Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

地元でJam Session

2011-03-06 14:37:56 | アメリカ生活雑感
朝起きたら一番にするのは、まずラジオをONにすること。
頭のスイッチをONにする感じ。
ラジオは常時90.9FMに合わせてある。コマーシャルなしのJazz・Blues、(カントリー、レゲエ)専用ステーションだ。
これをほぼ一日寝るまでつけっぱなしにしている我が家。

ある日のこと、このステーションのホストでピアニストのBruce Oscarが
「毎週土曜日ウィンフィールドのレストランでJam Sessionをやってるから参加者募集!」と言っているのが聞こえてきた。
ウィンフィールドというのはうちのすぐ近所じゃないか!そんなところでJamやってるなんて全然知らんかった。
これは一度覗きに行っておかねば!
というわけで、どこかに出かけたいモードだったPちゃんをさっそく誘ってこのレストランに夕食がてら行ってみることにした。

レストランの名は“Morgan's Charhouse”。
今日は午後から降り始めた雪が薄く積もって夜は少し冷え込んだにもかかわらず、駐車場は満杯。
この中で本当にJamが行われているんだろうか???

一歩中に入ると、予想した以上におしゃれな雰囲気。
お客さんもほとんどが年配層で、いかにもこの辺りに住むリタイヤメントシルバーという感じ。
BarではBruceとNick Shneider(Bass)、ドラムスの3人がすでにライブを始めていた。


そうこうするうちに、ひとりの男性が歌い始める。
心地よいSwingに引き寄せられるように、お客さんがフロアに出て踊り始めた。



時間が経つにつれてBarのお客さんも増え、ミュージシャンたちも集まってきた。
そのほとんどが、以前のJamセッションで見たことのある人ばかり。(あれからもう3年も経ってたなんて!)
セカンドステージが終わり、ちょうど夕食も食べ終わったので、Bruceに声をかけて次のステージで参加させてもらうことに。

 
右)Bruce Oscar(Piano) 左)Nick Shneider(Bass)

歌ったのは「I Thought About You」

お客さんはみんな異常にノリがよくて、歌っていてもなんかうれしくなってくるのだった。
ウケがよかったのでもう1曲、今度は「Just In Time」をいつもよりも早いテンポで。
フルート、サックスも途中から入り、なんだかご機嫌だ。


歌い終わって席に戻ると、いろんな人たちが私たちのテーブルに遊びに来てくれた。
「君の歌に楽しませてもらったよ。毎週やってるからまたおいで」
「近くに面白いワインレストランがあるから、来週はそこに一緒に歌いにいこう」
にわかにオジサマ方に大もての私なのであった
「こちらこそ素敵な歌をありがとうございました。まるでメル・トーメみたいでしたよ」とおじさんに言うと、
肩をたたいておおはしゃぎ。
「よく言われるんだよ~、似てるって(笑)」
こういうところがアメリカだよなー。

10時をまわった頃からまた客さん(しかも女性が多い)がどんどん増えてきた。ここは近所のいい社交場なのだ。
Pちゃんもこの店が気に入った様子。マティーニが気に入ってすっかりご機嫌モードだ。




郊外でJamれる場所がなかったので、こんな近所でいい練習場所を見つけることができて本当にラッキーだった。
ミュージシャンたちもみんなほがらかであったかい。
これからもちょくちょく遊びに来ようっと!


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私たちの感謝Day。

2011-03-01 12:08:07 | アメリカ生活雑感
2月27日(Sunday)

今晩は、テリー家族をDinnerにご招待した。
といっても我が家にではなく、去年一緒に行ったことのある近所のステーキハウス『Texas Roadhouse』
彼らはここのステーキがいちばんおいしいとお気に入りなので、GOROを預かってくれたお礼に一家をこのレストランにご招待することにしたのだった。

