくさん来ていて、お母さんたちが子どもを預けて観に来ていたが二度も預けられず、連れてきて膝の上に乗せて観ていたとか。35歳くらいの話で、その頃は地獄のロードだったそうだ。今は体調管理をしてるし、年なのでスケジュールもタイトではないから声の調子が悪くなることはないという。

・いつも通り
初代シュガーベイブの演奏。1974年、池袋シアターグリーンでのライヴ・レコーディング。2005年のアルバム『SONGS』30周年盤にボーナス・トラックとして収録した音源と同じ。
黒崎めぐみアナは1994年に行われた「山下達郎 SINGS SUGAR BABE」を平田さんと観に行ったそうだ。平田さんと黒崎さんは初任地の先輩後輩の間柄だとか。

・大貫妙子さんのコメント
シュガーベイブの頃、コマーシャルの仕事を達郎さんが見つけてきて、レコーディング・スタジオでコーラスの録音をしてたら、なかなかハモらなくて、達郎さんから「音程が悪いんだよ!」と怒られて喧嘩になったエピソードを話した。それがトラウマになって40歳過ぎまで悩んでいて、ステージに立つのが怖くなり、ライヴ嫌いの原因のひとつになったそうだ。近年はそれを克服できて、ちゃんと歌えるようになったとか。自分にとって歌のハードルを挙げたのは山下達郎という存在があればこそなので今では感謝していると話した。

・kinki kidsのコメント
kinki kidsのデビュー曲「硝子の少年」を手掛けた達郎さん。レコーディングの現場に駆けつけて、そのままディレクションを行ったという。剛くんの好きなお茶を段ボール箱一杯持ってきてくれたり、体調を崩していた様子を見て、一日仕事をオフにしてくれたりと気を遣ってもらったという。新しいアルバム『K album』では達郎さんの新曲「いのちの最後のひとしずく」をレコーディングする予定だとか。

・アイドル歌謡
むかしから「歌入れの山下」と言われるくらい歌入れには自信があるという達郎さん。「硝子の少年」には「この曲はあなたたちが30になっても歌える曲だから、そんなにテンパッてやらなくていいから」と言ったそうだ。「歌が上手いとか下手だとか関係なくて、音程が悪くても、それを補って余りある切迫感とか、そういうものがアイドル歌謡に必要で、それ抜きにしてアイドル歌謡は語れない。歌を歌う衝動というのは、どこでどう捕まえて、どこでどう録音するかというのがアイドル歌謡の重要なところ。フランスのシャンソンの歌手もそんなに音程のいい人がそんなにいなくて、あふれる感情表現とかそういうようなものを重要視する。日本の場合はヨーロッパ音楽の悪影響で音程やリズム感のことを言い過ぎる」と達郎さん。そういう意味で女性アイドルのプロデュースは今までやってないとも。

・ハイティーン・ブギ
1982年の曲だがNHKにはシングルがなくて、'90年代にセルフ・カヴァーしたヴァージョン。オリジナル・ヴァージョンの「ハイティーン・ブギ」はこれまでオフィシャルでCDになってないそうだ。達郎さんはリマスターしたオリジナル・ヴァージョンが家にあったのにうっかりしていたと話した。

・近藤真彦さんのコメント
「ハイティーン・ブギ」のレコーディングには達郎さんも立ち会ったとか。歌入れの30分前までディレクターと卓球をやっていて、録音するときにはハァハァゼェゼェと息切れ状態に。それを見咎めた達郎さんはディレクターに「録音前にマッチに卓球なんかやらせてんじゃねえよ」と言ったとか。今でも達郎さんと交流があり、ちょっとワインが入ると「あなたに作った曲『ハイティーン・ブギ』は、とにかくオレ見せてやりたいよ。大学ノート何冊あると思ってんだよ」と毎回言うのだそうだ。マッチの音域だとか得意の50音は何だとかを調べて、それを大学ノートに全部書き出し、そのデータに基づいて「ハイティーン・ブギ」を作ったという話。「本当に親身になって曲を書いてもらったんだなぁと感謝しております」とマッチ。マッチのデビュー25周年のとき雑誌で対談したときは「歌が上手く歌えたとか、下手に歌っちゃったとか、そんなことではなくて、あなたの歌がマッチの歌なんだ。だから上手い下手は関係ない。とにかくマッチが歌えばみんないいんだ。かっこいいんだ」と言ってもらったことを思い出すそうだ。「僕が歌う歌は近藤真彦の歌なんだと自信を持ってこれからも頑張っていきたいと思います」とマッチ。

