Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

社会復帰

2005-03-04 11:05:12 | アメリカ生活雑感
今日からいきなり現実に戻った。
ゲンジツ、というのは仕事が始まったという意味。
これだけ現場から離れているとカンが心配だなぁ、と思っていたら恐ろしいもので東京へ移ってからはすっかり仕事モードに切り替わってしまった。
本屋に行っても新聞を見てもテレビでドキュメンタリーを見ても、すべてが仕事のネタ。ノートは手離せない。
情報収集と人脈こそが、私のような個人のディレクターの命なのだから。

今日はいきなり仕事先の社長から営業同行を入れられ、何もわからないままついていった。
内容については詳しくは言えないけれど、驚いたのは私(正確には私の所属していたチーム)が3年前にやっていたサービスが今まさに求められているということだった。
先日、すでに解散にはなってしまったがその当時のメンバーと飲んだとき、「われわれがやっていたことは時代に早すぎたんだね」という笑い話になったけれど、まさにそのとおりだった。
今、あの部隊が現存していてサービスを続けていたら、きっとお役に立ったになったにちがいない。
とかく企業というものは目先の利益にとらわれて、世の中の役に立つ、息の長い、でもあんまりもうからないサービスからは撤退してまうものだ。
先方の悩みやブレストを聞きながら、やはりこういう手間のかかるサービスは大企業ではなく我々のような「個人集合体」が拾っていく仕事なのか・・・と妙に納得してしまった。

東京は雪、そして雪・・・


今日はそんな私たちの、事務所オープンデーである。

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Pちゃんの旅立ち

2005-03-02 16:00:27 | アメリカ生活雑感
Pちゃんがいよいよシカゴに行くことになった。
シカゴのファミ・ラボという超弩級の研究施設に3ヶ月間派遣されて、他のスタッフと研究・実験をするためだ。
この1ヶ月あまり、自分自身の研究やらレクチャーやらシカゴ行きの準備やらで、ただでさえフラストレーションためまくりの彼はほとんど眠れない発狂状態が続いているという。お気の毒。でも、私にはがんばれよというしかない。
3ヶ月の留守の間、部屋を空けてカラ家賃を発生させるのももったいないからとサブテナントを募集したところ、幸運なことに感じのよいアジア系の女学生がテナントに決まったらしい。それはよかったんだけれど、そのためにまた余計な作業が発生するのでいろいろ大変だったらしい。
まったく、まじめすぎるっていうのも生きにくいもんだ。

さて、このファミ・ラボ、いったいどんな施設かというと、物理(素粒子)の研究施設としては世界でも有数規模の施設らしく、世界中の学者たちが入れ替わり立ち替わりやってきては共同研究をしているそうだ。地下に巨大な遠心分離機みたいなの(accelerator:粒子加速装置)が埋め込まれていて、素粒子を超高速でぐるぐると飛ばしてそのぶつかり具合や影響を研究している。いわば仮の小宇宙を作って宇宙で起こりうるさまざまな現象を実験・実証しているのだという。
文系の私には想像もできないムズカシイ世界だ。


シカゴとはいってもかなりの郊外。だからそこで働く人たちはVillageという施設内の村にひっそりと住んでいる。当然余興施設など何ない。そのかわり大自然に囲まれ村の敷地には野生のブァッファロー(そう、あのブァッフアロー!)が群れをなしてうろうろしているという。また、トレイル(ハイキングコース)もたくさんあって、田舎ライフを送るには最高なのだそうだ。


外の人間からするとうらやましい限りのナチュラルライフだけれど、働いている人たちにとってはせいぜい2週間もいると飽きてくるらしい。
Pちゃんに言わせれば、そこで働く人たちのほとんどは「仕事以外何も興味がないカタブツ」だから、エンターテイメントには無関心。仕方なく彼はひとりで車を借りては、時々シカゴまで足を伸ばしてはストレスを発散している。

「(バークレー研究室の)みんなで待ってるからいつでも来てね」そういい残して今日Pちゃんは行ってしまった。
なつかしいなぁ。
あったかくなったら遊びに行くか。

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とんだ一日

2005-03-01 15:58:25 | アメリカ生活雑感
久々に、かなりムカつく出来事があった。

銀行に新規の口座を作りに行った。
いまさら新規など作りたくなかったけれど、家賃の振込みのために便宜上作ることにした。家の近所のよりも仕事でちょくちょく行くことになる銀座の方がこれから何かと便利だろうと、わざわざ出かけていった。
新規口座を作るっていうのは銀行にとってもうれしいことで、こちらは“”という態度を期待していたし、何かオマケでもくれるかな?と淡い期待も寄せていた。ところが、だ。
窓口でちょっとスノッビーなおねぇさんがこう言い放った。
「自宅のご近所の支店で手続きをお願いしております」
ナヌ?
「仕事でこちらに出てくることが多いのでこの支店のほうが便利なんです」
「ご勤務先の住所と連絡先がわかる書類はお持ちですか?」
「(そんなの持ってるわけねーだろ!)いえ。特にありません」
だいたい、そんなもの持ち歩いている人っているの?たいてい免許証と印鑑くらいでしょうよ!?
その後も銀行側は、どうしても自宅の近所の支店で手続きをしろ、の一点ばり。
完全にアタマにきた。さらにアタマにくる言い草は
「公共料金か何かのお振込口座ですか?それとも給料のお振込み口座ですか?」というひとこと。
それって、何かい?目的・用途によってはOKってことかい?
キレた。完全に。
「とても不快です。昼間にいる確率が高いのでこの支店で開設したいんです。これは理由にならないんですか?それではインターネット支店ならばいいんですね?」
彼女は明らかに面倒くさそうな顔をして奥に引っ込んだかと思うと、長電話。そしてインターネット支店の申し込み資料を持ってきた。
これはあくまでもインターネット上の口座なので、通帳もない。それで大いに結構。
わざわざ出かけていった挙句口座の開設を拒否された私は、とてもやりきれない気持ちでクールダウンするしかなかった。
この先、収入の振込み銀行にしようと思っていたけれど、もう一生こことは付き合うもんか!人の足元を見るようなやり方は、絶対に許せない。みずほのやろ~!

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