各国盤蒐集が一段落した私が最近ハマっているのはこの前取り上げた初期ビートルズの “モノクロ映像のカラー化”シリーズ。ハリウッド・ボウルDVDで味をしめた私が次に目を付けたのが映画「A Hard Day’s Night」のソング・トラック・シーン(11曲)をすべてカラー化した「The Beatles In Color Vol. 2」というDVDだ。もちろんそれ以外にも1963年の10~12月に出演した3つのTV番組「Drop In」(4曲)、「Morecambe And Wise」(3曲)、「It’s TheBeatles」(4曲)の演奏シーンもカラー化されて入っている。国内盤LP「ステレオ!これがビートルズ Vol. 2」をパロった邦題「総天然色カラー!これがビートルズ Vol. 2」も遊び心があってニヤリとさせられた。
この前も書いたように、ビートルズ映画の中では内容的にこの「A Hard Day's Night」が一番出来が良いと思うのだが、如何せんモノクロ映像というのが私にとってのネックだった。しかし今回のカラー化によってまるで新たな生命が吹き込まれたかのように画面狭しと躍動する若きビートルズの姿が楽しめて私としては大喜びだ\(^o^)/ しかも元々の映像が35ミリフィルムの映画だけあって「Hollywood Bowl」よりも遥かに見やすい。これまで何百回観たか分からないくらい大好きな「A Hard Day's Night」冒頭のファンに追いかけられるシーンもカラーで見ると全然インパクトが違う。
カラー化の仕上がり具合で言うと、「If I Fell」と「She Loves You」の2曲が一番出来が良くて、ほぼ違和感なしに楽しむことが出来た。「I Should Have Known Better」と「Can't Buy Me Love」も少し落ちるが合格点だろう。逆に「And I Love Her」と「Tell Me Why」でメンバーの顔の一部が妖怪人間ベムみたいに青っぽくなるところはちょっと残念。まぁモノクロ映像で見るよりは遥かに見やすいので文句を言う筋合いではないのだが... 私にとっては80%以上の仕上がりのカラー映像の方が100%のモノクロ映像よりも遥かに親しみ易いのだ。
さて、こーなってくると曲の演奏シーンだけでなくこの映画全編をカラーで観たくなってくるのが人情というもの。円谷プロが大金をかけてハリウッドのスタジオに依頼して完成させた「総天然色ウルトラQ」のことは前回書いたが、円谷に出来てアップルに出来ないワケがないではないか。何とか私の目の黒いうちに、アップルが更に進んだテクノロジーを駆使して「A Hard Day's Night」のオフィシャル・カラー完全版を出してくれますよーに...
The Beatles - I Should Have Known Better (live) [colorized]
The Beatles - If I Fell (scene from AHDN , rare audio) [colorized]
The Beatles - I'm Happy Just To Dance With You (AHDN scene) [COLORIZED]
The Beatles - Tell Me Why (live) [colorized, better audio version linked below]
The Beatles- A Hard Day's Night- Movie (1964) "Can't buy me love" Scene COLORIZED
ついでに映画「A Hard Day's Night」以外の感想も書いておきたい。「Drop In」はスウェーデンの音楽番組で、ビートルズは1963年のスウェーデン・ツアー時にストックホルムのスタジオで「She Loves You」「Twist And Shout」「I Saw Her Standing There」「Long Tall Sally」の4曲を収録。カラー化の出来は90点ぐらいあげていいくらいのクオリティーで実に見やすい。それにしてもかぶりつきの超特等席でビートルズのライヴを拝めたファンは一生の思い出やろなぁ...
