shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

Now We Are New ~From New York To London~ [DVD] / Paul McCartney (Pt. 3)

2014-01-09 | Paul McCartney
 ディスク2後半では元スクイーズのキーボーディスト、ジュールズ・ホランドが司会を務める BBCの人気音楽番組「Later... with Jools Holland」に出演した時の映像が必見だ。さすがはミュージシャンだけあって音楽的に突っ込んだ質問を連発(“自分の書いた曲の中で一番のお気に入りは?”→「イエスタデイ」、“あなたの曲をカヴァーしたヴァージョンで好きなものは?”→ EW&Fの「ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」etc)、中でも “好きな作曲家は?” という質問に対してコール・ポーター、ホーギー・カーマイケル、スティーヴィー・ワンダーの3人を挙げていたのがいかにもポールらしいなぁと思った。
 そしていつものように「セイヴ・アス」、「ニュー」、「クイーニー・アイ」の新曲3曲を披露した後、番組のラストでは何とホストのジュールズが例のマジック・ピアノで「ゲット・バック」に参加、いつもとは一味違ったグルーヴを感じさせる演奏が楽しめる。これ、ホンマにエエですよ(^.^)
Paul McCartney - Get Back - Later... with Jools Holland - BBC Two HD


 BBC 1の「グラハム・ノートン・ショー」はごく普通のトーク番組で、ポールは他に4人のゲストと一緒に出演しているのだが、知らん人ばっかりで私的にはイマイチ面白くないし、大きな声と大袈裟な仕草で笑いを取ろうというホストの芸風も好きになれない。この番組は「ニュー」の演奏シーンだけで十分だ。
Paul McCartney New live : amazing performance Graham Norton 18 October 2013


 「リヴィング・ルーム・ツアー」というのはロンドンにある高層ホテルの一室で収録されたインタビュー映像で、ポールがインタビュアー相手に新作アルバムについて語っている。見所は何と言ってもポールがアコギで「アリゲイター」と「オン・マイ・ウェイ・トゥ・ワーク」を演奏するシーンで、数多く存在するプロモ映像の中でもこの2曲の生演奏が観れるのは私の知る限りこの番組だけだ。
 それと、ポールが “一番下の娘を学校へ送って行ったあと、午前中に曲を書いてお昼の12時になったらNYにいるナンシー(5時間の時差があるのでまだ朝の7時)に電話して彼女を起こし、その曲を聴いてもらうのがモチベーションになったんだ...(^.^)” と言ったのを聞いてインタビュアーが “(その年齢で)まだオンナのために曲を書いてるなんて、あなたはホントに音楽家の鑑ですよ!” と大爆笑するシーンが面白かった。
Bang & Olufsen presents 'The Living Room Tour': Alligator


 ロンドンのコベント・ガーデンでのサプライズ・ギグはタイムズ・スクエアで行ったのと同じ路上仮設ステージでのもので演奏曲目も新作アルバムからお馴染みの4曲(←「ニュー」は2回演奏)が選ばれている。NYでの路上ライヴは元々娘さんのステラのアイデアで、集まった人たちがスマホでギグを撮影してツイートすれば絶好のプロモーションになるだろうというのが彼女の狙いだったらしいが、実際にやってみるともの凄く楽しかったのでロンドンでもやることにしたということだ。
 その後にロンドンのHMVでのサイン会の模様が収録されているのだが、ポールと直に言葉を交わしCDにサインを貰っておまけに握手までできるなんて、ロンドンのファンがホンマに羨ましい!!! ポールを前に歓喜しているファンの姿を見て日本でも握手会やってほしかったなぁと思ったが、実際にポールを目の前にしたらきっと感極まってしまうやろなぁ... (≧▽≦)
Paul McCartney - Covent Garden gig and HMV Signing
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