・マッチについて
音階を上からド・シ・ラ・ソ・ファ・ミ・レ・ドと降りてくるほうがいいと達郎さん。上がっていくとちょっと不安定になるので、降りて降りて降りまくるメロディにしたそうだ。

・鈴木雅之さんのコメント
1988年の2枚目のソロ・アルバム『Radio Days』を達郎さんにプロデュースしてもらったところ、最初の曲だけで3ヶ月かかって、スタッフが全員顎を3バウンドさせたとか(笑)。「Guilty」や「Misty Mauve」、そして「おやすみロージー」を達郎さんとコラボレーションしてもらったお陰で、「鈴木雅之」のヴォーカリストとしての方向性がはっきりと見えたような気がしたと話す。ドゥーワップの同志として、一人のヴォーカリストとしては自分たちの先を走り続けるその背中を見ながら、自分なりの音楽を歌い続けてこられたのは達郎さんとの出会いがあったからだと感謝してるそうだ。

・声
達郎さんの好きな声はしゃがれ声だそうだ。男はジェームス・ブラウン、女はアレサ・フランクリンという時代がずいぶんと長かったという。日本ではeastern youthの吉野さんやチバユウスケさん、甲本さんといったシャウターのほうが好きだとか。

・鈴木雅之さんとのコラボレーション
鈴木雅之さんの声は曲を選ぶと達郎さん。7,8曲書いて3曲しかうまく行かなかったので、あと15曲くらい作ったら10曲入りのアルバムが出来ると考えたが、「そんなに時間と予算はかけられない」とスタッフに言われたそうだ。

・竹内まりやさんのコメント
デビュー・アルバムに楽曲提供してもらったのが「夏の恋人」という曲。当時達郎さんが作詞までしたのは珍しかったとか。3枚目のアルバム『Love Songs』の「さよならの夜明け」で初めて共作したが、今回調べたところ、まりやさんが作詞家としてほかの作曲家と組んだのはこの曲が第一作だったという。「今更ながら運命を感じてます」とまりやさん。達郎さんのすごいところは音楽の引き出しの多さとアレンジ能力だという。また達郎さんのニュー・アルバム『RAY OF HOPE』について、達郎さんの持つ音楽の幅広さと深さが、人間的な成熟と見事に合体して、達郎さんの生き方を象徴するアルバムに仕上がってると思うのだとか。

・酔いしれてDeja Vu
達郎さんのリクエスト。円道一成さんは神戸生まれのシンガー。ウィルソン・ピケットが好きで、クリスチャン。作詞は山川啓介さん、作曲・編曲は達郎さん。達郎さんは2曲書いたがこの曲のほうがお気に入り。「自分では歌えないタイプの曲」と達郎さん。1984年の作品。

・Woman
「達郎さんが楽曲提供した曲」の中でリスナーのリクエストがいちばん多かった曲。1982年だから「ハイティーン・ブギ」と同時期。ロック以前、ロック以後という世代の断絶があり、それを埋めることができないかと思って、スタッフの制作担当を通してフランク永井さんにオファーしたという。詞は3人くらいの作詞家に頼んだが従来のフランク永井さんのイメージで歌詞を書いてきたため、仕方なく達郎さんが自ら書くことになったそうだ。フランクさんのバリトンの声を念頭にルウ・ロウルズの路線でサウンドをデザインしたとか。ルウ・ロウルズはフィラデルフィア・ソウルの偉人。フランクさんは16ビート恐怖症で胃が痛くなって病院に入院して逃げようとしたが、達郎さんが「これラテンですよ。ラテンでスネアが半分になっただけなんですから」と言ったらうまくいったという。当時、フランクさんは四十代だった。

