前回取り上げた iHeart Radio Music Festival の2日後にあたる9月23日に、ポールは米ABC テレビのトーク&ライヴ番組「ジミー・キンメル・ライヴ」の企画で、何とハリウッド大通りを封鎖して作られた特設ステージでの路上ライヴを敢行、約1時間にわたって全15曲を熱唱し、ウェブキャストを通じてストリーミング放送されたのだが(←テレビ放送ではこの中から2曲が使われた...)、そのステージの模様をサウンドボード音源とプロショット映像で完全収録したのがこの「ハリウッド・ブールヴァード 2013」というDVDだ。
それにしても夜のハリウッド大通りのにぎやかなネオン・サイン(←当然ながらスポンサーのギネス・ビールのが一番目立ってます...)をバックに颯爽と歌い演奏するポールのカッコ良さを何と表現しよう? ハリウッドの夜景に溶け込んで燦然と輝く例の「NEW」ネオン・ライトのブルーも実に壮観だし、番組スタッフのカメラ・ワークも文句ナシの素晴らしさで、おなじみのセットリストの曲であってもこれらの視覚的効果のおかげで新鮮に観れるのが嬉しい。
ポールの屋外ライヴといえば、最近では2009年にニューヨークのエド・サリヴァン・シアター入口のひさしの上で行ったギグ(←「グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ」の DVD に収録)がインパクト抜群だったが、今回のはあれよりも遥かに大規模な特設ステージになっている。とにかく「レット・イット・ビー」のルーフトップ・セッションが脳内に刷り込まれているポール・ファンとしては “屋外ライヴ” というだけで胸熱になれるのだ(^.^)
この日は iHeartRadio の時と同じくニュー・アルバムのプロモーションを兼ねてのライヴということで新たに「NEW」からの3曲がセットインしているが、何よりも注目すべきはアッパーな曲を中心に構成されたセットリストだ。夏のツアーまでオープニング・ナンバーだったミディアム・テンポの「エイト・デイズ・ア・ウイーク」を①「マジカル・ミステリー・ツアー」に差し替え、“Are you readyyyyy?” とオーディエンスを煽っておいて間髪を入れずに新曲②「セイヴ・アス」へとなだれ込むスリリングな展開がたまらんたまらん(≧▽≦)
ここで上着を脱いだポールの(←いわゆるひとつの big wardrobe change ですね...笑)“今日演る曲のうち2曲はテレビで放送されるけど、残りはすべて君たちのためのショーだよ(...and the rest is just for you!)という言葉にオーディエンスは大喜び。③「ジュニアズ・ファーム」、④「ジェット」とウイングス時代の名曲を熱唱するポールに惚れ惚れする。特にこの「ジェット」の気合いの入りようは凄まじく、ポールの好調ぶりが画面を通してビンビン伝わってくる名演になっている。
ここからの2曲はテレビの本放送で使われた⑤「ニュー」と⑥「レディ・マドンナ」だ。アッパーな曲の4連発で盛り上げておき、満を持して新曲にいくところがニクイねぇ...(^.^) オーディエンスのレスポンスも上々だ。右から左へ軽快に流れるようにポールを捉えたカメラ・ワークも素晴らしい。やっぱり手ブレのないプロ・ショットはエエなぁ...(笑) 「ニュー」を歌い終え、“新曲の「NEW」でした。次はそんなに新しくはない(not quite so new)曲です。” とウィットの効いた MC をはさんでポールが「レディ・マドンナ」のイントロを弾き始める瞬間がたまらなく好きだ(^o^)丿
再びヴァイオリン・ベースを手にしたポールは “テレビはここまで。ココから先は僕らだけで楽しもうよ!” と煽っておいて⑦「バースデー」に突入。2013年アウト・ゼア・ツアーでは演っていなかったこの曲をこの日に限って敢えて復活させたあたりにポールの狙いが見えるのではないだろうか。
ここでアコギに持ち替えて⑧「アナザー・デイ」、オーディエンスはすっかりポール・ワールドに浸っている。続いては新曲の⑨「エヴリバディ・アウト・ゼア」... 曲を歌い終えた後、“That's your bit, for your future reference.” と言ってオーディエンスに例の “ウォオオオゥ♪” の繰り返しを促し(←福岡や東京公演でやってましたねー)、ようやく形になってきたところで “You got it. That's too late now.” と言って笑いを取るところがいかにもポールらしい。 “次の曲はOK, now you!って合図したら一緒に歌って欲しいんだ。” と言って歌い始めたのはご存じ⑩「オブラディ・オブラダ」、楽しかった日本公演を思い出すなぁ...(≧▽≦)
ショーも後半に突入して⑪「バンド・オン・ザ・ラン」、⑫「バック・イン・ザ・USSR」、⑬「デイ・トリッパー」とビートルズ時代やウイングス時代のヒット曲をこれでもかとばかりにつるべ打ち。疾走系チューンの波状攻撃で一気呵成にたたみかけ、最後の最後に⑭「レット・イット・ビー」、そしてお約束の⑮「ヘイ・ジュード」で締めくくるという盤石のショーにハリウッド・ブールヴァードを埋め尽くしたオーディエンスは大コーフンだ。
