一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

彼岸と此岸

2013-09-21 20:49:10 | 行事


      昨日の中秋の名月は思わず手を合わ
      せたくなるほどの神々しさであった。
      (今日の月も見事である)

      ところで、20日は彼岸の入り。
      
      何かとバチあたりな私だが、
      日頃、困ったことがあると「神サマ仏サマ」
      と手を合わせるくせに、お彼岸だからと
      いってお墓参りにいくわけではない。
      (墓参りは気が向いたときにいくことに
       している)

      そもそも「彼岸」とは……?

      この世は「此岸(しがん)」で煩悩と迷い
      のある世界。
      それをある修行をすることによって、
      (「六波羅密(ろくはらみつ)という修行)
      悟りの世界にいくことができる。
      つまり「彼岸(ひがん)」の境地に達する
      という考え方らしい。

      実際には、ご承知のように、
      太陽が真東から昇って真西に沈み、
      昼と夜の長さが同じくなる春分の日と
      秋分の日を挟んで、
      前後3日間をお彼岸と呼んでいる。
  
      この期間に仏様の供養をすることで極楽浄
      土にいくことができると考えられてきたの
      だとか。

      しかし、地方ならいざ知らず、核家族の
      多い都会では仏事も簡素化されて、
      葬式でも直葬や家族葬といった「ジミ葬」
      が流行っているそうです。

      直葬とは通夜とか告別式をせずに直接
      火葬場にゆき、ごく身近な親族のみで
      おくる形式。
      (一人暮らしの高齢者で直葬を希望する
       人が多いそうです)

      家族葬は文字通り、子や孫をふくめた
      家族のみでおくる葬式。
      遠方の親戚や友人を呼ぶこともなく、
      日頃お付き合いのないご近所に迷惑を
      かけることもない。
      実際に私の聞くところでも年々、家族葬
      をやるケースが増えている。

      かくいう私も「ジミ葬」に大賛成。
      できれば葬式は悲しいものではなく、
      楽しいものであって欲しいと、ひそかに
      願っているのです。

      ※ 実りはじめた稲穂とヒガンバナ。
        今日、通りがかりに見た。

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