一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

歩くのが速い人は頭がいい?

2016-03-19 08:08:43 | 雑記


     頭の回転のはやい人は論理的で無駄がない。
     決断力があって情緒にはしらない。
     
     等々いわれるが、ある程度当たっていると思う。
    
     なぜならわが身を思うからで、
     私は優柔不断で、よくいえば慎重でもあるが、
     いつまでも決められない。
     ちっちゃなことでもずっと引きずって、ぐずぐず
     している。
     要するに合理的でないのだ。

     これにくわえ、自説だが、
     頭のいい人は歩くスピードが速い。

     先日、ショッキングなことがあった。

     私はこう見えて、歩くのが大好きで、普段
     車を使う分、歩ける時は極力歩くようにしている。

     夕方、たそがれ時で人の顔もさやかではない
     時刻であった。
     買物帰りでちょっと重たい荷物をリュックで
     背負い、足はスニーカー、両手はあいていた。
     つまり歩く態勢充分である。

     人ひとりがやっと通れそうな細い道、
     背後からスタスタ近づいてくる足音。
     そのリズムからして、てっきり男性だと思った。
     しばらく歩いていたが、どんどん距離は近くなる。
     私は先を譲ろうと思い、道をあけて「どうぞ」
     という体勢をとった。

     そしたらどうだろう。
     「お先に失礼します」
     とひょいと前に出たのは女性であった。
   
     しかも、どう見ても自分より数歳か十位年上
     の人である。
     ショックだった。

     しかもその女性はカジュアルな靴をはいて、
     手には重そうなスーパーの袋を下げている。

     何が違うのだろう。
     ピッチを合わせてみたが、さほど違わない。
     歩幅が大きいのだろう。
     さらにいえば、筋肉だ。
     筋肉がついているか否かによって、歩幅や
     歩くピッチが違ってくるに相違ない。

     しばらく尾(つ)いていこうと思って頑張った
     が、アホらしくてやめた。疲れた。
     スタスタ歩くスピードに尾いていけないので
     ある。

     結果として、前の女性はたちまち姿が見えなく
     なってしまった。

     そして私は、
     またも妄想、迷想?にふけりながら、亀のごとく
     ノタノタ歩くのであった。

     ああ、私の人生はたとえ長生きしたとしても、
     無駄の多いものになるに違いない。
     と今日も嘆息するのである。


     ※ 愛用のスニーカー
       天気が良かったので洗って干した。

     
   
     
     

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