・『Ray Of Hope』特集
「今日は一日"山下達郎"三昧」大詰めの最後一時間のところでニュー・アルバム『RAY OF HOPE』特集。アルバムの楽曲に関連する話題とともに。

・静寂(しじま)
番組に届いたメールの中に「達郎さんの(使う)静寂(しじま)がとっても好きです」というのがあったそうだ。
中学のときサイモンとガーファンクルの「Sound Of Silence」を聴いて、辞書で"Silence"を引いたら「静寂(しじま)」と出てきたという。
そうした言葉を寝かしていて使うことが多いそうだ。例えば"Never Grow Old"は'80年代にアメリカでテレビを見てたらテレビ・ショッピングの番組でオールディーズもののボックス・セットを売ってて、"Never Grow Old!"と叫んでいたとか。そういうのをインプットして、必要とあればメモを取ったりしておくという。

・家の中でいちばん好きな場所
黒崎アナから「俺の空」に関連する質問で「家の中でいちばん好きな場所は?」。
レコード室だそうだ。特別な補強は何もしてなくて地下室にあるので地盤が強いとか。

・いのちの最後のひとしずく
最初は2番の歌詞が「不器用な私を笑ってる」ではなくて「不器用な私を笑ってね」だったとか。恥ずかしいのでやめたそうだ。

・あしおと
リスナーからのリクエスト。
1984年1月に行われた大阪フェスティバルホールでのライヴから。
「あしおと」はアルバム『Melodies』のツアーで初演しただけだそうだ。

・ポケット・ミュージック
リスナーからのリクエスト。
1986年7月30日に中野サンプラザで行われたライヴから。
「ポケット・ミュージック」もアルバム『ポケット・ミュージック』のツアーで初演しただけだとか。

・Stand By Me(Studio Live)
リスナーからスタジオ生アカペラのリクエスト。
再びラジカセを膝の上に乗せて「Stand By Me」。
「何卒、YouTubeへのアップはご遠慮願います」と達郎さん。

・Joy 2
平田さんからの質問で「ツアーが終わったら『Joy 2』は?」。
「『Joy 2』やります、もちろん。次のツアーが終わったらソースがほぼ揃うと思うので、それでやろうかなと思ってるんですよね。下手すると4枚組とか(笑)。そういう感じですかね。なるべく低価格というか、変な言い方ですけれど、お手頃な値段で」と達郎さん。

・さよなら夏の日(Live)
2010年8月14日に「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO」SUN STAGEで行われたライヴから。
セットリストのいちばん最後の曲だったとか。

・希望という名の光(Postlude)
エンディング・テーマに「希望という名の光(Postlude)」。

今日は一日"山下達郎"三昧 第一部

2011年09月28日 | 山下達郎

■今日は一日"山下達郎"三昧 第一部
2011年9月19日(月・祝)
NHK-FM 12:15-18:50
http://www.nhk.or.jp/zanmai/past/20110919tatsuro/index.html