約1時間という限られた時間の中でアッパーな曲を中心に繰り広げられたこの日のステージは、ポールが9~10月に行った様々なプロモーション・ライヴの中でも屈指の出来と言っても決して過言ではない。プロショットの高画質とサウンドボードの高音質で絶好調ポールの名曲名演が楽しめるこのブート DVD はオフィシャル・リリースにも値する逸品だと思う。
Paul McCartney Live Stream 092413
それにしても夜のハリウッド大通りのにぎやかなネオン・サイン(←当然ながらスポンサーのギネス・ビールのが一番目立ってます...)をバックに颯爽と歌い演奏するポールのカッコ良さを何と表現しよう? ハリウッドの夜景に溶け込んで燦然と輝く例の「NEW」ネオン・ライトのブルーも実に壮観だし、番組スタッフのカメラ・ワークも文句ナシの素晴らしさで、おなじみのセットリストの曲であってもこれらの視覚的効果のおかげで新鮮に観れるのが嬉しい。
ポールの屋外ライヴといえば、最近では2009年にニューヨークのエド・サリヴァン・シアター入口のひさしの上で行ったギグ(←「グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ」の DVD に収録)がインパクト抜群だったが、今回のはあれよりも遥かに大規模な特設ステージになっている。とにかく「レット・イット・ビー」のルーフトップ・セッションが脳内に刷り込まれているポール・ファンとしては “屋外ライヴ” というだけで胸熱になれるのだ(^.^)
この日は iHeartRadio の時と同じくニュー・アルバムのプロモーションを兼ねてのライヴということで新たに「NEW」からの3曲がセットインしているが、何よりも注目すべきはアッパーな曲を中心に構成されたセットリストだ。夏のツアーまでオープニング・ナンバーだったミディアム・テンポの「エイト・デイズ・ア・ウイーク」を①「マジカル・ミステリー・ツアー」に差し替え、“Are you readyyyyy?” とオーディエンスを煽っておいて間髪を入れずに新曲②「セイヴ・アス」へとなだれ込むスリリングな展開がたまらんたまらん(≧▽≦)
ここで上着を脱いだポールの(←いわゆるひとつの big wardrobe change ですね...笑)“今日演る曲のうち2曲はテレビで放送されるけど、残りはすべて君たちのためのショーだよ(...and the rest is just for you!)という言葉にオーディエンスは大喜び。③「ジュニアズ・ファーム」、④「ジェット」とウイングス時代の名曲を熱唱するポールに惚れ惚れする。特にこの「ジェット」の気合いの入りようは凄まじく、ポールの好調ぶりが画面を通してビンビン伝わってくる名演になっている。
ここからの2曲はテレビの本放送で使われた⑤「ニュー」と⑥「レディ・マドンナ」だ。アッパーな曲の4連発で盛り上げておき、満を持して新曲にいくところがニクイねぇ...(^.^) オーディエンスのレスポンスも上々だ。右から左へ軽快に流れるようにポールを捉えたカメラ・ワークも素晴らしい。やっぱり手ブレのないプロ・ショットはエエなぁ...(笑) 「ニュー」を歌い終え、“新曲の「NEW」でした。次はそんなに新しくはない(not quite so new)曲です。” とウィットの効いた MC をはさんでポールが「レディ・マドンナ」のイントロを弾き始める瞬間がたまらなく好きだ(^o^)丿
再びヴァイオリン・ベースを手にしたポールは “テレビはここまで。ココから先は僕らだけで楽しもうよ!” と煽っておいて⑦「バースデー」に突入。2013年アウト・ゼア・ツアーでは演っていなかったこの曲をこの日に限って敢えて復活させたあたりにポールの狙いが見えるのではないだろうか。
ここでアコギに持ち替えて⑧「アナザー・デイ」、オーディエンスはすっかりポール・ワールドに浸っている。続いては新曲の⑨「エヴリバディ・アウト・ゼア」... 曲を歌い終えた後、“That's your bit, for your future reference.” と言ってオーディエンスに例の “ウォオオオゥ♪” の繰り返しを促し(←福岡や東京公演でやってましたねー)、ようやく形になってきたところで “You got it. That's too late now.” と言って笑いを取るところがいかにもポールらしい。 “次の曲はOK, now you!って合図したら一緒に歌って欲しいんだ。” と言って歌い始めたのはご存じ⑩「オブラディ・オブラダ」、楽しかった日本公演を思い出すなぁ...(≧▽≦)
ショーも後半に突入して⑪「バンド・オン・ザ・ラン」、⑫「バック・イン・ザ・USSR」、⑬「デイ・トリッパー」とビートルズ時代やウイングス時代のヒット曲をこれでもかとばかりにつるべ打ち。疾走系チューンの波状攻撃で一気呵成にたたみかけ、最後の最後に⑭「レット・イット・ビー」、そしてお約束の⑮「ヘイ・ジュード」で締めくくるという盤石のショーにハリウッド・ブールヴァードを埋め尽くしたオーディエンスは大コーフンだ。
約1時間という限られた時間の中でアッパーな曲を中心に繰り広げられたこの日のステージは、ポールが9~10月に行った様々なプロモーション・ライヴの中でも屈指の出来と言っても決して過言ではない。プロショットの高画質とサウンドボードの高音質で絶好調ポールの名曲名演が楽しめるこのブート DVD はオフィシャル・リリースにも値する逸品だと思う。
Paul McCartney Live Stream 092413