Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

55th Annual GRAMMY Telecast Viewing Party

2013-02-12 22:40:03 | music/festival
2月10日、土曜日。

今日はいよいよ「グラミー賞」発表の日。
例年ならさらっと過ぎてしまうこの日も、今年は思い入れが違う。
なんといっても、去年青森で4日間をめっこり共にしたミュージシャンで大切な友人のひとり、ビル・シムズ・ジュニア(Bill Sims Jr.)が「ベスト・ブルースアルバム賞」にノミネートされているのだ。
彼がリーダーをつとめるブルースグループ、「Heritage Blues Orchestra」が2012年に発表したアルバム『And I Still Rise』がそのノミネートアルバム。
アメリカの音楽業界において、グラミーにノミネートされるというのはそれだけでもう大変なことだ。

ちなみに、他のノミネート作品は以下の4つ。

Locked Down (Dr. John)
33 1/3(Shemekia Copeland )
Let It Burn(Ruthie Foster)
Bring It On Home(Joan Osborne)



ロスで行われた受賞式のレッドカーペット写真がさっそく送られてきた。真ん中がBill。お隣がバンドメンバーでお嬢さんのChaney


★ ★

そのBillご本人から、シカゴで行われる“グラミー賞ライブ鑑賞パーティ”参加の招待状をいただいた。どうやら音楽業界者及びその招待客のみが参加できるパーティらしい。
こんな機会も滅多にないし、Pちゃんの分も申し込んでふたりでお出かけしてきた。



今日の会場。「City Winery」
シカゴダウンタウンのちょっと西部にある、高級ライブレストラン&Bar。
いろんなジャンルの有名どころのライブを毎晩のようにやっている。



午後6時半。中に入ると前方スクリーンにライブ中継が映し出されていて、それを見ながらみんなわいわいがやがや飲んでいた。



Pちゃんも普段とは全く違う世界に大興奮。


ドレスコード(服装規定)はなかったものの、主催者側からのメールではちょっとおしゃれで“expected to dress to impress(目立つ服装)”とある。
どうしようと考えた挙句、シャレで着物を着て行くことに決定。
せっかくアメリカまで持ってきた着物があるのに一度も着る機会がなかったし、今日は比較的あったかいし、これはいいチャンスかも。


20代のころよく着ていた着物。こんな機会で再び着ることになろうとは!
カジュアルだけどま、いいか。誰もわかんないし。
いろんなん人から「きれいなKIMONO!」と声をかけてもらった。受けたみたい。うしし。


ブルース関係者がつるんで飲んでいたのであいさつに行った。
ブルース・ハーモニカのビリー・ブランチと、音楽関係のプロモーション会社を経営しているお友達のリン(右)



ブルース・ハーモニカの3大巨匠が勢ぞろい。
(左から)ビリー・ブランチ、マシュー・スコラー、シュガー・ブルー。
ビリーとマシューは2009年に発表した「Chicago Blues A Living History」で2010年のグラミー賞ベスト・ブルースアルバム・ノミネート。

シュガー・ブルーは1985年、アルバム「 Blues Explosion」でグラミー賞受賞。
自らの作品のほかにも、ストーンズの「Some Girls」や「Tattoo You」、ボブ・ディランなど数えきれないほどのミュージシャンとアルバムレコーディングをしてきた“伝説の”ハーモニカ奏者。
ストーンズの「Miss You」のハーモニカはあまりにも有名。
私は3年前彼を間近で見て以来の大ファン。ここでこうして間近にお話できるとは、感激のいたり。
一時は酒とドラッグでボロボロだったらしいが、(今は若い嫁を貰ったおかげか)血色もよく健康そのものといった感じ。63歳。まだまだ現役。
と~っても気さくでいい人で、あとからわざわざ私のところに「これ君にあげる」といって新作のCDとリーフレットを持ってきてくれた。
あ~もう宝物にします、シュガーさま~

 『Row Sugar』 発売中!



グラミー賞専属カメラマンが、会場入り口で来場者に撮影サービスをしてた。一緒に入れと言われて一枚。
これはと~っても貴重な写真。
左から)ローザ(ビリーのパートナー)、ビリー・ブランチ、マシュー・スコラー、リン、シュガー・ブルー、イラリア・ランティエリ(シュガー・ブルー・バンドのベーシスト、シュガーの嫁。なんと妊娠中!)


テレビ中継は10時で終了。肝心のカテゴリーは生で見ることができなかった
残念ながらBillは受賞を逃し、ベストブルースアルバムはドクター・ジョンの手に。
でも、みんな大好きなアーティストなのでうれしい。
所詮賞は賞。私の中では『And Still I Rise』は2012年のベストアルバムであることに変わりはないのだ!

Show Must Go On!
素敵な夜をありがとう、Bill。





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Sex and The Suburb 2013

2013-02-12 16:55:01 | アメリカ生活雑感
2月は寒くて家にこもりがち。
だから、なるべく外に出てお友達と会ってお話する機会を増やす「自己キャンペーン」実施中。

そこで、今回は私が“夜遊びナイト”を企画。
土曜日の夜にちょくちょく参加しているJazzのJam Sessionに日本人主婦友を誘ってみたところ、私を入れて8人が集まってくれた。


近所のレストランBar「Morgan's」。
ここでは毎週土曜の夜にブルース・オスカー・トリオによるJam Sessionが行われていて、なじみのお客さんや団体さんたちが集まってくる。
古い常連さんになると、もう30年来通っているそう。
私は一昨年の今頃に初めてここに参加して、以来常連さんの仲間に入れてもらってかわいがってもらっている。
なんたって、この私が軽く最年少になるくらいの年齢層の高さなのだから

 
人呼んで、「Sex And The Suburb」(←Pちゃんが命名)の始まり始まり


 
前菜をみんなでつまんでわいわいと。みんなで飲むお酒はうまい!


この夜は、お葬式帰りと結婚式帰りの団体さん予約が同時に入っていたこともあって店は大盛況。
いつもは空席のあるBarですら、満席状態だった。
私たちの席はステージ前のダンスフロアーに“特設”されていた。まさに特等席。
そこに続々とおしゃれをして集まってくる日本人女性たちの姿に、常連さんたちももう興味津々。

「Shoko、今日は何があるの?誰かのお誕生日?」
「今晩は楽しんで行ってね」
「あとからお友達をダンスにさそってもいいかな?」
などと次々と声をかけにやってくる。そう、ここではみんなお友達なのだ。



いつものオールスター・ダンサーたち


この日は出血大サービスで3曲歌わせてもらいました。
せっかくみんなが来てくれたというのに、昨夜飲みすぎて喉がガラガラ。高音全く出ず(泣)
そのうえ、ブルースったら途中で伴奏のキーを間違えて、歌えなかった。
何とかごまかしたけど・・・
あとで「間違ってごめんね」と謝られたけど、見ている人は私が間違ったみたいじゃん


若い(あくまでも平均年齢を下げたという意味では)日本人女性たちを見て興奮したおっさんたち、
次々にお友達をナンパして、私が歌っている間にダンスをし始めた。
終了後、ミュージシャンやら常連さんやらみんなが私たちの席にやってきては
「今日は来てくれて本当にありがとう。また来てね」と声をかけてくれた。

私、今夜よっぽどいいことをしたんだなぁ。(爆)
人生で一番感謝されたかもしれない。

(写真はF妻さんより借用しました。ありがとね!)
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