一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

迷路

2017-06-03 07:18:24 | 雑記


      6月になった。
      関東地方の梅雨入りもまぢか。

      そう思ったら矢も盾もたまらなくなって
      先週末、朝から晴天で暑かったが
      日頃、歩けないところへ足を延ばして
      散策することにした。

      いつも散歩していて、
      この坂を昇ったらどこに行きつくのか、
      ここを曲がったらこの先はどうなっているのだろう、
      といった疑問が山積していたのである。

      (いつもは時間の都合で歩けなかった)

      カマクラは山坂が多い。
      つまりUP,DOWNがはげしくて、息が切れる。
  
      あるところでは坂を昇ったら、こんどは車も通れ
      ないような急な下り坂で、そんなところにも家が
      建っているのに驚いた。

      道の端に人間が一人歩けるくらいの階段がついて
      いるのだが、大雨や雪のときどうするのだろう、
      と心配するほど。

      坂を下ったどんづまりに家が一軒、その上にも
      家があって、周囲は森なのである。
      
      これじゃ、セールスマンも来ないだろう。
      物音といったら小鳥と木々のざわめきくらい。
      
      生活感がないところからすると、別荘か?

      ……にしても、買物に出るのにも不便だろう。

      少し上に行けば、子どももいるらしい人家が並んで
      いて、なぜかほっとした。


      別な道を曲がると、由比ヶ浜と江の島がのぞめる
      高台に出て、ああ、こう道はつながっているのか、
      と妙に感心した。
   
      つながってない道はない、と納得。

      もう一つ。
      ここは〇〇法人といった会社兼保養所みたいな
      高級住宅地なのだが、
      そこで珍しい苗字を見つけた。

      「十時」と書いて「ととき」さん。

      その真向いは「村雨」と書いて「むらさめ」さん。

      目下、「ととき」さんと「むらさめ」さんが私の頭
      の中を席巻している。


      ※ 上を見上げれば、やや濃い緑にかわりつつある
        樹木の梢(こずえ)
      
      

      

      

      

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