出演:山下達郎 黒崎めぐみアナウンサー
ゲスト:松尾 潔

[第一部]12:15-18:50
01 Down Town / Sugar Babe
02 Windy Lady
03 愛を描いて - Let's Kiss The Sun -
04 Ride On Time
05 Get Back In Love
06 さよなら夏の日
07 ヘロン
08 Forever Mine
09 希望という名の光
10 雨は手のひらにいっぱい / Sugar Babe
11 Circus Town
12 Last Step
13 Love Space
14 Solid Slider
15 Let's Dance Baby
16 潮騒
17 Bomber
18 永遠のFull Moon
19 Funky Flushin'
20 いつか(Someday)
21 夏への扉
22 Sparkle
23 Your Eyes
24 悲しみのJODY
25 高気圧ガール
26 風の回廊(コリドー)
27 土曜日の恋人
28 蒼氓
29 クリスマス・イブ
30 あまく危険な香り 1982年ドラマ「あまく危険な香り」主題歌
31 Get Back In Love 1988年ドラマ「海岸物語 昔みたいに...」主題歌
32 Endless Game(Live)[1992.3.15 中野サンプラザ] 1992年ドラマ「誘惑」主題歌
33 世界の果てまで 1995年ドラマ「ベスト・フレンド」主題歌
34 Dreaming Girl 1996年ドラマ「ひまわり」主題歌
35 いつか晴れた日に 1998年ドラマ「先生知らないの?」主題歌
36 ずっと一緒さ 2008年ドラマ「薔薇のない花屋」主題歌
37 街物語 2010年ドラマ「新参者」主題歌
38 愛してるって言えなくたって 2011年ドラマ「冬のサクラ」主題歌
39 アトムの子(Live)[1992.3.15 中野サンプラザ]
40 さよなら夏の日
41 Smoke Gets In Your Eyes(Live)[1981.12.16 広島郵便貯金ホール]
42 Jungle Swing
43 ヘロン
44 LAI-LA - 邂逅 -
45 Love Can Go The Distance
46 Juvenileのテーマ ~ 瞳の中のRainbow
47 君の声に恋してる
48 忘れないで
49 白いアンブレラ
50 風がくれたプロペラ
51 ずっと一緒さ
52 僕らの夏の夢
53 新(ネオ)・東京ラプソディー
54 Donut Song
55 ついておいで
56 スプリンクラー
57 ターナーの汽罐車
58 夏の陽
59 Loveland, Island
60 Be My Love
61 Love T.K.O
62 My Gift To You
63 Close Your Eyes
64 You Make Me Feel Brand New
65 Don't Ask Me To Be Lonely(Studio Live)
66 ピンク・シャドウ
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■内容の一部を抜粋
・冒頭の挨拶
オープニングは「希望という名の光」(Prelude)。
「アトムの子」のインストゥルメンタルに乗って、
「サウンドストリートのレギュラーを三年間担当して以来、25年ぶりにNHKのスタジオでの一人喋り」と達郎さんがコメントで登場。
番組開始の挨拶があってNHKアナウンサーの黒崎めぐみさんにバトンタッチ。

・オープニング・ショート・ヒストリー
達郎さん選曲による「オープニング・ショート・ヒストリー」で幕開け。
各時代を代表する名曲を年代順に紹介。
シュガーベイブの「Down Town」から「希望という名の光」まで9曲。

・山下達郎サウンド '70年代篇
午後1時台からは「山下達郎サウンド '70年代篇」。
シュガーベイブの「雨は手のひらにいっぱい」から「Funky Flushin'」まで10曲。

・山下達郎サウンド '80年代篇
午後2時台は「山下達郎サウンド '80年代篇」。
「いつか(Someday)」から「クリスマス・イブ」まで10曲。

・山下達郎サウンド TVドラマ主題歌篇
午後3時台は「山下達郎サウンド TVドラマ主題歌篇」。
「あまく危険な香り」から「愛してるって言えなくたって」まで。
「Endless Game」は1992年3月15日に中野サンプラザで行われたライヴから。
「アトムの子」はニュー・アルバム『RAY OF HOPE』初回盤のボーナス・ディスク『Joy 1.5』に収録されたライヴ・ヴァージョン。

・山下達郎サウンド '90年代篇、2000年代篇
午後4時台は「山下達郎サウンド '90年代篇」。
「Smoke Gets In Your Eyes」は1981年12月16日に広島郵便貯金ホールで行われたライヴから。
引き続いて「山下達郎サウンド 2000年代篇」。

・リクエスト
午後5時台は「リクエスト」。

・山下達郎カヴァー特集
午後6時台は「山下達郎カヴァー特集」。
冒頭の「Be My Love」はカヴァー特集のオープニングということで達郎さんが選曲。
1993年のアルバム『Season's Greetings』から。
このコーナーはゲストの松尾潔さんによる選曲。R&B、ソウルに沿った選曲とのこと。
松尾さんと黒崎さんは1968年生まれの同い年。