振り返れば去年の11月。
日本に帰る間GOROを「3週間ほど」といって預かってもらったのが、ずるずると滞在が伸びていつしか2か月半に。
その間、悲しそうに我が家に向かって鳴いているGOROを慰めてくれたり、クリスマスを一緒に祝ってくれたり、大好きな犬用お菓子を買ってもらったり、AJと一緒にドッグパークに連れて行ってくれたり・・・文字通り寝食を共ともにしてくれた。
植物でも気を遣うというのに、犬を預かるというのは精神的に相当な負担になるものだと思う。
それを嫌な顔一つせず、むしろもっと預かっていたいくらいと言ってくれる隣人に感謝してもしきれないくらい。

ずっと「お礼を」と言い続けながらなかなかスケジュールが合わずにいたけれど、
やっとこの日、それもテリーの娘のケリーの誕生日前夜というタイミングもあって、彼女のプチ誕生会もかねての食事会となった。

このレストランは相当人気があるらしく、前回同様店内は満員。
その満員の店内で小太りのアメリカ人たちが、とにかくを食いちぎっているさまは、いかにもアメリカ。
かくいう私たちも、席に座るや大ジョッキをガブ飲みしつつ、各自お気に入りのステーキを発注。
とても食べきれないほどの量が出てくるところも、さすがアメリカだ。(たぶんこれで私は今年のステーキは終了

★ ★

さて、Pちゃんと私からケリーに送ったささやかな誕生日プレゼントは、可憐なケリーの雰囲気に合わせて選んだピンクのチューリップのブーケ。
これを、バーテンダー資格を持つ彼女にちなんで「カクテルシェイカー」に生けてみた。
そして、テリー夫妻には彼らの写真を12か月にちりばめた2011年版スペシャル卓上カレンダーと、気持ちばかりのチェック(お金)。
お金はいらないわ、と言われたけれど、2か月半もの間GOROのためにしてもらったことや出費を考えるやはりもらってもらわないわけにはいかない・・。
なんでも“善意”でやってしまうアメリカ人はこういうお金のやり取りをしないので、逆に不愉快に思われるかなと迷ったけれど、やはりここは無理にもらっていただいた。


あらためて、本当にありがとう!



ビル、エリック(テリーの長男)、テリー、ケリー。
ラッキーにもこの日は別の町に住んでいるエリックも来ていたので一家勢揃いだった。
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友との別れ。

2011-03-01 11:50:01 | アメリカ生活雑感
先週の土曜日、Pちゃんの同僚マッシモ(イタリア)の送別会がラボの敷地内にあるVillageの一軒家を貸し切って行われた。
いかにもイタリアンという陽気な性格のマッシモは、いつもみんなの人気者でムードメーカーだった。
彼の人気を表すかのように、この晩は50人を超す同僚や友達が集まっての大パーティーになった。



それほどの人たちがみな食べ物をもって来るものだから、テーブルの上はたちまち食べ物であふれかえる。
イタリアンが多いせいか、ほとんどがパスタ、ピザ関連。
それを見越していた私は、最近Pちゃんのリクエストの多い「焼きそば」を持っていった。
ごく普通の明星のやきそばに、キャベツ、しいたけ、にんじん、玉ねぎ、えび、豚肉バラ肉をた~っぷり。
これ、なぜか外人には非常に受けがいい。(こんな簡単なものでいいのね・・。)




私たちもマッシモとは数年来ずいぶん仲良くしていたので、彼がイタリアに新たな職を見つけて帰ってしまうことにPちゃんもショックが大きいようだ。
私たちが2か月半もアメリカを離れている間に、同僚たちの中にもいろいろな動きがあったらしく、帰ってみたらまるで浦島太郎。
大事なニュースを共有できなかったことにPちゃんは相当な精神的ダメージを受けているみたい。
いずれにせよ、皆いつかはこうやって次の職を見つけては去っていく運命・・・。別れはつきものだけれどやっぱりさびしい。
ともあれ、Good luck、マッシモ!!
たまには帰ってきてね。


みんなからプレゼントされた、恒例のパロディーTシャツ


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