先週は日本中が侍JAPANのWBC優勝で大いに盛り上がったが、私もご多分に漏れずワールドカップの時と同様にミーハー根性丸出しで思いっきり楽しませてもらった。今回のWBCでは面白い出来事が一杯あったが、私としては日本人が世界一になったという事実が何よりも嬉しかったし、準決勝のメキシコ戦と決勝のアメリカ戦は私のような “にわか” ファンをもテレビに釘付けにするくらい緊張感に溢れた良い試合だったと思う。それにしても大谷選手って、あの若さで歴史に名を残すレジェンドになったというのが何よりも凄いですな。日本人の誇りですわ。
とにかくどの試合も見どころ満載で記憶に残る名シーンが目白押しだったが、中でも個人的に一番気に入っているのが優勝決定後にヌートバー選手のオカンがインタビュー中に大魔神佐々木に会えて感激のあまり卒倒するシーン(笑)で、ヘタなリアクション芸人を遥かに凌ぐ面白さ。 “はい、大魔神です” っていう佐々木の返しもオモロかったし、ヌーママの “やぁだぁ~” の陽キャ全開ぶりにも大笑いさせてもらった。
ヌートバー母、生放送中に卒倒する
このようにWBC狂騒曲で大フィーバーした日々も終わり、仕事の残務整理も一段落したこともあって、今は朝から晩までレコード三昧の贅沢な生活を満喫している。このブログでは前回に引き続き、お気に入りのグルーヴ歌謡名盤シングルを大特集。
③小山ルミ「グット,,がまんして!!」(1970.10)
小山ルミは私にとってまさに “クイーン・オブ・カルト歌謡” と言ってもいい存在で大好きな歌手の1人なのだが、彼女の一番の強みはそのヘタウマ歌唱(?)と相性抜群のキャッチーな楽曲に恵まれたことではないか。たとえばこの「グット,, がまんして!!」、コミカルさを前面に押し出しながらキュートでダンサブルなシュビドゥビサイケビート歌謡に仕上がっており、何度聴いても飽きない魅力に溢れている。理屈抜きに楽しめるリズム歌謡として、“昭和歌謡ナイト” のようなゴーゴークラブ・ダンスパーティーで大受けすること間違いなしの逸品だ。尚、ほぼ同時期にグルーパーというガール・グループがシングルB面で出した「帰ろうかな」はこの曲と異名同曲なのだが、2枚を聴き比べてみると小山ルミ・ヴァージョンの完成度の高さがわかろうというものだ。それにしてもこんな挑発的なジャケットで「がまんして」はないでしょ?
小山ルミ「グット,,がまんして!!」1970
グルーパー「帰ろうかな」
④松島トモ子「コーヒーと仔犬」(1971.2)
松島トモ子と言えば “テレビの企画か何かでライオンに噛まれた女優” という色物タレント的な存在だと思っていたので、昭和歌謡のシングル盤を色々と聴き漁っていく中で見つけたこの「コーヒーと仔犬」というシングルを聴いて驚倒した。めちゃくちゃ良いではないか! 作曲したのは山本リンダやピンクレディーで大ブームを巻き起こした都倉俊一で、この曲も彼が得意とする “簡単にリズムに乗っていける” ダンス・チューンになっており、ショッキング・ブルーの「Venus」からアダプトしてきたようなグルーヴで聴く者をグイグイ引き込んでいく。ジャケット・アートワークの色使いもめちゃくちゃ気に入っている。
松島トモ子 / コーヒーと仔犬
⑤篠ヒロコ「私あぶないの」(1971.8)
篠ヒロコというと一般的には女優さんのイメージが強いかもしれないが、私は歌手としての彼女の大ファンで、彼女こそ昭和ガールズ歌謡史上最も過小評価されているシンガーの1人だと思っている。特に初期のシングルは素晴らしく、全くと言っていいほど売れなかったようだが私は超の付く愛聴盤として溺愛している。この「私あぶないの」もそんな1枚で、YouTubeで初めて聴いてすぐに気に入り、ヤフオクやメルカリで探してみても全然出てこない。やっとのことでディスクユニオンの通販で見つけた時は大喜びしたものだが、商品説明のところに “サニーファイブ盗作回収盤” とあったので、回収盤なら世間に出回っている数が少ないのもしゃあないと納得。好奇心に釣られてサニーファイブ盤も入手して聴いてみたが、ほとんど同じメロディー展開で笑ってしまった。どちらもいずみたくが作曲しているのだが、自分で自分の作品をパクるのは “使い回し” やのうて “盗作” になるとは知らなんだ。ただ、「My Sweet Lord」や「Come Together」と同様、盗作と言われようが何と言われようがこのレコードの素晴らしさに変わりは無く、彼女のエモーショナルなヴォーカルが存分に楽しめる名曲だと思う。
