今でも笑ってしまうのだが、
ここ(私の住んでいる所)では空き巣の
ことを「忍びの者」というらしい。
鎌倉全体がそうなのか、この地区だけの
ことなのか分からない。
暮れになったせいか、先日も
「忍びの者に注意!」
という回覧板が回ってきた。
伊賀の忍者ではあるまいし、
「忍びの者」とは……一体?
先住者に何人か聞いたが、誰も答えてはくれ
なかった。
「空き巣」と「忍びの者」とは違うのか。
回覧をじっくり読んでも区別がつかない。
字源によると
①「空き巣」とは家人の留守中に入って金品を
盗むこと
②「忍び込み」とは家人の就寝中に侵入し
窃盗する手口
③「居空き」とは空き巣とは異なり、家人の
在宅中に忍んで金品を盗むこと
とあり、明らかに違っていることは分かる。
しかし、この地区だけが②の就寝中に泥棒が
入るとは思えない。
これからすると一般的に「空き巣に注意!」
というところを「忍びの者(忍び込み)注意!」
といっているのだろう。
では何故、そういうようになったのか。
それは誰も答えてくれない。
今年もあと27日。
転びに注意!
車の運転に注意!
風邪にご用心!
無駄な買物に注意!
(特に食料品)
暴飲暴食に注意!
※ 電柱に貼ってある「忍び込み ご注意」