今日は我らがサー・ポール・マッカートニー73回目のバースデー。そしてバースデーと言えばもちろん武道館である。ということで何はさておきこの曲から。
Paul McCartney「Birthday」 28th April 2015 Nippon Budokan ポール マッカートニー武道館バースデー
では武道館ボックス特集パート3にいってみよう。ディスク1&2のマトリクス音源とディスク3&4の AUD 音源は共に文句なしの圧倒的な高音質盤で、ライヴ本編に関してはほぼ完璧と言っていいキラー・アイテムだということが分かった。残るは「日本武道館演習」と題されたサウンドチェック(以下SC)だ。
発売前に聴いたサンプル音源の「ペニー・レイン」はノイズはあるわ、音は歪んでるわで、 “このサンプル、絶対に何かの手違いやろ... いくら何でもこんな酷い音を1万円もするボックスに入れるわけないわ...” と自分に言い聞かせながら EV ボックスをオーダーし、 SC に対しては少なからぬ不安を抱きながらブツの到着を待っていた。あのノイズ、まさかそのまんまちゃうやろな...(>_<) それを今から聴くのだ。greenAPPLE盤と同じデザインの手抜きジャケットからディスク2を取り出す。他のSC盤でもそうだが、私はポール不在の前半部分には興味がないので、いつも “Good afternoon, soundcheckers!” とポールが登場する場面から聴くことにしている。
音が出てまず耳についたのが “ジー” という高周波ノイズだ。昔ウルトラセブンに出てきた宇宙人にこんな耳障りなノイズを出す奴がおったな...(>_<) SC は無音部分も少なくないのでコレは結構耳につく。さすがに演奏が始まって楽音が大きくなってからはそんなに目立たなくなるが、それでも高音部にジリジリとノイズが乗ってくるのは不快以外の何物でもない。特に “音楽は大音量で聴くべし” を旨とする私にとってこれは由々しき問題だ。
メーカー・インフォによると、“既発音源のいずれもが本来音響用ではない受信機材を用いて録音されたモノラル音源であるのに対して、本作はウィックスが使用しているのと同一の機材を使用して収録された極上音質のリアル・ステレオ音源” で、“低音から高音まで満遍なくナチュラルな質感で収録されたダイナミクス・レンジの広いサウンドは、本物の音響用の受信機材ならではの素晴らしい音質” とのことだが、一体どこをどう聴けばこれが “素晴らしい音質” に聞こえるというのだろう? 更に、言うに事欠いて “既発のモノラル音源(中音域が過度に持ち上げられたエグい音質なので、あまり聴きすぎると耳が壊れてしまいます。くれぐれもご注意を!笑)とのクオリティ差は歴然です!” などと自画自賛している。なるほど、確かにクオリティ差は歴然だ。ただし LH > T&J = APP >>>>> EV なのでくれぐれもご注意を...(笑)
音圧はそれなりにあるので、もし仮に他にSC音源が世に出ていなければこんな音でも “門外不出の武道館 SC をリリースするとは、さすがは EV” ということになったのだろうが、既に決定版と言える LH 盤を始め、T&J 盤や APP 盤など、モノラルとはいえ気持ち良く聴けるノイズレスな SC 音源が世に出ているのだ。何が悲しゅうてこんなノイズまみれの音を聴かねばならないというのか? そもそも後出しで負けてる EV って一体何なん?
中でも最悪だったのが「イッツ・ソー・イージー」だ。SC も後半に入り、不快な高周波ノイズにもようやく耳が慣れてきたと思ったら、曲が始まっていきなり “ジャリッ!” という大きなノイスがスピーカーから飛び出してきてビックリ...(゜o゜) いくらブートとは言え、よくもまぁこんな酷い音のままリリースしたものだと呆れてしまう。ギフトならまだしも、これでお金を取っちゃダメだ。「ダンス・トゥナイト」や「ブルーバード」もノイズが邪魔で気持ち良く音楽を楽しめない。EV にはオリジナル・ソースに拘らず、T&J のコピーでも何でもいいから、ちゃんとした音を聴かせてほしかった。ファンは出自が何であれ、ポールの歌を良い音で聴きたいのだ。そういう意味では LH やピカデリーはエライですな。
It's So Easy SC
Dance Tonight SC
このボックス、本編ライヴのマトリクス音源とオーディエンス録音は一生聴き続けたい大切な大切な宝物になったが、残念ながらこのSC盤の方はもう聴きたくない。まさにタンスの肥やしならぬ、CD 棚の肥やしである。EV お得意のフレーズを使って言うと “このステレオ SC 盤はゴミになります!”(←このネタ、分かる人には分かりますね?)ということになる。BF さん、ゴミ呼ばわりしてゴミんなさいm(__)m
ということで、3回にわたってレビューしてきたこの「武道館ボックス」、SC 盤の音の悪さや顧客をナメきった売り方etc 色々細かい不満はあるにせよ、少なくともライブ本編に関しては私の知る限り現時点でこれを超える音は存在しない。まさに “真打ち登場” の看板に偽りナシの高音質で、これなら十分に待った甲斐があると言える究極のアイテムだ。正直、ドーム・ボックスはもう要らんかな... と思い始めていたのだが、これだけクオリティーの高いサウンドを聞かされてしまうとそうも言っていられない。どうやら7月もポール関連アイテムで散財してしまいそうだ...(汗)