The Beatles - I Saw Her Standing There (Drop In TV show) [colorized]
The Beatles - Long Tall Sally (live Drop In Sweden show!) - [ UPSCALED HD *COLORIZED* ]
「Morecambe and Wise Show」はイギリスのコメディアンであるモーカムとワイズがホストを務めるテレビ・ショーで、ビートルズは「This Boy」「All My Loving」「I Want To Hold Your Hand」の3曲を披露。「All My Loving」を歌うポールを笑顔で見やりながらリッケンをかき鳴らすジョンがめちゃくちゃカッコイイヽ(^o^)丿 又、「Moonlight Bay」でカンカン帽と縦縞ジャケットに着替えてお笑いヴァラエティに付き合うビートルズの姿も親しみ易くて面白い。こちらもカラー化の出来は90点を超える出来ばえと言っていいと思う。
The Beatles - Morecambe and Wise Show 1963 (colorized)
「It's The Beatles」はリヴァプールのエンパイア・シアターでの演奏で、「I Want To Hold Your Hand」「Money」「Twist And Shout」「From Me To You」の4曲が収められている。真正面ではなくやや内側に向かって構えて歌い演奏しているジョンがカッコ良くて昔からこの映像は大好きだったのだが、それがカラーで見れるなんてホンマにありがたい。客席のファンが映る箇所は所々色調が変になるが(←別にどうでもエエけどね...)ステージ上のビートルズのカラー化は上記の2番組と同様に文句ナシの仕上がりだと思う。やっぱカラー映像で楽しむ初期ビートルズは最高やね(^o^)丿
The Beatles Money its the Beatles color
この前も書いたように、ビートルズ映画の中では内容的にこの「A Hard Day's Night」が一番出来が良いと思うのだが、如何せんモノクロ映像というのが私にとってのネックだった。しかし今回のカラー化によってまるで新たな生命が吹き込まれたかのように画面狭しと躍動する若きビートルズの姿が楽しめて私としては大喜びだ\(^o^)/ しかも元々の映像が35ミリフィルムの映画だけあって「Hollywood Bowl」よりも遥かに見やすい。これまで何百回観たか分からないくらい大好きな「A Hard Day's Night」冒頭のファンに追いかけられるシーンもカラーで見ると全然インパクトが違う。
カラー化の仕上がり具合で言うと、「If I Fell」と「She Loves You」の2曲が一番出来が良くて、ほぼ違和感なしに楽しむことが出来た。「I Should Have Known Better」と「Can't Buy Me Love」も少し落ちるが合格点だろう。逆に「And I Love Her」と「Tell Me Why」でメンバーの顔の一部が妖怪人間ベムみたいに青っぽくなるところはちょっと残念。まぁモノクロ映像で見るよりは遥かに見やすいので文句を言う筋合いではないのだが... 私にとっては80%以上の仕上がりのカラー映像の方が100%のモノクロ映像よりも遥かに親しみ易いのだ。
さて、こーなってくると曲の演奏シーンだけでなくこの映画全編をカラーで観たくなってくるのが人情というもの。円谷プロが大金をかけてハリウッドのスタジオに依頼して完成させた「総天然色ウルトラQ」のことは前回書いたが、円谷に出来てアップルに出来ないワケがないではないか。何とか私の目の黒いうちに、アップルが更に進んだテクノロジーを駆使して「A Hard Day's Night」のオフィシャル・カラー完全版を出してくれますよーに...
The Beatles - I Should Have Known Better (live) [colorized]
The Beatles - If I Fell (scene from AHDN , rare audio) [colorized]
The Beatles - I'm Happy Just To Dance With You (AHDN scene) [COLORIZED]
The Beatles - Tell Me Why (live) [colorized, better audio version linked below]
The Beatles- A Hard Day's Night- Movie (1964) "Can't buy me love" Scene COLORIZED
ついでに映画「A Hard Day's Night」以外の感想も書いておきたい。「Drop In」はスウェーデンの音楽番組で、ビートルズは1963年のスウェーデン・ツアー時にストックホルムのスタジオで「She Loves You」「Twist And Shout」「I Saw Her Standing There」「Long Tall Sally」の4曲を収録。カラー化の出来は90点ぐらいあげていいくらいのクオリティーで実に見やすい。それにしてもかぶりつきの超特等席でビートルズのライヴを拝めたファンは一生の思い出やろなぁ...
The Beatles - I Saw Her Standing There (Drop In TV show) [colorized]
The Beatles - Long Tall Sally (live Drop In Sweden show!) - [ UPSCALED HD *COLORIZED* ]
「Morecambe and Wise Show」はイギリスのコメディアンであるモーカムとワイズがホストを務めるテレビ・ショーで、ビートルズは「This Boy」「All My Loving」「I Want To Hold Your Hand」の3曲を披露。「All My Loving」を歌うポールを笑顔で見やりながらリッケンをかき鳴らすジョンがめちゃくちゃカッコイイヽ(^o^)丿 又、「Moonlight Bay」でカンカン帽と縦縞ジャケットに着替えてお笑いヴァラエティに付き合うビートルズの姿も親しみ易くて面白い。こちらもカラー化の出来は90点を超える出来ばえと言っていいと思う。
The Beatles - Morecambe and Wise Show 1963 (colorized)
「It's The Beatles」はリヴァプールのエンパイア・シアターでの演奏で、「I Want To Hold Your Hand」「Money」「Twist And Shout」「From Me To You」の4曲が収められている。真正面ではなくやや内側に向かって構えて歌い演奏しているジョンがカッコ良くて昔からこの映像は大好きだったのだが、それがカラーで見れるなんてホンマにありがたい。客席のファンが映る箇所は所々色調が変になるが(←別にどうでもエエけどね...)ステージ上のビートルズのカラー化は上記の2番組と同様に文句ナシの仕上がりだと思う。やっぱカラー映像で楽しむ初期ビートルズは最高やね(^o^)丿
The Beatles Money its the Beatles color