・達郎さんとの初対面
十数年前に達郎さんと共通の知人を介してライヴに招待してもらったのが達郎さんと松尾さんの出会い。
ライヴはNHKホールで行われて、その終演後に楽屋で会ったとか。
初対面で10時間くらい音楽談義、最も長くて13時間話をしたそうだ。

・Love T.K.O
1999年の『On The Street Corner 3』から。
オリジナルはフィラデルフィアの人気シンガー、テリー・ペンタグラス。
このカヴァーを聴いた松尾さんの第一印象は「やられた」という感じだったとか。
'80年代に達郎さんは「Love T.K.O」を書いたソングライティング・チームのウーマック&ウーマックが
今度アーティスト・デビューするという音楽コラムを書いていたのが印象に残ってると松尾さん。
そしてフィラデルフィア・ソウルへの扉を開いてくれたのが達郎さんなのだそうだ。

・アルバム『T.P.』
達郎さんがサウンドストリートを担当していた1983年から1986年の三年間がちょうど高校の三年間だったと松尾さん。
テディペンの「Love T.K.O」が収録されてる日本盤のアルバム『T.P.』は700枚くらいしか出てないと当時達郎さんが発言。
それを聞いた松尾さんは国内盤を探して手に入れたとか。そんな話をソウル仲間が集うお酒の席で達郎さんに話したところ、
音楽評論家の吉岡さんをはじめ、そこにいたソウル仲間全員が国内盤を持っていたという。
もしかしたらその700人は全員顔見知りかもしれないという濃い話。

・My Gift To You
1993年のアルバム『Season's Greetings』から。
アレキサンダー・オニールというミネアポリスの男性シンガーがオリジナル。
1988年の作品なので達郎さんにしてはカヴァーするまでの時間が短い。
松尾さんは「達郎さん、攻めてるなぁ」と思ったという。

・Close Your Eyes
1980年のアルバム『On The Street Corner』から。
アルバムのインターバルが短くてスティービー・ワンダーの'70年前後と並ぶ多作の時代と松尾さん。
達郎さんは当時民放のラジオかなにかでこんなふうに言ってたという。
「僕はアルバムを作るとき、A面とB面ではA面のほうを必ず長くするようにしている。
 それはA面のほうが短いとミュージックカセットに空白部分ができるから。
 繰り返して聴くとそこで気分が萎えちゃう」

・You Make Me Feel Brand New
1986年のアルバム『On The Street Corner 2』から。
フィラデルフィア・ソウルのクラシック。オリジナルはスタイリスティックス。
曲の作者トム・ベルの意向を深く解釈しているカヴァーだと松尾さん。

・Don't Ask Me To Be Lonely(Studio Live)
1999年の『On The Street Corner 3』収録曲。オリジナルはダブス。
ここで予定より早く達郎さんをスタジオに呼び込んでスタジオ・ライヴ。
達郎さんは松尾さんの隣に座り、膝の上にラジカセを抱えてその上に頬づえついてスタンバイ。
NHKから借りたというラジカセの中にはアカペラのカラオケが入ってるという。
ニューヨークの街角でストリート・シンフォニーと呼ばれるドゥーワップのストリート・ライヴを再現したかたち、
そうした感じで「Don't Ask Me To Be Lonely」のスタジオ・ライヴを披露した。

・ピンク・シャドウ
「もっといいテイクがあるんですがね。それは『Joy 2』で」と達郎さんのコメント。

Ray Of Hope

2011年08月27日 | 山下達郎

個人サイトにアルバム『Ray Of Hope』のレビューをアップしました。
よろしくお願いします。

「蒼氓(そうぼう)」という曲が僕の胸を打つようになったのは一体いつからだろう。
個人サイトを開設して12年が経つ。答えはこの中にあった。
アルバム『僕の中の少年』のレビューでこんなふうに書いていた。

