新年あけましておめでとうございます。今年もこれまで同様、趣味性丸出しの音楽ブログとしてやっていきますので同志の皆さん、どうぞよろしくお願い致しますm(__)m とは言っても実は全然おめでたい気分ではなく、ミハエル・シューマッハはスキー事故で重篤状態に陥るわ、大瀧詠一氏は急逝されるわと、悪いニュースばかり飛び込んできて正直めっちゃ凹んでます。とにかくシューミの一日も早い回復と大瀧さんのご冥福を心より祈りたいと思います。
新年早々暗い話題になってしまったので気分を変えてここからはいつも通り音楽の話にいこう。年が変わってもポール・マッカートニー・アウト・ゼア祭りは相変わらず継続中。ポールといえば “はっぴ” 、そして新作のタイトルもズバリ「ニュー」とくれば、これはもう “ア・はっぴ・|||三|||・イヤー” ということで、新年第1回目のエントリーは「ニュー」をおいて他に考えられない (でしょ?)
この新作のことを知ったのは8月末、ちょうど大阪公演の会場だけが決まらずに悶々としていた頃のことだったが、PAULMcCARTNEY.COM から不定期に送られてくるお知らせメールの中で新曲「ニュー」が聴け(←昔のことを考えると随分便利な世の中になりましたなぁ...)、まるでビートルズ時代の名曲「ペニー・レイン」と「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」をミックスした様なメロディー展開に大喜び... “10月中旬発売ということは11月のライヴで絶対コレ演ってくれるな~” と日本公演への期待はいやがうえにも高まったし、更に9月半ばにはバックステージでバンドのメンバー達と即興で演奏したアコースティック・ヴァージョンもネット公開され、我々ファンにポール絶好調を印象付けたのだった。
「ニュー」というシンプルな形容詞一発のタイトルは非常に新鮮でインパクトが強かったが、この曲の歌詞を読むと “You came along, then we were new~♪(君が現れて僕らには新しい世界が開けたんだ)” や “We can do what we want~♪(僕らは何でもやりたいようにできるんだよ)”、“We've got nothing to lose~♪(今の僕らに失うものなんて何もないさ)” などポジティヴなラインが並んでおり、ナンシーさんという素敵な伴侶を得たポールが心身共に充実し、ヤル気に満ちていることがよく分かる。キャッチーなメロディーにポジティヴな歌詞を乗せて聴く者をハッピーな気持ちにさせてくれる、まさにマッカートニー・ミュージックの真骨頂といえる1曲だ。
Paul McCartney 'New' : Impromptu Acoustic Performance
ポール・マッカートニー - NEW (歌詞・日本語訳付)
輸入盤も含めるとこの盤にはいくつかのヴァージョンが存在するが、私は発売直後にアマゾンで16曲入りの日本盤CD未開封中古を1,800円で買って聴きまくった。しかしポールの大阪公演から帰ってきた後、コーフンして寝つけずにはっぴを着てこのCDを聴いていたら(笑)さっきライヴで聴いた4曲が鮮明に蘇ってきて居ても立ってもいられなくなり CDで持っているにもかかわらずアナログLPもオーダーしたのだった。LP は当初の予定より少し発売が延びたものの、何とかクリスマス前に手元に届きホッと一安心、CDと比較してアナログらしい温かみのある、それでいてキメ細やかな音が聴けて大正解だった。180g重量盤というのが効いているのかもしれない。
リード・シングルの「ニュー」が1967年頃のビートルズを彷彿とさせる曲想だったことや各所で “バック・トゥ・ザ・ビートルズ・アルバム” という前宣伝がなされていたこともあり、この新作に対して自分の中では “60's回帰的なアルバム” という先入観があったのだが、A面1曲目に置かれたこの①「セイヴ・アス」を聴いてそんな予想は見事に打ち砕かれた。突き刺さってくるようなエッジの効いたイントロから一気呵成に突っ走るアッパーなノリにビックリ(゜o゜) 何とエネルギーに満ちたアグレッシヴなサウンドだろう! 60's回帰どころか現役感バリバリだ。楽曲の完成度云々よりもまずはライヴを想定した音作りを優先した潔さ... 日本公演でもミディアム・テンポのオープニング・ナンバー「エイト・デイズ・ア・ウィーク」から間髪を入れずにこの曲になだれ込むあたり、実に考え抜かれたセット・リストだなぁと感心させられた。 (つづく)
Paul McCartney - Save Us (New)
新年早々暗い話題になってしまったので気分を変えてここからはいつも通り音楽の話にいこう。年が変わってもポール・マッカートニー・アウト・ゼア祭りは相変わらず継続中。ポールといえば “はっぴ” 、そして新作のタイトルもズバリ「ニュー」とくれば、これはもう “ア・はっぴ・|||三|||・イヤー” ということで、新年第1回目のエントリーは「ニュー」をおいて他に考えられない (でしょ?)