篠ヒロコ / 私あぶないの
ザ・サニー・ファイブ / 太陽のジュディー
とにかくどの試合も見どころ満載で記憶に残る名シーンが目白押しだったが、中でも個人的に一番気に入っているのが優勝決定後にヌートバー選手のオカンがインタビュー中に大魔神佐々木に会えて感激のあまり卒倒するシーン(笑)で、ヘタなリアクション芸人を遥かに凌ぐ面白さ。 “はい、大魔神です” っていう佐々木の返しもオモロかったし、ヌーママの “やぁだぁ~” の陽キャ全開ぶりにも大笑いさせてもらった。
ヌートバー母、生放送中に卒倒する
このようにWBC狂騒曲で大フィーバーした日々も終わり、仕事の残務整理も一段落したこともあって、今は朝から晩までレコード三昧の贅沢な生活を満喫している。このブログでは前回に引き続き、お気に入りのグルーヴ歌謡名盤シングルを大特集。
③小山ルミ「グット,,がまんして!!」(1970.10)
小山ルミは私にとってまさに “クイーン・オブ・カルト歌謡” と言ってもいい存在で大好きな歌手の1人なのだが、彼女の一番の強みはそのヘタウマ歌唱(?)と相性抜群のキャッチーな楽曲に恵まれたことではないか。たとえばこの「グット,, がまんして!!」、コミカルさを前面に押し出しながらキュートでダンサブルなシュビドゥビサイケビート歌謡に仕上がっており、何度聴いても飽きない魅力に溢れている。理屈抜きに楽しめるリズム歌謡として、“昭和歌謡ナイト” のようなゴーゴークラブ・ダンスパーティーで大受けすること間違いなしの逸品だ。尚、ほぼ同時期にグルーパーというガール・グループがシングルB面で出した「帰ろうかな」はこの曲と異名同曲なのだが、2枚を聴き比べてみると小山ルミ・ヴァージョンの完成度の高さがわかろうというものだ。それにしてもこんな挑発的なジャケットで「がまんして」はないでしょ?
小山ルミ「グット,,がまんして!!」1970
グルーパー「帰ろうかな」
④松島トモ子「コーヒーと仔犬」(1971.2)
松島トモ子と言えば “テレビの企画か何かでライオンに噛まれた女優” という色物タレント的な存在だと思っていたので、昭和歌謡のシングル盤を色々と聴き漁っていく中で見つけたこの「コーヒーと仔犬」というシングルを聴いて驚倒した。めちゃくちゃ良いではないか! 作曲したのは山本リンダやピンクレディーで大ブームを巻き起こした都倉俊一で、この曲も彼が得意とする “簡単にリズムに乗っていける” ダンス・チューンになっており、ショッキング・ブルーの「Venus」からアダプトしてきたようなグルーヴで聴く者をグイグイ引き込んでいく。ジャケット・アートワークの色使いもめちゃくちゃ気に入っている。
松島トモ子 / コーヒーと仔犬
⑤篠ヒロコ「私あぶないの」(1971.8)
篠ヒロコというと一般的には女優さんのイメージが強いかもしれないが、私は歌手としての彼女の大ファンで、彼女こそ昭和ガールズ歌謡史上最も過小評価されているシンガーの1人だと思っている。特に初期のシングルは素晴らしく、全くと言っていいほど売れなかったようだが私は超の付く愛聴盤として溺愛している。この「私あぶないの」もそんな1枚で、YouTubeで初めて聴いてすぐに気に入り、ヤフオクやメルカリで探してみても全然出てこない。やっとのことでディスクユニオンの通販で見つけた時は大喜びしたものだが、商品説明のところに “サニーファイブ盗作回収盤” とあったので、回収盤なら世間に出回っている数が少ないのもしゃあないと納得。好奇心に釣られてサニーファイブ盤も入手して聴いてみたが、ほとんど同じメロディー展開で笑ってしまった。どちらもいずみたくが作曲しているのだが、自分で自分の作品をパクるのは “使い回し” やのうて “盗作” になるとは知らなんだ。ただ、「My Sweet Lord」や「Come Together」と同様、盗作と言われようが何と言われようがこのレコードの素晴らしさに変わりは無く、彼女のエモーショナルなヴォーカルが存分に楽しめる名曲だと思う。
篠ヒロコ / 私あぶないの
ザ・サニー・ファイブ / 太陽のジュディー