「蒼氓(そうぼう)」という曲はゴスペルで非常に深く心を震わせる。祈りの気持ちが込められていて素晴らしい。当時はそんなことにも気がつかずに聴いていた。Performance '98-'99を聴きに行って、「蒼氓」のコーダに「Caravan of Love」,「Get Together」,「私たちの望むものは」,「People Get Ready」が挿入されたヴァージョンを聴いて、"無名の民である人間の生"をテーマにした重厚さに圧倒された。本当に素晴らしいパフォーマンスだった。

アルバム『僕の中の少年』で聴いたときは深くコンタクトする楽曲ではなかったようだ。
それが「Performance 1998-1999」で圧倒的な演奏を聴いて心を震わせたのだと。
10年かけて、年齢でいうと30代前半になってようやく。

僕にとって「蒼氓」は山下達郎の代表曲となったが、
楽曲としてその文脈を引き継ぐ作品がなかった。
今回のアルバム『Ray Of Hope』のタイトル曲「希望という名の光」はどうだろう。
シングルで出た時のファースト・インプレッションでは絶賛してない。
やはり震災以降に歌の意味が変わってしまった楽曲なのだ。
今後、この「希望という名の光」が、
そしてアルバム『Ray Of Hope』がどのようになってゆくのか、見守っていきたいと思う。

[おまけ]

タワレコの「NO MUSIC, NO LIFE」のポスターに達郎さん。



希望という名の光

2011年03月17日 | 山下達郎
達郎さんの最新シングル「愛してるって言えなくたって」は21日付のシングル・チャートで初登場15位でした。
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/more/2/

3月15日に達郎さん、まりやさんが公式サイトでメッセージを公開しました。
http://www.smile-co.jp/tats/index.html
http://www.mariyat.co.jp//index.html

メッセージを引用します。


 3月11日に発生した日本観測史上未曾有の東北太平洋沖地震により、
 幅広い地域で甚大な被害がもたらされました。
 被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
 犠牲者の皆さま、ご家族ご友人の方々のご無念を思うと、言葉を失います。
 このきわめて困難な状況の中で、復興・救助のために、
 懸命のご努力を続けておられる方々に、深く深く敬意をささげつつ、
 一人でも多くの方々が救出されますことを、
 心よりお祈り申し上げております。

                            山下達郎

 このたびの大地震によって被害を受けられました皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
 多くの尊い命が奪われ、大切に築いてこられた家庭をたくさんの方々が失われたことに、
 言葉にできない深い悲しみを感じています。
 犠牲になられた方々のご冥福をお祈りすると共に、
 いまだ行方のわからないご家族やご友人が一刻も早く見つかることを願っています。
 そして今現場で救助・援助活動にあたっていらっしゃるあらゆる人達と、
 外国からの救助隊員の方々に心からの敬意と感謝の意を捧げます。
 どうか一人でも多くの人が救われますように。

                                竹内まりや

公式サイトには「Sunday Song Book」についても言及されておりました。
http://www.smile-co.jp/tats/index.html

メッセージを引用します。

03月13日の「サンデー・ソングブック」は、地震情報のため、お休みとなりました。
このような事態ですので、来週03月20日は「鎮魂プログラム」をお届けする予定です。
(山下達郎)

「希望という名の光」がかかるのでしょうか。

●希望という名の光



確か、20日はまりやさんの誕生日のはず。「いのちのうた」がもう一度聴きたいですね。


DOWN TOWN

2011年01月11日 | 山下達郎

個人サイトを更新しました。

今週の水曜日、12日に佐野元春がCoccoとコラボレーションしたiTunes Store限定シングル「月と専制君主 -Boys & Girls version-」が発売されます。MWSがアルバム『月と専制君主』のWebページを公開していて「月と専制君主 -Boys & Girls version-」の試聴ができます。

・アルバム『月と専制君主』のWebページ
http://www.moto.co.jp/sidewalktalk/

しばらくiTunes Storeで楽曲のダウンロードをしてなかったので、久し振りに出物がないかチェックしてみました。そうしたところ、SSBで達郎さんが紹介していた坂本真綾の「DOWN TOWN」を見つけました。

