Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

生誕125年記念 篆刻家「園田湖城」

2011-01-27 01:12:22 | Weblog
篆刻面白いが展覧会芸術としては辛い。近代の文人的なものもあるんだな~ それっていつまで?いまでもちょっとはあるか。
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筆墨精神 中国書画の世界

2011-01-27 01:00:53 | Weblog
京都国立博物館 2011年1月8日~2月20日

 上野コレクション(朝日新聞社創業者の一人のコレクション 京博に寄贈)寄贈50周年記念。今も上野家にある名宝や旧蔵品も含めての展覧会。ひっそりと名品が展示されていた。個人的には法帖の体裁がたくさん見られたのがよかった。「書画」といいつつ書ばっか?と思わせてちゃんと絵画もあります。中国絵画と日本絵画は似てるけど違う、その違いってナニ?と思ったり。扇面はそういえば中国にもあるな。浦上玉堂をがっつり中国絵画と比べて展示したら面白そうだ。
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ウフィツィ美術館自画像コレクション

2011-01-25 23:39:32 | Weblog
東京会場は終了済み
国立国際美術館 2010年11月27日~2011年2月20日

 東京会場でも見ているのですが、大阪でしか出ないものも結構あるので見てきました。結構ロングラン。朝日新聞社としてはもっと人をいれるつもりだったんでしょうか、ずいぶんゆったりと展示してありました。点数は大阪の方が多いので(ただし東京だけのものもあった)こちらも見られる方はどうぞという感じ。画家の自画像または肖像というのは自己言及する絵画(彫刻もあるけど)であり画中画、トロンプルイユと結びつきやすいのだな。途中、通路にだまし絵的に廊下が続くような会場造作がしてあって面白かった。人寄り集まりて顔になる、は浮世絵にももちろんありますが、まあ洋モノならアルチンボルドですよね>会場解説
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ワイドビューの幕末絵師 貞秀

2011-01-25 23:30:34 | Weblog
神戸市立博物館 2010年12月11日~2011年2月13日

 大河ドラマ「龍馬伝」のオープニングに作品が使われた貞秀。歌川国貞の弟子。神奈川県博では展覧会したことがあります。神戸市立博物館のコレクションの母体となった池長コレクションだけで展覧会が成り立つ質量。所蔵品をちゃんと展示したいい展覧会。解説もちゃんとしてるし面白いキャッチ・コピーもついている。拡大画像や、どこから見た景色かしめすパネルとか(目は怖いけど)展示もちゃんとしてる。地図的な作品の検証も前からしてたし。そもそも貞秀の作品が面白い。歌川国芳みたいな面白さもあるし、吉田初三郎の先駆けみたいな感じも。私は画中画ぽいのが多くて気になった。図録は小さくて薄くて安い。全作品の画像はサムネイルみたいに載ってて、がんばってるなあというのと、こういうちゃんとした仕事にはちゃんとした図録を作れるような予算措置があってほしいなあとも思うのでした。
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成田山 江戸の書画展

2011-01-18 00:30:05 | Weblog
成田山書道美術館 2011年1月1日~2月27日

 成田山は初詣~節分に特に参詣者が多いのでそれに合わせてオーソドックスな名品展が行われる、と理解している。書もほーこの人はこういう字を書くのか、という感じだったのですが、絵が面白かった。「草摺引図屏風」ちょっと又兵衛風 伝応挙「雪中山水図屏風」、いまいち署名は不自然だし絵は気が抜けてるんだけど、応挙風でそれなりに時代はありそう。原在中「富士真景図」「在中七十古稀写」の署名あり。京博「伊勢湾真景図」の一年前か。洋風画ぽくもある、真景図のパターン。この手は谷文晁、淵上旭江とかも注文主の趣味の問題でもある。芳中なぞもあった。成田山の狩野派とか展覧会したら面白そう。新勝寺は浦上玉堂もあるのか~。豊彦作品は文化13年に新勝寺に入ってるという。いつどうやってその絵が入ったかもものによってはわかるのならますます面白そうな成田山新勝寺コレクションでした。
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成田屋・江戸人と成田不動展