Paul McCartney「Birthday」 28th April 2015 Nippon Budokan ポール マッカートニー武道館バースデー
では武道館ボックス特集パート3にいってみよう。ディスク1&2のマトリクス音源とディスク3&4の AUD 音源は共に文句なしの圧倒的な高音質盤で、ライヴ本編に関してはほぼ完璧と言っていいキラー・アイテムだということが分かった。残るは「日本武道館演習」と題されたサウンドチェック(以下SC)だ。
発売前に聴いたサンプル音源の「ペニー・レイン」はノイズはあるわ、音は歪んでるわで、 “このサンプル、絶対に何かの手違いやろ... いくら何でもこんな酷い音を1万円もするボックスに入れるわけないわ...” と自分に言い聞かせながら EV ボックスをオーダーし、 SC に対しては少なからぬ不安を抱きながらブツの到着を待っていた。あのノイズ、まさかそのまんまちゃうやろな...(>_<) それを今から聴くのだ。greenAPPLE盤と同じデザインの手抜きジャケットからディスク2を取り出す。他のSC盤でもそうだが、私はポール不在の前半部分には興味がないので、いつも “Good afternoon, soundcheckers!” とポールが登場する場面から聴くことにしている。
音が出てまず耳についたのが “ジー” という高周波ノイズだ。昔ウルトラセブンに出てきた宇宙人にこんな耳障りなノイズを出す奴がおったな...(>_<) SC は無音部分も少なくないのでコレは結構耳につく。さすがに演奏が始まって楽音が大きくなってからはそんなに目立たなくなるが、それでも高音部にジリジリとノイズが乗ってくるのは不快以外の何物でもない。特に “音楽は大音量で聴くべし” を旨とする私にとってこれは由々しき問題だ。
メーカー・インフォによると、“既発音源のいずれもが本来音響用ではない受信機材を用いて録音されたモノラル音源であるのに対して、本作はウィックスが使用しているのと同一の機材を使用して収録された極上音質のリアル・ステレオ音源” で、“低音から高音まで満遍なくナチュラルな質感で収録されたダイナミクス・レンジの広いサウンドは、本物の音響用の受信機材ならではの素晴らしい音質” とのことだが、一体どこをどう聴けばこれが “素晴らしい音質” に聞こえるというのだろう? 更に、言うに事欠いて “既発のモノラル音源(中音域が過度に持ち上げられたエグい音質なので、あまり聴きすぎると耳が壊れてしまいます。くれぐれもご注意を!笑)とのクオリティ差は歴然です!” などと自画自賛している。なるほど、確かにクオリティ差は歴然だ。ただし LH > T&J = APP >>>>> EV なのでくれぐれもご注意を...(笑)
音圧はそれなりにあるので、もし仮に他にSC音源が世に出ていなければこんな音でも “門外不出の武道館 SC をリリースするとは、さすがは EV” ということになったのだろうが、既に決定版と言える LH 盤を始め、T&J 盤や APP 盤など、モノラルとはいえ気持ち良く聴けるノイズレスな SC 音源が世に出ているのだ。何が悲しゅうてこんなノイズまみれの音を聴かねばならないというのか? そもそも後出しで負けてる EV って一体何なん?
中でも最悪だったのが「イッツ・ソー・イージー」だ。SC も後半に入り、不快な高周波ノイズにもようやく耳が慣れてきたと思ったら、曲が始まっていきなり “ジャリッ!” という大きなノイスがスピーカーから飛び出してきてビックリ...(゜o゜) いくらブートとは言え、よくもまぁこんな酷い音のままリリースしたものだと呆れてしまう。ギフトならまだしも、これでお金を取っちゃダメだ。「ダンス・トゥナイト」や「ブルーバード」もノイズが邪魔で気持ち良く音楽を楽しめない。EV にはオリジナル・ソースに拘らず、T&J のコピーでも何でもいいから、ちゃんとした音を聴かせてほしかった。ファンは出自が何であれ、ポールの歌を良い音で聴きたいのだ。そういう意味では LH やピカデリーはエライですな。
It's So Easy SC
Dance Tonight SC
このボックス、本編ライヴのマトリクス音源とオーディエンス録音は一生聴き続けたい大切な大切な宝物になったが、残念ながらこのSC盤の方はもう聴きたくない。まさにタンスの肥やしならぬ、CD 棚の肥やしである。EV お得意のフレーズを使って言うと “このステレオ SC 盤はゴミになります!”(←このネタ、分かる人には分かりますね?)ということになる。BF さん、ゴミ呼ばわりしてゴミんなさいm(__)m
ということで、3回にわたってレビューしてきたこの「武道館ボックス」、SC 盤の音の悪さや顧客をナメきった売り方etc 色々細かい不満はあるにせよ、少なくともライブ本編に関しては私の知る限り現時点でこれを超える音は存在しない。まさに “真打ち登場” の看板に偽りナシの高音質で、これなら十分に待った甲斐があると言える究極のアイテムだ。正直、ドーム・ボックスはもう要らんかな... と思い始めていたのだが、これだけクオリティーの高いサウンドを聞かされてしまうとそうも言っていられない。どうやら7月もポール関連アイテムで散財してしまいそうだ...(汗)