坂本真綾のマキシシングル『DOWN TOWN/やさしさにつつまれたなら』(2010年10月20日発売)にシュガーベイブの「DOWN TOWN」のカヴァー・ヴァージョンが収録されてます。iTunes Storeでは『DOWN TOWN / やさしさに包まれたなら - EP - 坂本 真綾』がダウンロード販売されていて、「DOWN TOWN」は200円で配信されています。

昨年のSUNDAY SONG BOOKの11月7日放送から情報を引用します。

アレンジは服部隆之さん。キーボードは難波弘之さんで、コーラスは三谷泰弘さん。
「ふたりから聴きましたが、あのアレンジはすごいというですね。僕もそれで聴かしていただきましたが、(服部)隆之くん力が入ったやつでございましてですね。素晴らしいカヴァーになりました」と達郎さん。
10月からはじまったTBS系のアニメ「それでも町は廻っている」のオープニング・テーマに使われている。

●それでも町は廻っている OP



スタッフ・クレジットで名前が出てきますね。(^^)

思わず購入してしまいましたが、これが今年はじめて買った音楽ということになり、「オマエはそれでいいのか?」と自分に問いかけてしまいました(苦笑)。まぁ、ネットでナイアガラとかを予約してるんですけどね。ちなみに初買いDVDというのがありまして、それはコーエン兄弟監督作品の『オー・ブラザー!』でした。

コーエン兄弟といえば新作『シリアスマン』がまもなく公開されますね。

●『シリアスマン』 予告編



ところで、『シリアスマン』を検索していて見つけた、この「監督主義プロジェクト」ってなんでしょうか?
http://ddp-movie.jp/index_ddp.html

第一弾の『ウッドストックがやってくる!』はロック映画といってもよさそうですね。
http://ddp-movie.jp/woodstock/index.html

souvenir again mariya takeuchi 2010

2010年12月30日 | 山下達郎

個人サイトに12月22日に大阪城ホールで行われた「souvenir again mariya takeuchi 2010」のライヴ・レポをアップしました。よろしくお願いします。

事前にネタばれしてたのは、セット・チェンジのための休憩があることと、オープニング・アクトとのからみがないということだけ。ほとんどまっさらな状態でライヴを聴きに行くことができた。会場に向うJR環状線の車内でiPodを聴いて予習。「シンクロニシティ(素敵な偶然)」で気持ちを高めながら、手動で『Expressions』のDisc 3を選んで「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」から聴いた。

実は竹内まりやの歌を聴きはじめて浅い。この十年くらい前から、ちょっとまじめにCDを買って聴くようになった、言わばにわかファンのようなものだ。そんな聴き手として薄い自分が果たしてライヴを楽しめるのだろうかという不安があった。しかしiPodで「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」を聴いたとき、僕はこの曲が好きだったのだと気がついた。知らないあいだに竹内まりやの歌は僕の生活の一部に入り込んでいたのだ。そして不安は消えて開演が本当に楽しみになった。

ライヴで「元気を出して」を聴いたときの心の震えは十年前と同じ。大切なものはきっと変わらない。そしてそのことを信じたいと思った。それが今回竹内まりやのライヴを見たときの印象だ。会場では本格的に撮影を行っていたので、一部がテレビ番組の中で紹介されるかもしれない。NHKの音楽番組『SONGS』で十年前のライヴ映像が流れたみたいに。そういえば『SONGS』から竹内まりやに花が届いてた。会場の入り口にずらりと並べられた花。笑福亭鶴瓶、桂雀々、桑田佳祐・原由子夫婦、米倉涼子からの花もあった。

[おまけ]

ケンタッキーフライドチキンの招待客のチケット引換所。
カーネル・サンダースがサンタのかっこうをしています。



竹内まりや「ウイスキーが、お好きでしょ」

2010年11月20日 | 山下達郎

個人サイトに竹内まりやの「ウイスキーが、お好きでしょ」のレビューをアップしました。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/

まりやさんがこの曲を歌うことになったのはサントリーウイスキーのCMソングを手掛けられてた
制作会社の大森昭男さんからのオファーがあったからだそうです。
(「ウイスキーが、お好きでしょ」スペシャル・サイトの竹内まりやインタビューより)

