桜吹雪の舞い散るなか、先日ようやく小田原北条の
支城の一つであった玉縄城址を訪れた。
(なんと、いつも行っている鎌倉の「猫の家」から
さほど遠くないところにあったのだ)
玉縄城は北条早雲が鎌倉時代からの名門である三浦
一族をほろぼすためにつくった前線基地。
高台にあって堅固なために、あの武田信玄も避けて
通ったという城である。
それも秀吉の小田原攻めによって跡形もなくつぶされた。
現在は入口に写真のような石碑がたち、小高い山に
のぼる諏訪壇(すわだん)という石段が残されている
だけである。
てっぺんからは藪の樹を通して鎌倉(大船より)の街
が見下ろされる。
ひとり城跡にたたずむと、戦国時代100年を駆け抜
けた北条一門の叫びが聞こえそうな気がした。
(跡地は清泉女学院の敷地になっているため、学校の
受付で許可をもらわなければならない)
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