2011-01-18 00:15:21 | Weblog
成田山平和大塔霊光殿 2010年12月15日~2011年3月28日 

 市川団十郎家と成田山は江戸の人気者どうし提携しているのです。成田山には団十郎関係のものが結構あってときどき展示しているのですが、今回は海老蔵・麻央の最新のもの(御本尊不動明王御宝前結婚)も加えて展示。結婚奉告お練りとか現代でもやってたんだ・・・・・・。企画したときには海老蔵があんなことになるとは思わなかったんでしょうね・・・・・・。必ずしも団十郎関係でない絵馬も文晁、雪旦、国芳、暁斎など出ていてよかったです。そういえば浮世絵師にも中国人物のオーダーがあったんだよなあと改めて。
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アルブレヒト・デューラー版画・素描展 ‐宗教・肖像・自然‐

2011-01-15 00:55:59 | Weblog
国立西洋美術館 2010年10月26日~2011年1月16日
 
 いい展覧会のはず、と思いつつ個人的な優先順位が低く会期終了間際になってしまった。芸大美術館の関連企画も見逃しちゃったよ。ちぇ。所蔵品にもひとまとまりあるデューラーの版画にメルボルン国立ヴィクトリア美術館のコレクションを加えて。凱旋門を版画で作るってあるんですね。ADがどこにどう入ってるかが気になる。デューラーって時代も存在も日本だと雪舟みたいな感じですかね。雪舟は版画はやってませんけど。
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琳派芸術―光悦・宗達から江戸琳派

2011-01-15 00:32:09 | Weblog
出光美術館
第1部 煌めく金の世界 2011年1月8日~2月6日
第2部 転生する美の世界 2011年2月11日~3月21日

 酒井抱一生誕250年をうたって琳派展乱立の今年。まあそれは口実で動員力のある琳派展(それもメジャーなやつね)をみんなやりたいんでしょう。お客さんは決定版の名品展のほうがいいかもしれんけどそうはいかないのです。出光美術館は所蔵品を基本に一部よそからも借りた展覧会。私は蓮が好きだな。宗達と狩野派も似てるときあるよね。桃山の名残としての宗達というのもありか。伊年印の草花図ももともとは草虫図なんだな~。しかし鳥とか動物とか少ないねえ。装飾草食? 梅の枝に目玉みたいな梅描くのはやっぱ若冲だけか。
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田崎草雲と奥原晴湖

2011-01-10 01:54:49 | Weblog
草雲美術館 2010年11月20日~2011年1月23日

 はじめて草雲作品をある程度まとめてみることができました。この人は長生きなので明治になっても活動してて、同世代でも早々に死んだ人とはなんとなく違って見えます。同じ系統の南北合宗仲間の中では品がいい気がする。奥原晴湖のほうがいままでそれなりに見る機会があった。まあどちらも多少冨岡鉄斎風なところもあるのでした。
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しあわせをひらく扇たち

2011-01-10 01:26:29 | Weblog
2010年11月13日~2011年1月16日

 吉澤家(と思われる)所蔵の江戸時代中期から近代の有名画家~無名画家の扇絵の展示。若冲「菜蟲譜」の修復前特別公開も1月5日から始まったので一緒に見てきました。室町時代に扇絵はプレパラートのように図像を広める働きがあったというけれど、江戸時代中期以降は、画帖、短冊と同じように自作美術全集作りの材料という気がします。で扇だと独立性もあるし(骨に張って1本1本にもなる)、画帖にも貼れる。短冊は字向きのものを絵にも使ってるという感じである。鴻池の扇絵展も去年あったし今扇が熱いのか?正体不明の抱静って絶対江戸琳派だよな・・・・・・ 大島来禽もよかった。「菜蟲譜」は高精細デジタル写真の公開もありました。別にピンボケするわけでもないのですが、今の「菜蟲譜」のサイズはおおむね野菜などの原寸大であの大きさがベストなのだと改めて思いました。オタマジャクシも微妙に水墨表現があるのに気づいた。
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