ということは最初のCMも大森昭男さんが手掛けたということなんでしょうね。
ウチに資料となる「みんなCM音楽を歌っていた 大森昭男ともうひとつのJ‐POP」がありましたので
巻末の全作品リストを調べたところ、「サントリー ウインターギフト」で載ってました。
1990年にシングルがリリースされています。

●石川さゆり「ウイスキーが、お好きでしょ」 [Sound Only]



石川さゆりさんの声も伸びやかで素晴らしいです。

竹内まりやヴァージョンは2002年に杉真理さんが
セルフ・カヴァーしたヴァージョンをリメイクしています。

●杉真理「ウイスキーが、お好きでしょ」(Self Cover Version) [Sound Only]



杉真理さんのヴァージョンもいいですね。

Performance 2010

2010年10月05日 | 山下達郎

9月19日に神戸国際会館で行われた山下達郎「Performance 2010」神戸公演2日目を聴きに行きました。
当日は晴れで最高気温は31度でした。
この日でツアーはちょうど20本目で折り返しに入ったところということでした。

はじめての達郎さんのライヴは「Performance '91-'92」。アルバム『アルチザン』のツアー。
2月の大阪フェスティバルホールだから18年前。僕は3月生まれだから25歳で、達郎さんは39歳になったばかりですかね。
今年、57歳になる達郎さん。僕ももう44歳(ぞろ目!)ですから、長く聴き続けてきたなぁという感慨があります。

今年はシュガーベイブがレコード・デビューして35年となる節目の年。
あまりアニバーサリー・イヤーとかに気を使わず活動してきた達郎さんですが、
今回は結果的にニュー・アルバムが発売延期になり、
アルバムのプロモーショナル・ツアーではない丸腰のツアーとなったため、
デビュー35周年というのがクローズアップされる形となりました。

会場に到着してグッズ売り場へ行った時、ふと、そういう節目の年ということを思い出し、
普段はあまり買わないTシャツを記念に買おうと思いました。



グッズはパンフとhip chicのCDも購入しました。

ライヴについては個人サイト「SITEDOI」にライヴ・レポートをアップしました。
ネタばれしていますのでまだ聴きに行かれてない方はご注意のうえ自己責任で読む、読まないを選んでください。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/index.htm

=おまけ=

「Performance 2010」の神戸公演前に大丸神戸店のカフェラに行きました。



友人がカプチーノの絵柄を雪だるまにしてほしいと言うので、バリスタにリクエストしました。
同じのではつまらないので僕はうさぎちゃん。

希望という名の光

2010年04月26日 | 山下達郎

個人サイト「SITEDOI」に山下達郎の新曲「希望という名の光」のレビューをアップしました。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/

●希望という名の光



4月26日付けオリコン・チャートで初登場9位。
これで「ずっと一緒さ」、「僕らの夏の夢」、「希望という名の光」のバラード三部作はすべてベストテン入り。
今回の実売数は今のところ約7千枚ということです。
山下達郎の場合、シングルはカップリング曲を含めてすべてアルバムに収録されますので、
シングルよりもアルバムを購入するほうが多いのでしょう。

「TATSURO MANIA」NO.71 2009 AUTUMN

2009年10月05日 | 山下達郎

SITEDOIにアップした「山下達郎 PERFORMANCE 2008-2009」
大阪フェスティバルホール最終公演のライヴレポートを
山下達郎オフィシャルファンクラブの会報「TATSURO MANIA」の
企画「達郎ライヴレポート」に応募したところ
「TATSURO MANIA」NO.71 2009 AUTUMNの
「拡大版 達郎ライヴレポート特集!」に見事掲載されました。

今回のライヴレポートは以前書いたものに少しだけ手を入れました。
「TATSURO MANIA」に掲載される際に手直しがありましたが
九割近く原文のまま掲載されました。
これを記念して「TATSURO MANIA」ヴァージョンをSITEDOIにアップしました。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/