一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

天守と桜 その3

2009-04-11 13:47:38 | 歴史


    桜吹雪の舞い散るなか、先日ようやく小田原北条の
    支城の一つであった玉縄城址を訪れた。
    (なんと、いつも行っている鎌倉の「猫の家」から
    さほど遠くないところにあったのだ)

    玉縄城は北条早雲が鎌倉時代からの名門である三浦
    一族をほろぼすためにつくった前線基地。
    高台にあって堅固なために、あの武田信玄も避けて
    通ったという城である。

    それも秀吉の小田原攻めによって跡形もなくつぶされた。
    現在は入口に写真のような石碑がたち、小高い山に
    のぼる諏訪壇(すわだん)という石段が残されている
    だけである。

    てっぺんからは藪の樹を通して鎌倉(大船より)の街
    が見下ろされる。
    ひとり城跡にたたずむと、戦国時代100年を駆け抜
    けた北条一門の叫びが聞こえそうな気がした。

    (跡地は清泉女学院の敷地になっているため、学校の
     受付で許可をもらわなければならない)
    
    

    

最新の画像もっと見る

コメントを投稿