この新作のことを知ったのは8月末、ちょうど大阪公演の会場だけが決まらずに悶々としていた頃のことだったが、PAULMcCARTNEY.COM から不定期に送られてくるお知らせメールの中で新曲「ニュー」が聴け(←昔のことを考えると随分便利な世の中になりましたなぁ...)、まるでビートルズ時代の名曲「ペニー・レイン」と「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」をミックスした様なメロディー展開に大喜び... “10月中旬発売ということは11月のライヴで絶対コレ演ってくれるな~” と日本公演への期待はいやがうえにも高まったし、更に9月半ばにはバックステージでバンドのメンバー達と即興で演奏したアコースティック・ヴァージョンもネット公開され、我々ファンにポール絶好調を印象付けたのだった。
「ニュー」というシンプルな形容詞一発のタイトルは非常に新鮮でインパクトが強かったが、この曲の歌詞を読むと “You came along, then we were new~♪(君が現れて僕らには新しい世界が開けたんだ)” や “We can do what we want~♪(僕らは何でもやりたいようにできるんだよ)”、“We've got nothing to lose~♪(今の僕らに失うものなんて何もないさ)” などポジティヴなラインが並んでおり、ナンシーさんという素敵な伴侶を得たポールが心身共に充実し、ヤル気に満ちていることがよく分かる。キャッチーなメロディーにポジティヴな歌詞を乗せて聴く者をハッピーな気持ちにさせてくれる、まさにマッカートニー・ミュージックの真骨頂といえる1曲だ。
Paul McCartney 'New' : Impromptu Acoustic Performance
ポール・マッカートニー - NEW (歌詞・日本語訳付)
輸入盤も含めるとこの盤にはいくつかのヴァージョンが存在するが、私は発売直後にアマゾンで16曲入りの日本盤CD未開封中古を1,800円で買って聴きまくった。しかしポールの大阪公演から帰ってきた後、コーフンして寝つけずにはっぴを着てこのCDを聴いていたら(笑)さっきライヴで聴いた4曲が鮮明に蘇ってきて居ても立ってもいられなくなり CDで持っているにもかかわらずアナログLPもオーダーしたのだった。LP は当初の予定より少し発売が延びたものの、何とかクリスマス前に手元に届きホッと一安心、CDと比較してアナログらしい温かみのある、それでいてキメ細やかな音が聴けて大正解だった。180g重量盤というのが効いているのかもしれない。
リード・シングルの「ニュー」が1967年頃のビートルズを彷彿とさせる曲想だったことや各所で “バック・トゥ・ザ・ビートルズ・アルバム” という前宣伝がなされていたこともあり、この新作に対して自分の中では “60's回帰的なアルバム” という先入観があったのだが、A面1曲目に置かれたこの①「セイヴ・アス」を聴いてそんな予想は見事に打ち砕かれた。突き刺さってくるようなエッジの効いたイントロから一気呵成に突っ走るアッパーなノリにビックリ(゜o゜) 何とエネルギーに満ちたアグレッシヴなサウンドだろう! 60's回帰どころか現役感バリバリだ。楽曲の完成度云々よりもまずはライヴを想定した音作りを優先した潔さ... 日本公演でもミディアム・テンポのオープニング・ナンバー「エイト・デイズ・ア・ウィーク」から間髪を入れずにこの曲になだれ込むあたり、実に考え抜かれたセット・リストだなぁと感心させられた。 (つづく)
Paul McCartney - Save Us (New)
今年もコメント入れさせて頂きます。
ビートルズ回帰は宣伝文句だから仕方がないと思いますが、NEWはビートルズ回帰もありバリバリの新しいサウンドもおありでまったく凄いものです。
確かにツアーで演奏した4曲を聴くとあの感動が蘇りますね。
71才にしてまだ新しい曲がどんどん生み出されていくのですから驚きです。
続きを楽しみにしています。
今年もよろしくお願いします。
おっしゃるようにこの「NEW」は新しいサウンドを随所に取り入れた意欲的なアルバムになってますね。
それでいてちゃーんとツボを押さえて旧来のファンを満足させる1枚になってるんですからさすがです。
日本公演で演奏した4曲を聴くとライヴの感動が鮮明に蘇ってきますよね。
コンサート行ってこれほどアフター・ライヴを楽しんでるのは今回が初めてです。
まだまだポール祭り続きそうなんですが、よろしくお付き合いください。